ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

イヤホン~⑫Sony Aシリーズ試聴~

ようやくスカッと秋らしい晴れになりました。昨日一昨日はすごく寒く季節がまた一段階進んだ気がします。

今日はひさびさにイヤホンについて。

 

Sony3兄弟+1

私が(今は)ウキウキしながら待っているSonyウォークマンA10シリーズですが、こちらと併せて新製品のイヤホンが発表されています。Sonyの音は軽蔑していた私ですが、MDR-EX650-Bの時に「この値段でこの音ならいいかも」と思ってしまいうっかり購入してしまった過去があります。で、今回もどんなものか近くの某家電量販店に行き軽く試聴してみました。エージング等が済んでいない状態、かつ周りが騒がしい状態での試聴でしたので話半分ではありますが、とりあえずレビューしてみたいと思います。

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A1

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A1

 

まずは末っ子XBA-A1。中身はBAとダイナミックのハイブリッドです。以前のシリーズでH1という子もいましたが、それに比べるとより自然な聞かせ具合になりました。ちょっと中高音と低音のつながりが不自然かなぁと思う部分もありましたが、バランス的には一番Good。絶妙なブレンド感です。上位機種に比べると解像度は若干弱め。ただMP3であれば全く問題ないレベルです。通常のD型と比較すると精細感はこちらの方が上。そう考えるとお得なモデルかもしれません。あとは1.5万という価格に納得できるか。ライバルの多い価格帯だけに、一番悩むところかもしれませんね。ちなみに私はだいぶ気に入ったので、おそらくそのうち買います。(DAPはipodを利用しているので、Walkmanとの相性を考えてまだ触手を出しきれない自分がいます…)

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A2

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A2

 

次男坊XBA-A2。ここからSonyのハイレゾ対応というお墨付きがいただけるようになります。2個のBAとダイナミックのハイブリッド。一聴してXBA-A1との違いがわかるくらい解像度は上がります。これはハイレゾや非圧縮音源で聞かないともったいないレベルではあります。が、同時に膨らんでしまった低音域。ちょっとSonyさんの色が出ちゃったかなぁという残念感があります。そして、構造上これはしょうがないのですが、D型のコーンが耳の横でちょこーんと鎮座するこの独特のフォルム。XBA-A1だったらまだ大丈夫ですが、このレベルになるとちょっと目立ちます。若干の気恥ずかしさを感じてしまうのは私だけでしょうか…。 

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A3

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A3

 

 兄貴XBA-A3。D型コーンの円形部分はさらに大きくなり、形状もShure掛けになります。BA2機は変わりませんが、こちらのほうが完璧に解像度は上です。他者に対抗できるような製品に仕上げてきたと思います。が。低音域は更に大きくなりました。タイトではありますが、絶対的な音量という意味ではちょっと過多かなぁ。美味いところを突いているのですが、価格面でも高いしね…。

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-100

ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-100

 

 3兄弟の娘とでもいうのでしょうか。BA型1機のみを搭載しているXBA-100。ビジュアル的には大勝利です。耳にスポっとはまっていい耳障り。さて音は…残念ながら過去までのSonyのBA型1発機と特徴はさほど変わりません。精細感はそれなり、バランスは中高音よりで低音が少ない。前記種よりはちょっと低音が増えたかしら?というレベルではありますが、バランス的には良くも悪くもSonyのBAの音がします。通勤で電車を使う方とかしたらちょっと物足りないかも。そういう意味では、前機種(XBA-10/S)の方が安価で使いやすかったのかもしれません。今後値下がりしたらor見た目が気に入れば買いだと思います。 

 

私は当初XBA-100目当てで試聴したのですが、低音がイマイチ弱かったので断念。このレベルでしたら、他にもfinal audio design HeavenVとかZERO AUDIO カルボ シンゴロ ZH-BX510-CSとか良作いろいろありますし。ただ、ハイブリッドはちょっと美味いところついてきた感じです。期待も込めて、ワタシイチオシはXBA-A1ですね。しばらくしたらおそらく詳細レポートをあげると思いますので、これはこれでまた乞うご期待。