響け!ユーフォニアム第2回。今回は前回からの流れを受け継ぎながら今後のシリアス展開の布石がいろいろと散りばめられていた回でしたね。一番印象的だったのは顧問の先生の腹黒さ。私、絶対仲良くなれないタイプです。多分。全国大会連れて行く顧問の先生は曲者揃いですが、いい先生だっていっぱいいっぱいいるんですよ。。。
本日の駄文
ここのところ、週末に2日間とも楽器を弾く生活がつづいています。それはそれで幸せなのですが、いち社会人にとって丸2日ずーーっと楽器を弾くということはなかなかに辛いことだったりします。体力、精神力を削ぎ落としながらいい音を目指すって素敵なことでもあるけれどなかなか大変なものです。
響け!ユーフォニアム 第2話「よろしくユーフォニアム」
例によって私はリアルタイムで見れていない、今期の再注目作「響け!ユーフォニアム」。今回も楽しく見させていただきました。例によって偏ったマニア的視点からの作品レビューです。
- タイトルバックはヘ音記号&B-durでしたね。これ調号は毎回変わるんでしょうか…
- 小学生の時の回想シーン。「だれかユーフォニアムやってくれる人いませんか~?」で他人の持ってる楽器がいちいちレアでしたね。メロフォンとかマーチングホルンとか。マーチングホルンって音程悪いんですよね…
- B.Saxの部長さん(cv早見さん)はとてもいい感じ。優しい感じの声がマッチしていて和みます。Euphの副部長(cv寿さん)はノリノリだけど切れ者。寿さんが演じるキャラクターと言う観点ではなかなか珍しい元気キャラでしょうかねぇ。
- 副部長さんのEuph説明。そうそう、サクソルン属なのにピストンまでついちゃって…とか納得している人は多分そうそういないはず。ここに一人居ましたけど…。
- そしてSt.Bの経験者の無さ!本当に吹奏楽界の中で弦楽器って貴重なんですよねー。管楽器と違うからみんな触れたがらないし、経験者が入ってきてくれた時点で部内の雰囲気がガラッと変わるのも頷けます。
- Euphを立てていたパイプ式のスタンド!なんというレアなものを出してきたんでしょうか。あれはなかなか見ることの出来ない(というか普通に使っている人見たこと無い)アイテムです。映像化された時点でアレを使おうと思った人は相当「通」でしょう。もしくは変人か。20年位前に、ホームセンターで売っているパイプを組み合わせて「自作スタンド」を作ることが私の周りで流行ったことがありましたが、趣が似てますね…。
- TubaマウスピースでTpを鳴らすシーン。多分あれホントにハメて吹いた音を録っているんでしょうね。楽器にもよりますが、Tubaマウスピース→Tpへはマウスピースがハマることがあるんです。
- 今週の名言by副部長さん。「人と楽器は男と女のように、赤い糸で結ばれているのだよ!!」これは本当にそう思います。楽器を変える人もあっていいと思うし、辞めるのも簡単ですが、何かをきっかけにして楽器を始めたのであればすこし頑張ってみるのが良いようなきがするのです。私自身もいわゆる「オーディション」「コンバート」が往々にしてありましたから…ちょっとキュンとしました。
- そして顧問の先生登場。この先生、相当腹黒い。全国大会かそうではないか、という判断を生徒自身にさせるなんてなんという暴挙というか。さらに、全国を目指すと決めた直後に生徒に返事を要求するその感覚が一番黒い感じがするんですよね。先生も何かあったら生徒の自主性を盾にして自分悪くないアピールをしてしまうっていう。全国大会をいきなり目指すのは暴挙。甲子園に一度も出たこと無い野球部が猛練習して特訓することで甲子園まで行けるのか?に似ている気がしてならないのです…。
- その後の幼なじみの名言「皆何となく本音を見せないようにしながら、一番問題ない方向を探って進んでいく」これに繋がるんです。吹奏楽ってどうしてもチームプレーですから、なんとなく本音を隠して一番よい方向に進んでいくような日本的な集団のような気がするんです。誰かが尖って悪役になってくれる人がいればうまく事が進むような気もしますけど。高校生のような若さがあればひたむきさでカバーし、本音でぶつかって成長が得られるんですけど、社会人になってからの本年のぶつかりあいは正直面倒くさい。本音をいうと関わり合いたくないレベル第一です。あ、愚痴っぽくなってしまった…
というわけで、マニア感満載でお届けした第2回のレビューですが、アニメ的には「けいおん!」と同じような作り方(良い意味ですよ)だなぁという感じがすごいしました。「けいおん!」はかなり明るい感じの脚色でしたが、「響け!ユーフォニアム」はかなりシリアス展開になりそうな予感。兎にも角にも私的にはいわゆる「あるある」ネタがたくさんあってとっても面白かったです。当然、次回も継続してウォッチしていく予定ですよ~。