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ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

アンコール強制は、是か非か。

アンコール。今では演奏会の一部として組み込まれている感があり、観客側も礼儀としてアンコールすべきみたいな感覚があります。しかし、それってちょっと違う。アンコールってそもそもプラスアルファの要素ですから、もうすこし演者も観客もシビアに判断してもいいと思うんです。

本日の駄文

昨日の首都圏は久しぶりに過ごしやすい天候となりましたね。私も最近怠けていたウォーキングをやってみました。心地よい疲労感と大量の汗。汗はちょっとご遠慮願いたいですが、適度な疲労感は翌日への活力となるような気もします。いろいろと前向きになった昨夜でした。

アンコール強制は、是か非か。

ちっちゃい人T.M.Revolutionの西川さんが、興味深いツイートをしていらっしゃいました。

これって本当にその通りですよね。私もすこし考えてみました。

まず、私の基本姿勢。あくまでアンコールは「オマケ」です。一応、最近のコンサートにしろライブにしろアンコール込みで構成が考えられているフシはありますが、それはあくまで大人の事情であり、アンコールは本プロの演目に満足した観客に応えて演者がやるもの、という基本スタンスは崩してはならないと思います。であるからにして、アンコールが途切れなければ応え続けても良いし、アンコールが飛ばなければする必要もないと思います。

私の経験。まずアンコールが予想以上に続いた時。これは何年かに1度くらいの割合でお請けすることがあります。ありがたいことに、演奏に対して拍手を頂いて鳴り止まなかったとき。こういったケースでは当然準備していませんからメイン曲のサビ部分だけをもう1回やったりします。(でもまぁ、本プロのほうが上手く弾けることが多いので、観客の皆様と余韻を味わうという表現が正しいかもしれませんね)一番ひどかったのは、むか~しむかし地方で演奏会を行った時、アンコールが全く鳴り止まず、いわば「バンドの持ち曲」を2~3曲暗譜で演奏たことがありました。学生時代の思い出ですが、そのときの観客および演者の熱量はすごかった。バンド全体が上手く乗せられてサービスしまくった感じですね。終わった後の打ち上げがそれはそれは盛り上がったのはいうまでもありません。

反面、アンコールするほど拍手が起きずに予定した曲をやらずに終演した時。これも(数えるくらいですが)あります。残念ながら拍手が途中で終わってしまう時は、潔く引き上げる。やらなかった曲は折角練習したけどお蔵入り。(次の演奏会でちゃっかり本プロに戻ってきたりしますw)このセンスはほんとうに大事で、演奏会全体のリズムを作る事にもなります。あまり盛り上がらなかった演奏会で長々とアンコールやってしまっては、せっかくの本プロの演奏自体が霞んでしまうので逆効果です。アマチュアの楽団ほど用意した曲をやりたがり、反対にプロの指揮者(演奏者)ほど切り捨てるときは切り捨てる。プロほど「舞台進行」の「間」を大事にする人はいないと思います。

演奏者としての経験を踏まえると、私は「本プロはすべて」これが礼儀だと考えます。それが演奏会全体の構成だから。でもアンコールはあくまでオマケなので、観客はすごい無理して聞く必要もないし、過度に要求すべきものでもないと思います。今のような「演者も観客もアンコールありき」では、本プロに対する集中力が散漫になってしまう。その点はもう少しシビアに、時に情熱的に評価することで、もう1段、日本の音楽シーンのレベルが上がるのではないか、と思うのでした。とはいっても、アンコールの演奏が思わぬ名演を産んでしまう演奏会ほど印象に残るわけで…この辺の匙加減は本当に難しいと思います。演奏会を行う上で一番大事なのは、演者もそうですが企画(曲の選定含む)が一番大事なのかもしれませんね…

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