ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

DAPの音楽フォーマットに悩む。

11月だというのに、台風がまた近づいていますね。おかげさまで私の体調も低空飛行中です。「気圧の影響で体調が悪い」という方がいらっしゃるのは都市伝説化と思っていましたが、自分の身に降り掛かってくるとそれどころじゃありません。テンションだだ下がりっていうんでしょうか。おかげさまで仕事も手に付かない…(半分本当)

本日(11/6)は、私が個人的に待ち望んでいたNW-A16のフラゲです。たぶん宅配ボックスに届いているんじゃないかと淡い期待をしていますが、それに関連したエントリーです。

ハイレゾプレイヤーを活かすための圧縮フォーマット論議

なんだか矛盾したタイトルですが、ちょっとお付き合いいただければと。

携帯音楽プレイヤーに求める私の理想は、「長時間」「たくさんの曲を」「それなりの音質で」というのがテーマです。いままで利用していたipodtouch(4th)も同様の仕様でした。が、今回は音が良いといわれるウォークマン。ちょっと音にもこだわって、mp3やaacよりもよい音源で聞きたいと思ったわけです。しかしながら、(恥ずかしながら)最近の高音質のフォーマットの流行り廃りをほとんど知りません。というわけで調べてまとめてみました。そんな意味では「DAPを新しくしたので、音楽保存形式もちょっと買えてみようかな」という私向けのコンテンツです。

まず基本。手っ取り早いのは、CDをそのままDAPに入れてしまうことです。が、これだと容量が足りない!(1枚あたり0.7GBのCDは、32GBのDAPに入れればあっという間ですね)ということで考えだされたのが「圧縮音源」というものです。圧縮についての詳細な説明は省きますが、「音の良さ」≒「容量の大きさ」と考えるのも1案です。かなり乱暴ですが。

  • いま一番ポピュラーなのはMP3/AACと呼ばれる非可逆圧縮方式。(1曲あたり10MBくらい)

それよりも音が良いといわれるのが「可逆圧縮」と呼ばれる形式。正直、ここまでこだわる必要はあまりないのかもしれませんが、自分がいい音で聞いているというその自己満足のためかもしれません。

  • Apple独自だった方式がApple Lossless(ALAC)。一曲あたり30MBくらいになるそうです。Apple独自の規格でしたが、技術開放してからだんだん世の中に広まってきました。itunesが利用可能でipodで普通に聞けます。これが最大の特徴。マイナスはまだ市場にそれほど出回っていない点かな。
  • Sony独自だった方式がATRAC。これはもうすこし圧縮率が高いそうですが割愛。
  • 事実上のデファクトスタンダードがFLAC。一曲あたりこれも30MBくらい。メリットとしてはほとんどのハイレゾ音源がこの形式で配布されていて、ほとんどの音楽再生ソフトで対応していること。デメリットはitunesおよびipodでは標準対応していないこと。

ATRACはSonyがウォークマン独自規格として流通させ(予想通り)衰退していったかわいそうな規格ですからこの場での議論はさておき、Apple LosslessとFLAC、どちらがいいかという議論があると思います。今回発表されたウォークマンA10シリーズでは、Apple Losslessフォーマットも再生できるのでこちらで統一したいのですが、FLACの方が今後の技術としては標準になっていきそうな。自分の持っているCDライブラリをハイレゾ化して保管するなら断然FLACなのですが、そうするとipodで再生できなくなってしまう…そんなジレンマに悩んでいるのが今日このごろです。

今のところの方針は、とりあえずFLACでエンコードしなおして、ipodで聞く際はAACでitunesを使うかなぁという点が妥協点なのですが、、、それにしてもなんだか面倒くさいような気もしていて…Sony版itunes(MediaGo)の使い勝手もこれから吟味してみるところなので、今日は会社帰ってから弄くり倒してみようかと思います。ってほど今日は体力残っているかなぁ…(爆)