ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

松脂溶けにご用心

私の愛用するコルスタイン(松脂)。真夏以来、久しぶりに楽器を確認したら、松脂がデロデロに溶けて流れでた痕跡がありました。夏場の松脂は本当にデリケートなのは常識なのですが…成長しない私はこうやって数年に1度松脂を溶かしてしまうのでした。(合掌)

本日の駄文

週末、Eテレの「クラシック音楽館」を見ました。(毎週欠かさず見てる友人は多いのですが、私はライトなクラシックファンなのでそこまで熱く見ません(汗)スメタナ「わが祖国」をチェコ・フィルが演奏するという自己紹介的なプログラム。モルダウの聞き慣れたメロディーも、東欧の歌いまわしはすごくかっこよく感じました。イメージを持つことも大事ですが、本物に触れることで印象をつかむのはもっと大事。勉強しなきゃいけないなぁ。

松脂溶けにご用心

結構高尚にベースの持論を展開している私ではありますが、ここ最近忙しい日が続いていて、全く楽器に触れられる機会がなかったのでした。週末、数カ月ぶりに自分の娘(楽器)に触れ、シブい音がするなぁと感じながら半日かけて基礎練習。数ヶ月のブランクは流石に大きく、左手の指先が熱を持ってしまいお風呂でじんじんしたのと、翌朝に肘の内側が腱鞘炎っぽくなっているのは秘密です。こんなに体力なかったっけ…(´・ω・`)

閑話休題、数カ月ぶりということで、前回楽器を触ったのは真夏だったのでした。クルマで楽器を運び、面倒くさいのでそのまま楽器をクルマの中に一週間放置したりしたのでした。で、その結果…

松脂がメルトダウンして、お道具箱の中が松脂だらけになりました。(号泣)

今回被害にあった松脂は、メインとして利用しているコルスタインのオールウェザー。10年近く使っていて、どんなシーンにも使える相棒です。定価4,000円くらいしますが、私の様に楽器を弾く時間がほとんどとれない(練習もしない)アマチュア奏者だったら、ほぼ一生使えるくらいの量がはいっています。トラブルがなければ。

10年選手の私のコルスタインは、フタもボロボロ、容器もボロボロ。今は樹脂製の容器に入っているようですが、昔のコルスタインは紙製の容器に入っていました。まともにフタも閉まらず、雑に扱えば松脂の表面が露出してしまう状態でした。これがイケなかったらしく、真夏のクルマの中に置いた状態で放置した結果、ドロドロに溶けた松脂が、チューナーやシャープペンやその他諸々のところに引っ付いて、大変無残な状態になってしまっていたのでした。もともとの容器の中に入っていた松脂はすでにその痕跡を残しておらず、利用するには大変支障のある状態になりました。さようなら、私の松脂。

以前記事に書いたことがあったように、そういえば昔の松脂もそうやってダメにしてサヨナラする機会が多かった気がします。1回たりとも松脂を使いきるまで使ったことはありません。高温多湿な日本の夏には合わないケースが多いのでしょうか…やはり松脂はサランラップに巻いて冷蔵庫で保管するのがいいんですかね…。今回も高い授業料を払って、また同じ松脂を買い求める私でありました。。。

(後日談:2015年末)新しく購入したコルスタインは、写真のように紙製の容器の中にシリコン製のケースが入っておりました。内容量は少なくなった気がしますが、夏場のメルトダウンは防げそうな雰囲気です。多少以前と品質が変わってしまい、オールウェザーでも多少ねばつく感じになりました。ま、いっか。

Kolstein (コルスタイン) 松脂 オールウェザー

Kolstein (コルスタイン) 松脂 オールウェザー

 

やっぱり、なんだかんだでこれが一番好きです。ソフトだと他のねばい系松脂との差別化が難しく、ハードだと吹奏楽の世界では上品過ぎる音になったりして。オールウェザーだったら夏場でも生きていけると思ったんだけどなぁ…甘かったか…。松脂は楽器と一緒ではなく肌身離さず持ち歩くのがいいのでしょうけど、なかなか面倒くさくてねぇ…。