ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

東京駅限定Suicaに思う

先週末から発熱してしまい、かなり火照った身体をどうにかすることで精一杯でした。なかなかついていないものです。どうせ発熱するんなら、もう少し年末年始とか、なんにもイベントが無いときに発熱してくれればいいのに。この週末はどこもかしこもイベント盛り沢山だったみたいですね。特にクリスマスイベント。ラジオもテレビも身の回りでもクリスマスに関しては異常な盛り上がりをみせるのはこの国ならではでしょうね~。滅んでしまえばいいのに!(ココだけの話)

本日もまだ体調が完調ではないので、ショートショートで失礼します。

一昨日(12/20)は東京駅開業100周年でした。鉄道ファンにとっては素直に喜ばしいことだったのですが、そこで発売された記念Suicaの販売方法やその段取りのお粗末さが各所でニュースになっていました。NHKでもニュースになっていたところをみるとちょっと波に乗り過ぎな感じもありますが。。。そんなことニュースにしなくても…。

しかし、実態はこのブログを拝見するとそれこそ阿鼻叫喚の地獄絵図だったようです。

限定デザインのSuica、やはりデザインが秀逸です。私も欲しいです。いやいや、それ以上に2点のもののミカタができると思います。

まず「並ぶ方」。最近とみによく叫ばれているのが「転売ヤー」の存在。限定モノ販売の場合、その半分以上が転売されているんじゃないかと思うことがよくあります。そして最近では拍車を掛けて海外からの流入組までいることがより事態を悪化(深刻化?)させていると思います。今回の行列、純粋にてっちゃんはどれ位いたのでしょうか?また、その中でどれ位の人々がお目当てのSuicaを手に入れられたでしょうか?子供連れのご家族なんかほとんど無理ゲーです。もはや限定モノはどこでも「手に入らない」ものになってきているのかもしれませんね。もはや並ぶ方も専門の「並び屋」みたいな職業で食べていけるだけのワザで成り立ちそうです。(それこそ、何かコツとかレシピとかがあって万能細胞を作ることができることができるような。)

そして今回の問題となっていると思われる「並ばせる方」。JRは駅員さんを総動員して警備にあたったようです。これだけの人気が出てしまったのは確かに想定外かもしれません。しかしながら、最近の鉄道ブームを少し甘く見過ぎた印象がないでしょうか。昔から私はコンサートやライブの裏方さんをよく目にする機会がありますし、実際に働く機会も多かったのですが、ちょっと今回の主催者側の見積は甘すぎた。そして危機対応能力は輪をかけて甘すぎた。彼らの本分は電車の安全運行であってイベンターではないのですから当然ですが、それなら最初から餅は餅屋に任せればよかったのに。なんでこんなこじらせイベント、自分から作り上げちゃったんでしょうね…。

これだけ情報化社会が発達する以前は、それこそ口コミや街角で情報を得るしか無い時代でした。それが今では瞬時にインターネット、スマホを利用して自分だけの情報を入手することができる時代になっています。ものを売る側、買う側どちらもどんどん「えげつなさ」が際立ってきている気がします。日本人の美徳をここで取り上げるつもりはありませんが、なんかちょっと情報化社会が進んだ今の世の中は、以前我々が想像した未来よりもすこしだけ生きにくくなってしまっちゃーいないか、と心配になってしまう今日このごろです。そしてその生きにくい世界を懸命に生きぬく術をうみだしていかなければならない、そうも思う私です。

そんな生きづらい世界は、クリスマス色一色。そんな中で私は一言。「バルス!」