ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

親孝行。

親孝行、いつまでもできるものでもありませんから、自分ができるときになにかしてあげたほうがよいですよ。洒落たものでなくても、趣味の道具や電話の一本だって、立派な親孝行だと思うのです。

本日の一言

吹奏楽会でも名前を知られる、東海林修さんが先日亡くなりました。先生の代表作といえば、ディスコ・キッド。先生にも一度お目にかかったことがありましたが、元気ハツラツと行った雰囲気、そしてディスコ・キッドの指導においては目からウロコの発見の数々。そんなにテンポを上げずに、大人な演奏を目指してほしいと教えていただいたことが記憶に残っています。心からご冥福をお祈りいたします。

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親孝行。

今週のお題「おかあさん」

今週のお題…。難しい。自分の母親を考える機会なんて今までそれこそなかったものですから、ちょうどいい機会ですから振り返ってみたいと思います。

私の母親は、物心ついた頃から働いておりました。専門職である母親と、一般的なサラリーマンである父親。幼心に母親の勤務は忙しそうに見え、反面父親のサラリーマン家業は楽そうに見えたものでした。おそらく、父親よりも母親のほうが収入は大きかったかもしれません。ただ、子供の頃は父親も母親も等しく接する時間があったことは幸せなことだったと思います。

すでに両親ともにリタイアしておりますが、両親ともに働いていた時代の経験を生かしてそれなりに趣味の一環として仕事を続けています。年金暮らしに頼っていない生活を続けているのは立派といえば立派ですが、さすがにカラダにもガタがくる時期。母親は少し前に手術を受けてから少しづつ弱っています。体力的にも精神的にも、一旦緊張の糸が緩まるとどんどんよくなくなっていきますよね。まだかろうじて元気な母親。でもいつその時が来るか。そんなことを考えなければならないお年頃になってきた自分。…年月がすぎるのは早いものですね。

もう少し、自分の時間を親のために使ったほうが良いんじゃなかろうか。そう考えることもあります。ただ、いま実家に帰ったところで職場は辞める必要があるし、自分の生活の基盤がないまま実家ぐらしをするパラサイトになってしまっては、余計に迷惑をかけるのではないか、と。スープの冷めない距離に住むのが一番いちばんいいのかもしれませんが…親孝行、なんとか自分がやれるうちに、やれることをしておきたいですね。

今週末は母の日です。先日親と話をした際に、ひまつぶしに「数独」をやっていることを聞きました。母の日のカーネーションを贈るなんていう洒落たことはできないけれど、字の大きな数独の本を母の日のプレゼントとして送ってみようかな。なにを送っていいかわからない人は、ただ電話の一本をかけるだけでも親孝行になるのではないかと思います。いつまでも、あると思うな、親と金。元気な親の声を聞いてあげるだけでもいいものだと思いますよ。