ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

管弦楽の中のコントラバス

先週、初めて管弦楽の中でコントラバスを弾きました。思った以上に快感が強かったのですが、いつもの音圧に慣れてしまっているせいか私はやっぱり吹奏楽が好きみたいでした。どちらの良さも大事にして、自分の音楽の幅を広げていきたいですよね。

本日の駄文

関東地方も先週梅雨入りしましたね。いよいよジメジメな時期到来。弦楽器もひび割れに注意しなきゃいけない時期。そして音が全然飛ばない時期。はやく過ごしやすい季節になってほしいものです。

管弦楽の中のコントラバス

週末は演奏会に出かけてきました。演奏会のお手伝いのつもりが、楽器もあるしお祭りだし…的なノリで1曲だけ乗せていただくことになりました。練習に参加せずに演奏会で演奏するなんて言うのもお祭り演奏会ならではですが、さすがに譜面が読めないので参加したのはアンコールだけ。そのアンコールは「ラデツキー行進曲」。なんとベタな!

で。吹奏楽の世界では散々やり慣れているラデツキー行進曲行進曲も、管弦楽の世界だとだいぶ勝手が違います。というわけで感じた違い。

  • まず調が違う!吹奏楽版は調整がDes-durなのですが、オケ版は当然ながらD-dur。全世界的に有名なのはD-durなのですが、私はもうどっぷり吹奏楽世界から抜け出せないのでまぁ混乱しますよね。当然ですがD-durの調性が明るいこと!Des-durはおもーい、くらーい印象ありますしね。
  • そしてまぁ弾きやすいことといったら!開放弦を多用する書き方になっているので、弦の響きを存分に堪能することが出来ました。これは本当に素晴らしい、ステキなことですよね。
  • そして、お仲間がいっぱい!前に座るのはVcとVlのみなさん。吹奏楽の世界では同属楽器なんていませんので、同じような音が出る仲間がいっぱいいると本当に楽しい!フォルテで弾かなくても音が飛んで行くなんてステキ!弱音は弦楽器の専売特許ですよね。やっぱり。

とにかくまぁ、吹奏楽の世界はとっても難しい環境にあることが再認識できました。音はいくら出しても聞こえないし、フラットがたくさんある曲だと指使いが殺人的に難しくなるし、あまり頑張ってい弾いても報われない感じだし。でも私はやっぱり吹奏楽が好きなんだけどね。なんていうこともやっぱり再認識したりして。まぁこんな貴重な体験ができるようになったのも、オトナになったからでしょうかねぇ。

吹奏楽の世界、とりわけ「部活動」≒教育の一環、ととらえる世界では、厳しい練習があったりします。他の音楽に触れる(たとえばオケを聞きに行くのに部活を休む)機会も部活によってはダメだということも良くあります。これは本当に良くない。いろいろな音楽が気軽にできること(クラシックだって、J-POPだって!)が日本の吹奏楽の最大のメリットなんですから、積極的にいろいろ聞いて、勉強してほしい。とオジサン考えてしまいました。

先日のらららクラシックで、ぱんだウインドオーケストラがアルメニアン・ダンスやってましたね。カット盤だとやっぱり物足りない、全曲盤を聞いてみたいと強く思ったりして。音は、若いなぁと思いました。技術はもうしぶんないくらい上手いんだけど、うますぎるというか。もう少し遊びが出てきたら素晴らしいバンドになるなぁ、ととっても楽しみになったりして。