ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ANAのシステム障害

ANAのシステム障害がニュースになっていました。社会システムに与えた影響の大きさだけが取り上げられていますが、むしろ障害対応としては異例の速さで進行し、原因公表に至ったのは素晴らしいことだと思うのです。

本日の駄文

今日から新しい年次のスタートですね。朝の通勤時間帯、地方の訛りがある新人さんと思われる集団を横浜駅で見かけました。彼らも新生活のスタートでしょうか。私も若いエキス(???)を吸い込んで、なんとか日一日をやり過ごしていきたいと考える今日このごろです。

ANAのシステム障害

先日、ANAのシステム障害で国内の交通網が混乱する事態が起きました。その原因が発表され、問題を起こしたのはcisco社製のスイッチ「4948E」のバグが原因だったとのことです。

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この問題が起きた時、自分は「サーバのバージョンアップにともなってDB上にヘンな処理入れちゃったのかなぁ」なんて考えていました。システムで障害が起きた際はそれくらい、サーバに起因する問題が起きることがほとんどなのです。しかし、今回はネットワークの問題、しかも天下のcisco社製スイッチ上のバグ。これは大変珍しいことです。

通常、cisco社製のスイッチクラスになると、機器が故障するときに「俺死にます」といって故障するんです。そのフラグを受け取って、別のスイッチへ自動で切り替わったり、障害を検知するシステムに通知したりするんです。が、今回のようなケースは難しい。死に体でデータを通信したりしなかったりしたようですので、システムを検知するのも時間がかかってしまった。システム屋さんに聞くと、こういった時ははっきり「俺死にます」って言ってくれたほうが対処が楽みたい。なんだか普通の会社員生活でも同じようなことがある気がしますね。

ネットワークに求められるのは、1にも2にも安定性です。機器自体はそれくらい高い信頼性に裏打ちされた商品です。(価格も定価だと250万以上するみたい)だからこそ、今回の問題はトラブルシューティングにかかった時間が本当に短く、対策もあっという間に立てられた上で代替手段(地上係員のアナログ処理やDBサーバ1台だけでの縮退運転)などの鮮やかな対応が素晴らしいと感じたのは私だけでしょうか?

そこまでやったとて、やはりANAはシステムベンダであるユニシスに対して損害賠償請求を検討していることもニュースになりました。ほんとシステム構築は大変だ~、と感じた「事件」でした。。。

ちなみに。スモールビジネス用のcisco社製のスイッチ。これでも2万円くらいします。やっぱりなぁ、高いよなぁ。個人的にはやっぱりciscoの安定性は捨てがたく、これくらいの値段でも欲しいは欲しいんですけどね…。秋葉原のジャンクでもいいから購入しようかな(確実に目的が違う方向にいっている…)