ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

イヤホン(32)B&O PLAY BeoPlay H3 MK2

BeoPlay H3 MK2。B&Oの普及版ともいえるこのイヤホンは聞き安さが信条。きき疲れしない上質な音は「ながら聞き」するには最高だと思いますよ。

本日の駄文

先日テレビをつけたところ、NHKで都知事選の政見方法をおこなっていました。意外とこれが面白いというか。ハチャメチャな意見をいう人、自分なりの考えを持って立候補を決意した人、一般的な事しか言わない人。いろいろな意見を聞いた上で、政策論争がきちっなされた選挙戦が行われるといいなぁと思います。首長をえらべる直接選挙ですからね。

イヤホン(32)B&O PLAY BeoPlay H3 MK2

久しぶりのイヤホン談義です。ここ数日とっても精神的に参っており、寝る前になんとなくAmazon先生を見ていたらついポチッとしてしまったのがB&Oのイヤホンです。泣く子も黙る「バングアンドオルフセン」。高級オーディオメーカーが普及機としての値段で戦っているこのイヤホン、ちょっと前から秋葉原の某店で試聴を繰り返し、買うならこいつかなぁ…なんて考えていた製品でした。では、恒例レビュー。

  • ハウジングは普通。尖ったデザインがB&Oの特徴でもありますが、このイヤホンに限ってはわりと普通なイヤホンの形をしています。初代はアルミ製のハウジングでしたが、MK2になってセラミック製に変わったとのこと。これが音質の変化にも影響しています。(詳しくは後述)
  • イヤーピースサイズは少々小さめ。S/M/Lのイヤーピースから選べますので選択可能。欲を言えばもう少しいいシリコン製が付属されると良いと思います。
  • 音域は、弱ドンシャリ型。嫌味な感じはほとんどありません。低音が少し持ち上がった感じかしら?高音はさほどキラキラしているわけではありません。
  • タッチノイズは普通に感じます。ケーブルの材質は柔らかくしなやか。
  • 遮音性は若干弱め。音漏れはわりとある方ですので、屋外で大音量で聞く方には向かないかも。
  • 音量は若干取りにくい部類。
  • 音場は1000人規模のホール程度。残響は少ないですが、空間の広がり方はかなりいい感じ。
  • 精細感は少なめですが、音の分離が良いため分析的に音を聞こうと思えば聞こえます。

B&Oの音響機器は、実はあまり私の検討土台に乗ったことがありません。第一値段が高すぎるし、デザインも奇抜だし。日本の一般住宅に製品を置くためには、テレビドラマにでてくるようなおハイソなご家庭をイメージしないといけないと思います。でも、音は素直に良い音で、聞き疲れしない、生活の邪魔しない自然な音作りをするイメージです。

このイヤホンもこのメーカーのイヤホンらしい聞き疲れしない音です。上から下まで自然な発音。D型らしく多少低音が強めに出ますが嫌味さは感じられません。ハウジングの後ろにある多数の穴から音漏れする構造になっていますが、この構造こそが開放型に近いリスニング感を作っている特徴なのでしょう。この感覚はPHILIPS TX2BKに近い印象を受けます。

それと、今回MK2に変わりハウジング素材が変更となりました。アルミ→セラミックへ変更となり、若干柔らかさをもった音になった印象があります。金属製のハウジングは筐体が共鳴することで硬質な響きをもたらすのですが、セラミック筐体はストレートに音を聞くことができるというか。これ、気にする方はできれば旧型と新型を両方聴き比べるのが吉だと思います。

総評。このイヤホンを購入してもいいかな、と思った一番の理由は「聞き疲れの無さ」です。繰り返しになりますが、変な癖がでることもなく、上から下まで自然な発音。心地よい音の広がりと控えめな精細感。分析的に音を聞く方は別なイヤホンを選択していただき、いわゆる「ながら聞き」する際は最高の相棒になるでしょう。ネックはやはり値段かなぁ。半額(1万円前後)だったら万人にオススメしたいんですけどねぇ。デザイン、ブランド、臨時収入。全てにピンときたにお勧めします(苦笑)

ちなみに。私がこれをポチった理由はストレス解消です(爆)。それとAmazonアウトレットに出物があったからですかね。このレベルのイヤホンだったら、値段で買うのではなくやはり音を聞いて選んで欲しいと思います。聞き疲れしないってなかなか難しいんですよねぇ。