ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

チューナーの矢印の正体

チューナー、単音で音程を取るだけではなく、ハーモニーでも音程を取るためのお助け矢印がついていること、ご存じですか?機械に音程を頼り過ぎるのはよくないですが、原理を知って正しく機械を使いましょうね。

本日の駄文

あまりの腰の痛さに、思い立ってカイロプラクティックに行ってきました。「ありえないくらい凝っている」という先生の談。施術台の上で痛みに悶絶する私。終わった後は痛みが軽くなり、もう少し早めに行っておくべきだったと後悔。しばらく自分をいたわってあげなきゃいけないなー。まだ腰痛いし。

チューナーの矢印の正体

吹奏楽の練習ではよくお世話になることが多いチューナー。最近のデジタルチューナーはこんな顔です。(画像はkorgさんのサイトからの引用です、私も愛用しているTMR-50です)

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音を出し、チューナーの針が真ん中にくるようになると「音程が取れた」状態になります。そこで気になるのが、真ん中より-20セント/+20セントあたりにある▽矢印。昔はアナログ式チューナーにガムテープで印つけたりした時期もありましたけど、最近はこんなものまで標準でついているんですね。いったい何者なのか。きちんとKORGさんのサイトにも記載されています。

ブラス・バンドやオーケストラなどで合奏を行うとき、特にハーモニーのずれを感じやすい3度和音も、長3度と短3度のピッチを平均律から少しずらすことにより、耳に心地よい、純正な響きを得ることができます。TMR-50のメーター・スケールには、ある音程からの純正な長/短3度の音程を示すマークが入っており、それぞれのマークに指針が合うようにチューニングするだけで、アンサンブル時に美しいハーモニーを奏でることができるので、管楽器はもちろんのこと、声楽やア・カペラなどの練習にも非常に便利です。 

純正調のハーモニーを作る時の基準で、長三度/短三度をあわせる時の助けになるように▽が付いているんです。平均律と純正律の違いもなかなかとっつきにくい話かもしれませんが、音楽の基本だったりします。中学生のころ、よく厳しく指導されたっけなぁ。

音程をあわせるときに、チューナーを過信するのは良くないです。音を出しているのはチューナーではなく、あなたですからね。音程を出すために口を作り、楽器を吹いて、耳で音程を聞き分けて、周りに溶け込む音を出す。低音楽器はハーモニーを作ることはまずありません(基音がほとんどです)が、土台とした音にきちんとした音程感があれば、しっかりと音楽を支えることができます。ハーモニーを意識して、自分の音程感も鍛えましょうね。

KORG チューナー/メトロノーム/レコーダー TMR-50 PW パールホワイト

KORG チューナー/メトロノーム/レコーダー TMR-50 PW パールホワイト

 

 

余談ですが、殆どのアマチュアTuba奏者って音程悪いんですよね…すごく上手い人は音程バッチリで弾いてて楽だったりするんですけど、そんな人なかなかめぐり会えない…。ちなみに、私が遊びでTubaを吹くときは弦楽器っぽく音程を口ですぐ調整するので気持ち悪がられます。それはそれで音程に安定感が無くなってダメなんですって。なんだかなぁ~。