ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

国分太一さんの「デスモイド腫瘍」

国分太一さんの「デスモイド腫瘍」

国分太一さんが結婚されました。TOKIOの中でも癒し系、バンドの中でもキーボードを担当されていて、在京キー局(NHK含む)のMCを担当されている素晴らしい方の結婚ニュースは非常に喜ばしいものです。その中で話題になっていたのが、腫瘍が出来た際に看病をしてくれた奥様の存在。その腫瘍の名前はデスモイド。

「デスモイド腫瘍」ほとんど聞いたことがありませんよね。私もそのうちの一人でした。が、以前太一くんがこの病気になった時に一瞬だけ話題にあがり調べてみたことがありましたので、少しまとめてみました。

  • 腫瘍のなかでは大きく分けて、良性と悪性に二分されます。良性の腫瘍は、発生したその場所でとどまる腫瘍、悪性の腫瘍が多臓器へ転移するものです。悪性の腫瘍=がん、と呼ばれていますね。デスモイド腫瘍は基本的には発生したその場所にとどまって増殖していくので、「良性」腫瘍です。しかしながら、隣接する多臓器を侵食する可能性もゼロではないようで「良性」と「悪性」の間くらいな感じなのだそうです。
  • あまりにレアな病気のため、最終的には詳細な病理判定をすることでデスモイド腫瘍と判断されます。最初は神経鞘腫(神経のサヤの部分の腫瘍)や肉腫(筋肉の腫瘍で、肉腫=がん)と診断されることも多いようです。
  • 筋肉に沿ってできたりすることが多いため、いわゆる「コブ」のような外観となるケースが多いようですが、腫瘍が内臓部分(内側)にできることもあるようです。もし腫瘍を取り除く場合は廓清(取り除く)が基本ですので、隣接する臓器まで取り除くケースが多いようです。これは腫瘍の治療方法としては一般的な方法です。太一くんの場合も筋肉を2枚取り除いたという記事がありましたが、通常通りの生活を送るのにリハビリは必須だったでしょう。
  • あまりによくわからない病気のため、再発の危険性や寛解するのかどうかもよくわかっていません。抗がん剤や放射線治療、重粒子線治療が効くという可能性もありますが、いずれの方法も人体に相当な負担を強いるため、最近はQoL(生活の質)を意識して保存療法をとるケースが多いようです。(その場合も、CT等で定期的な検査が必要とのこと)

実は私、そんなレアな病気の方にお会いしたことがあります。(残念ながら太一くんではないのですが…)手術後は流石に痛々しかったのですが、現在ではほぼ普通の人と遜色のない生活を送られています。世の中にはいろいろと難病を抱えているかたも多いですよね。なるべくみんなが優しい世の中を作ってあげられるといいなぁと思います。

その時に送ったのが、嘘か真かしらないけれど、腫瘍が小さくなるという触れ込みのハーブティー。普通に美味しい(ちょっとエグみもあるけど)お茶として差し上げました。効果の程はよくわかりませんが、たとえプラシーボであったとしても、何かしてあげたくなるのが人情というものなのかもしれません。