ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

のけものはいないはずなのに。

けもフレ騒動。なんだか違和感を通り越して残念でなりません。いろいろなオトナな事情が複雑に入り組んでしまった今となっては、以前のようなジャパリパークはもう戻ってこないんでしょうね。ただただ悲しい。

本日の駄文

楽天がFREETELを買収するというニュース。あぁ、やっぱり…という印象が正直な感想です。登場したての頃は見どころの多い企業であったFREETEL。安い通信料と個性的な端末でシェアを広げましたが、端末の出来具合が残念な結果になりつつあった最近、存在感が急速に薄れていった印象が否めないですね。MVNOの業界も業界再編が加速するんでしょうねぇ。

のけものはいないはずなのに。

一昨日から昨日にかけて。安倍首相の解散発表が行われた日本国、さぞ政治関連ワードがトレンドであがってくるものだと思いきや、上がってきた名前は、たつき監督。大人気アニメ「けものフレンズ」の監督さんです。この方がTwitterで作品から外されることを発表、リツイートは30万件を越えて大変に拡散されました。制作会社であるKADOKAWAの株価にも影響し、このことが日経新聞でもニュースになるくらいの出来事。いやー、アニメもついにここまで大きくなったか、と。

たつき監督のtweet

このTweetが発表後、KADOKAWA側からの見解が出されていますが、この文章、なんか違和感しか感じないんですよねぇ。二次創作を無許可で行ったことが許せなかったKADOKAWAと、それに反発した監督側の意見が全く擦り合っていなかったんだろうなぁと推測。でも「辞退したい」なんていう言葉を書いてくれるな、と思うのです。KADOKAWA側は悪くないですよ〜、という趣旨しか感じません。

「けものフレンズ」の映像化プロジェクトに関するご報告

典型的なよわいものいじめの構図を見ているような、そんな気がするのです。大当たりしたコンテンツをもっと大きくしようと考える会社側と、今まで通りのスタンス、ペースで進めていきたい制作側と。両者の隔たりが大きく、妥協することができない一線を超えたであろう今回の状況。SNSで個人が情報を発信できる現実に目を向けずに、企業論理を振りかざしてしまったKADOKAWA側の完璧な作戦負けでしょうねぇ。

個人的には。いくら親会社が考える成長戦略があったとて、最初からのチームで上手くいっている組織があるのであれば、ヘタに組織体を崩さないほうがいいパフォーマンスがでるに決まっています。今回の二次創作だって、ゆる〜くキャラクターを活用したことで失うものよりも得られるもののほうがずっと大きかったはず。親会社はお金に目がくらんだのかしら。。。ひたすらに残念です。つーかアホなのかしら。

こんな状態になってしまうと、ほとぼりが冷めるまでには相応の時間が必要かなと。たつき監督が続投することになってもしこりが残るでしょうし、代わりの方が監督をつとめることができるかというとそれも茨の道が待っています。せっかく育ったコンテンツを大人が潰してしまったケースとして、今後二度と同じようなことが怒らないようなことを、切に願います。

先日のMステスペシャルでは、かばんちゃんも一緒になってわちゃわちゃたのし〜いパフォーマンスを披露してくれたどうぶつビスケッツ。いまだにこの曲よく聴いています。ほんとうによく出来た曲。なぜ監督がのけものになってしまった…というのは、ファン共通の認識だと思います。