ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

管楽器と顎関節症の関係

吹奏楽に関する、のっぴきならないニュースが出ていました。それに関する自分の所感と、症状を避けるための提案をいくばくか。

本日の駄文

首都圏は雪予報が出ていますね。今日は朝から良くない予報でしたが…。おかげさまで私の体調も下降気味です。わかりやすいと言えばそれまでですが、不自由な体調です…

管楽器と顎関節症の関係

今日Yahooニュースを見ていたら、放っておけない記事がありました。

中学生の吹奏楽部、管楽器担当者が診察を受けた結果、その3分の1が顎関節症ということでした。吹奏楽を長年やっているものとしてはゆゆしき自体です。そういえば、良く友人も体調を崩している人が多いです。というわけで、吹奏楽部はいますぐ退部させ、いま吹奏楽を辞められない状況の人は弦楽器に移行しましょう!

という、穿ったものの見方しかできないのか!という記事にしか見えないんですけど。相当な不快感。別に全国ニュースにしなくていいのに。絶対吹奏楽やったら身体に障害が残る可能性あるからってやめさせる親がでてくるだろうに。だったら、転ぶ可能性があるから陸上辞めたりとか、ボールが頭にぶつかるからという理由で野球辞めたりとかと一緒だよ。ホント失礼。

とはいえ、口(というか顎、かみ合わせの問題)は吹奏楽器には避けては通れない問題でもあり、内容への納得感もあったりする事実。木管楽器は構造上、リードとマウスピースをしっかり咥える必要があるため顎を使いますし、金管楽器は唇にマウスピースを押しつける関係上歯並びもずれることがあります。成長期に変な姿勢で過度に使ってしまうと、調子が悪くなる事だってあると思います。現に、金管楽器奏者は歯茎を気にしていたり、木管楽器奏者は顎を気にしたりしている光景をみることがあります。

じゃあどうするか、アドバイスとしては2つ。(繰り返しになりますが)

  • 過度な練習、無理な練習は避ける。大変難しいし、強豪校ではどだい無理な話ですが、吹きすぎて自分の体調を崩すくらいなら吹かない勇気も必要。本番前は軽い練習で終わる学校も多いです。徐々に身体と口を慣らしていけば、深刻になる前にどうにかなることが多いです。
  • きちんとした指導者について習う。金管楽器はマウスピースを唇に押しつけがちになる傾向があり、木管楽器は口を締めすぎる傾向にあります。音を出そうとして過度な力がかかってしまうと、身体は悲鳴を上げます。そんなに無理しなくても音が出るコツを、上手い人ほど知ってます。なるべくたくさんのコツを習うことで、楽器も上手くなるし楽に吹けるようになります。街の楽器屋さんでも意外と先生はたくさんいるもの。先輩だって先生ですし、プロの奏者や音大生でもいいです。今時ネットだっていいですよね。

いまはアンサンブルコンテストも終わり、シーズンオフの学校も多いはず。卒業式や入学式でいい演奏ができるよう、練習がんばってくださいね~。