ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

響け!ユーフォニアム 第1回

私が勝手に期待を込めていた「響け!ユーフォニアム」。第1回を見て内容が散々だったらこき下ろそうかと思っていたのですが、なかなかどうして。演奏的にも内容的にも次に繋がるえーハナシでした。

本日の駄文

今日は雨の一日ですね。すごい外にでるのが億劫な感じ…。寒いし…。いったい桜の開花はどこいったんでしょうね…

響け!ユーフォニアム 第1回「ようこそハイスクール」

私は基本的にテレビの、しかも連続モノを見ない主義です。なぜって、続きが気になる場合はずーっとテレビに時間を占領されてしまうから。そんな理由でドラマは今まであまり見たことがなく、アニメもあまり見ません。個人的な興味がある場合をのぞいて。

で、このアニメです。まさかの京アニ(京都アニメーション:けいおん!と同じ会社です)作品でこの原作をやってくれるとは!ということで、理由なく見ました。昨日録画で。いやさぁ、やっぱり最初の一歩を踏み出すのって大変じゃないですか…で、レビューです。あいも変わらず元吹奏楽部員の偏見に満ちた感想になっております。ご容赦のほど。ついでに私は原作読んでいません。

  • 桜の描写が多かったなぁという印象です。さすが京アニ。絵作りは、まんま「けいおん!」。ストーリー展開もそっくり。(いや大分違うと思いますが、路線は一緒だな~という感じ。編曲者が一緒だと感じる「こんな感じなのね」的な)
  • 金賞発表の場面では、とってもなんだか昔を思い出してしまって「青春っていいなぁ…」と感じました。関西では紙に書いて発表するんですよね。私は東日本の人間ですから、あの発表の仕方もざっくりしていて好きです。(全国大会風の発表のしかた「ゴールド、金賞」っていう発表直前のドキドキ感も堪りませんが…)
  • 主人公4人は、Euph/St.B/Tuba/Tpというなんとも低音の偏りのある4人。なんという俺得。
  • 個人的に注目はもちろんSt.Bちゃん。(お名前は緑輝:さふぁいあちゃん)いいコト言ってました。「音楽はいつだって、世界中の人々の心に訴えることが出来る、強力な言語の一つだって信じてるので」名言いただきました。これ、私が常々音楽をやっていて思っていることにかなり近い。ただただ脱帽。ただ単に音符の羅列を演奏するんじゃないんです。演奏は「音楽」をやるんです。
  • 主人公の子「本気で金賞取れると思ってたの?」色々な思いで言葉を受け取りました。確かに、金賞を目指してやっている部もそうでない部もあります。後者の立場だった時に「ひたむきに金賞を目指している子」を邪魔するような行為はできないですよね…。(多少強引に喩えるなら、夏の甲子園で勝ち上がれっこない高校の熱血部員みたいな感じですから。)想いがなければ、上手くなれっこない。けど現実を見てしまっても虚しい。そんな思いがあふれてしまっていたたまれなくなる自分。
  • 音楽の監修は洗足がやってくれているみたいですね。だったらそれほど酷い感じにはならなさそう。個人的なツボは、劇中に新歓で流れてきた「暴れん坊将軍」の見事な下手さぶり。主人公ちゃんに「下手」と言わしめたそれは、ピッチも絶妙に合っていない、リードミスのおまけまで付いたまさに「旨い下手さ」でした。ブラボー!

そんなに大きな記事にするつもりもありませんでしたが、やはりけいおん!とは違った意味合いで熱くなるワタシ。けいおん!は完全フィクションですが(レスポールを大幅根切りなんてできませんし…)こちらは現実世界を元にしたフィクション。その環境に深く浸かっていた私にとっては、より感情移入しやすいのかもしれませんね。つーかものっっすっっっごい感情を揺り動かされている人間がここに1人居ますので、今後どうやって「より違和感なく」ストーリーを楽しめるか(演奏込みで!)期待したいと思います。

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]

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※オマケ※キービジュアルのSt.Bちゃん、弓の持ち方なってないよ!ジャーマンの弓の持ち方は「人と握手するように」ですよ!楽器弾いてないから別にいいけどさ…。関係ないですが、けいおん!の澪ちゃんの左手の運指が違うことが話題に上がり、DVDで修正されたことがありました。そんな細かいことまで仕事してくれるのが京アニさんだと信じて、一応指摘したりして。