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ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

イヤホン~㉑Shure SE215~

イヤホンに興味のある人が必ず(?)通る道、SE215。その音はあくまでモニターライクでフラット。確かに良い音なのですが、反面面白味に欠けると感じる人もいるかもしれません。

本日の駄文

ほぼ毎日のようにAmazonから送られてくる、細々としたもの。いったい私はどれだけ運送屋さんと仲良しになんでしょう。同じ境遇の有名人の方がいました。TBSラジオで絶賛放送中、ザ・トップ5の木曜コメンテーター・小説家にして劇作家の本谷有希子さん。かわいい外見、声としっかりとした考えをお持ちの方ですが、Amazonで多い時に週5品物が届くそうです。ただ反省もしているようで、「モノを買うということは、自分でその自由を捨ててしまっているという事実に気がついていないだけ。モノがあるとそれに縛られて生活しなきゃいけなくなる」とおっしゃっていました。まさに目からウロコですね。この言葉を心に刻みつつ、またAmazonをポチる生活に戻るのでしょうか。私も。

イヤホン~㉑Shure SE215~

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE215 クリアー SE215-CL-J

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE215 クリアー SE215-CL-J

 

前回ご紹介したMomentumがかなりお気に入りになり、しばらくはそのまま過ごそうと思っています。が、一本未開封だったイヤホン。それが今回のShure SE215です。この機種、マニアへの階段を登る際の登竜門的存在でずぅ~っとあり続けるのですが、試聴した感じいまいちピンとこなかったんです。今回捕獲するきっかけになったのは、値上げ。最近の円安傾向の煽りを受け、海外メーカー製が軒並み値上げ、追随して国内メーカーも値上げ、という悲しい連鎖に陥っています。その値上げの先頭を切ったShure。20%近く値上げするアナウンスがあり、慌てて捕獲して聞いてみよう、ということになったのでした。(この時はまだ8,000円前後で購入出来ました)

  • ハウジングは、Shure。良くも悪くもこの形。よって装用方法はいわゆる「Shure掛け」になります。舞台上でアーティストの方々がよくやっている方法です。まずこの洗礼を受けないとShureは通過できません。数年前までこれが嫌で嫌でShure避けていたのですが、今はすんなり受け入れられてしまう私…。
  • イヤーピースは標準ではコンプライ(耳栓によくある、スポンジ状のもの)がついてきます。
  • 音域は、フラット。本当にフラット。低音も高音もまんべんなく、余計な色は現れません。
  • タッチノイズはそれほど気になりません。ケーブルは透明、若干剛性感があり、ばいーんとなります。Shure掛けするときは耳元でワイヤーもあります。そして忘れちゃいけないリケーブル対応。ケーブル着脱が可能になることで、ケーブルが断線したり、好みの音にしたりすることができます。(純正ケーブルは6,000円くらいしたはずです、ipodリモコン付きのケーブルもあります。)
  • 遮音性は良好。さすがコンプライ。
  • 音量はけっこう取れます。
  • 音場は広め。というか、ミキシング環境や録音状態によるのかもしれません。
  • 精細感はまずまず。ハイレゾまで聞き分けられるかどうか、といったあたり。この辺は価格なりといったところでしょうか。D型という観点では結構いい線行っています。

なんだ、Momentumとそれほど変わらない総評じゃないか、という貴方、この観点では、ある意味正解です。でも大きく違う点が、その音作り。MomentumはSennheiserの音作りをしているのに対し、Shureはあくまでもクリエイター側に寄り添っている気がします。音を正確に伝える。その心意気はイヤホンにも一貫していて、変に低音域が大きかったり高音域がキラキラしていたりしません。とにかく正確。Bassのモニタリングがしやすい曲があったり、Voが引っ込んでいる曲がベストバランスになったり。アニソンは音が厚めに書かれている曲が多く、バッキングの音でごまかしているように感じていた曲も、このイヤホンなら全て等しく聞こえます。これは新たな発見。

しかしながら、≒つまらない、という人もいるでしょう。私はそういう人かもしれません。ステージ上でモニターとして装着するならShureかもですが、毎日の通勤時間に使うには、音楽の「楽しさ」が若干スポイルされている感覚も否めません。(かといって味付け強すぎ、というのも如何なものかと思うので、その匙加減が難しいのですが…)その点で、SE215SPEの方が楽しいのかもしれませんね。ここは完全な好みです。

新しい視野を広げるという意味では、貴重な1本でした。が、万人受けするかどうかという観点では…う~ん。「Shure掛けが必要」というハードルの高さも相まって、なかなか考えさせられるところです。

ちなみに、ShureはエントリーモデルとしてSE112もあります。Shure掛けしなくても済み、価格的にも安いにもかかわらず、市場では聴き比べてSE215を選ぶ人が多いそうです。やはり、イヤホンのボリュームゾーンは1万円前後が一番コストパフォーマンスに優れているんでしょうね。

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性エントリーイヤホン SE112 グレー SE112GR-A