ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

コントラバスの松脂(続)

先日のコントラバスの松脂編の続編です。

 

新しいものを買ってみた

私がいま常用しているのはコルスタインのAW1個のみです。これにはだいぶ後ろ向きな理由があり、持っていたカールソンもポップスも、コルスタインのソフトすら、ぜんぶ無くしたんですよね。というわけで、コレではいかんと思って購入したのは下記。

 

rosin

※レアすぎてやはりAmazon先生には乗っておりませんでした。

鶴屋弓弦堂さんというコントラバス弓の専門店におじゃました際に、上記リンク先のOAK ROSINを進められて購入してみました。硬さはS,M,MH,Hの4つ。いつも利用しているコルスタインの感覚で最初はミディアム・ハードを購入しようかと思いましたが、「ハードがいい」という職人のおじさんの一言でそちらになりました。

 

感覚としては、さすがハードな松脂だけあって、最初から鳴らすのはなかなか大変。ただ、この松脂は1個で使うのではなく、先にねばい系の松脂を塗った後の仕上げとしてハードをつけるようです。するとあら不思議、音が遠くまで飛んで行くとのことでした。近場でボワボワと響かずに、遠くまで飛んで行く音。コンバス弾きとしてはある意味理想的な感覚なのかもしれません。

 

毛替えをした弓は利用するのはまだ先ですが、この松脂はさっそく近いうちに使ってみたいと思います。どの程度変わってくるのか、いまからその変化が楽しみです(^^)

 

(2014.7.16追記)

実際に早速使う機会がありましたので感じをレポートします。

白い厚紙の中に脂を入れただけ!ですので、一番最初に使うときはもったいないけどバキバキわって使いましょうね。

私のはハードでしたので、意外にたっぷりつけたのですが…なんということでしょう!ぜんぜん音が軽く遠くまで響いている感じがします。経験がある程度ある方以上なら、ネバいやつ+ハードの組み合わせは個人的に最強なんじゃないかと思います。

今回は、利用した弓がだいぶボロボロ(毛替えももう数年していないし、木も沿っていなくなってしまっているし)だったのでなんとも不安だったのですが、ここまで弾きやすさが変わると目からウロコです。2個めの選択肢として、もしくはSoloを弾いたりする上手な方向けに、ぜひどうぞ~。