ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

若い頃の思い切り

楽器を購入できた年齢、25歳。さまざまな思い切りができていた若さが、今となっては眩しく映ります。もう少し愛機をかわいがってあげられればなぁと思います。

本日の駄文

横浜は2日続けての熱帯夜回避。おかげで少し寝付きも良かったような気がしたのですが。。。こう気圧がちょこちょこ変わるとてきめんに影響を受ける私の体調。気圧の変化に対応できるような頭痛薬とか、売ってないかしら。

若い頃の思い切り

特別お題「『選択』と『年齢』」

楽器とともに歩んでいる私の人生ですが、そのなかでターニングポイントとなったのは、楽器を購入したトシでしょう。学生時代からずっと続けていた楽器、コントラバス。しかしながら自分の楽器を購入することはできずにいました。家にあっても割と場所をとるし、第一、お金がない。弦楽器はピンキリの代表選手で、安すぎる楽器はちょっと敬遠したほうがよい。いまのように中国製の楽器が無かった当時、まともな安い楽器といっても新品だと100万弱しました。

そんな私が思い切って楽器を購入できた、25歳のとき。働き始め、自分の収入にも余裕が出はじめた頃。ようやく仕事にも慣れ、いまも所属する吹奏楽の団体に入った頃です。その理由を振り返ると、団体に楽器を置かせていただけるというご厚意に甘えたのが1つ。楽器を購入できるだけの蓄えが貯まったことがひとつ。極めつけは、自分が「この楽器となら満足できるかも」と思える楽器に出会えたことがひとつ。いろいろな偶然が重なって楽器を購入することが出来ました。

当時はクルマを購入することが私の周りでは流行っていました。寮の駐車場には昔懐かしいスポーツカーや外車(いずれも中古車…)が並んでいて、今考えるとやんちゃだった世代なのかもしれません。そんなクルマに目も向けず、中古車1台分くらいの値段の楽器を購入した自分。同期からは驚愕の眼差しで見られたのを思い出しますが、、とはいえその楽器もトシを重ね、だんだんと木が乾いてきていい鳴り方をするようになってきました。まだ若かったころは多少ピーキーな部分もありましたが、いまではちょっと落ち着いてきています。このあたりは人間と似ているのかもしれませんね。

この若かった頃に楽器を購入という選択ができた理由は、若さゆえの思い切りの良さがあったからだと思います。(あと、金銭的に今よりもストイックだったからかもしれません)昔のピュアな自分の爪の垢を、今の自分に煎じて飲ませてやりたいと思いますねぇ。この楽器をまだまだ可愛がっていけたらなぁと思います。

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