ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

イヤホン~⑮SENNHEISER CX300-2~

爆弾低気圧は、日本列島に大変な影響を与えていきました。道東では大変なことになっているようですが、遠くはなれているはずの首都圏でも私に影響を与えました。どうも低血圧なのはイケないですね。本当に昨日は横から縦になれずに一日が終わってしまいました。不安定なことこの上なし。

今日はこちらのカテゴリです。

SENNHEISER CX300-2 

【国内正規品】ゼンハイザー カナル型イヤホン クローム CX300-2 Chrome

【国内正規品】ゼンハイザー カナル型イヤホン クローム CX300-2 Chrome

 

むかーしむかし、イヤホンの泥沼にハマる前だった一人の少年がおりました。まだその当時少年はお金が少なく、でもなんとなく良い音で聞きたい、情報だけは集めるのが好きな人でした。まだ携帯はi-mode、インターネットはPCで、が当たり前の頃、日本製のイヤホンよりもコストパフォーマンスに優れるドイツ製品を発掘し、近場の大型家電量販店にわざわざ買いに行ったことがありました。それが私とSennheiserとのなれそめです。

ゼンハイザーのイヤホンといえば、このCX300-2も後継機、CX 3.00に移り変わるタイミングなのでそちらをレポートしたいのですがこのイヤホン、まだまだ高いです。そんなあなたは海外からの輸入はいかがでしょう?アメリカ相場だと旧製品扱いで$29!で購入できます。VATやら為替やら勘案すると4,000円くらい、それでもまだ日本で購入するより安いです。(お届け日数見込みよりも大幅に早く到着したのはご愛嬌ですが、それでも発注~到着まで10日くらいだったかな?)


というわけで、イヤホン地獄に陥った人が久々に聞くSennheiserの音、簡単レビューです。

  • ハウジングはかなり小さいです。耳への収まりはすっぽり。この点だけでも非常にGood。寝ホンとしても十分に対応できます。
  • イヤーピースはSMLがついてきます。これは一昔前に流行っていたかなり柔らかいタイプです。
  • 音域は普通です。かなりいろいろなレビューで先に述べられていますが、低音が若干多め。ただその低音はかなりタイトで下品というほどではありません。非常にうまく世界観をまとめている、といえるでしょう。
  • タッチノイズはほとんど乗りません。
  • キーポイントなのはU字型のケーブルです。この形一昔前は流行ってましたがいま殆ど見かけません。左右がすぐわかるのがとても有用だと思ったのですが。
  • 遮音性は普通です。ごく普通。
  • 音量も普通にとれます。これもかなり普通。
  • 音場を語れるレベルではありません。これもごくごく普通。強いてあげればスタジオの中、しかも少スタジオ、といった感じでしょうか。もっと言えば少スタジオの調整室くらい。
  • 精細感は…これが高級イヤホンと一番の違いでしょうね。ハイレゾで聞いてもMP3で聞いても全く一緒くらいです。そういった意味ではかなり普通。逆に言えばそこまで上を求めない方にはこのレベルで十二分ともいえます。もっと逆に言えば、コレ以上のレベルを求めるのであれば、もう一歩出費をしなければなりません。

昔からかなりレベルの高いイヤホンだと思っていましたが、それも今は昔(???)。音域は若干低音強めですが、それが世界観をうまくまとめています。この音で結構育った私としては、かなり心地よい世界観。まだハイレゾ音源が流行る前、オープンイヤー型からカナル型への過渡期だった時にこのイヤホンはベストチョイスだったかもしれません。(国内勢はかなり遅れをとった、ともいいます。)ただ、今比較すると確かにちょっと聴き劣りするのも確かです。1点だけ。それが精細感だと思います。D型といっても、同じゼンハイザーもIEシリーズにいけばもっと別世界が待っていますしね…。

ipod等の標準イヤホンからの付け替えであれば、ものすごい有益だと思います。わずか30ドルで購入できるのであれば、もうそれこそすぐ乗り換えするのを強くオススメできます。予算が限られている方やファーストステップとして乗り換える方であれば十分。私は携帯ゲーム機用のイヤホンやラジオ用のイヤホンとして頑張ってもらおうかなぁと思っています。

実はもう1本輸入してたりするのですが(そちらは更に安く手に入ったのですが、発送遅れで年内に到着するかどうか…)そちらのレビューは待て、次回。予想以上に良い品でした。Amazonベーシック カナル型 イヤホン マイク付 ブラック E200