ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

2015/1/17 スタンド・バイ・ユー @シアター・クリエ

このブログを読んでいらっしゃる皆様はすでにご承知のことと思いますが、私、イヤホンが「気になります!」というわけで、満員電車の中で他人のつけているイヤホンを注視するという、かなり人とは違ったマニアックな視点があったりします。見ていると多いのは、案の定Apple製EarBuds。純正品をそのまま使う方が多いようですね。次点がAudio-technica。ぐっと数が少なくなってSony。だいたいこの3メーカーに限られます。世の中あんなに市民権を得ているであろうShureだってそんなに見かけない中、最寄りの家電量販店はあれだけ充実したコーナーを作っていて採算とれるのでしょうか…。ちなみに、一番すごかったのは、横浜駅で見かけた普通のサラリーマン。DAPとアンプを三段重ねにしてカスタムイヤホンしてました。(多分10万Over)その境地にはなかなかたどり着けません…、私…。

おっと話がそれました、今日は観劇した話。

スタンド・バイ・ユー ~家庭内再婚~ @シアター・クリエ


オトナのコメディということで、一体どんな濡れ場があるのか…と思いきやまったくそんなことはなく、夫婦生活を送っている方の「あるある」を詰め込んだ喜劇でした。客層は7:3くらいで女性が多め?

  • とにかくミムラ可愛かったです。某指揮者との生活から開放されたのか、非常に演技がのびのびとしていたような気がします。今回の役どころは草食系でオクテなちょっとヘンな奥さん。
  • 戸次さんは、テレビ通りの安定した役どころ。もしかするとイメージ以上のウザさをのびのびと(安心して?)発揮出来ていたような気がします。普段着で自分のキャラクター出せてるんじゃなかったのかしら。役どころは肉食系の旦那さん。
  • 勝村さんは迫力の演技、といったかんじでしょうか。草食系の旦那さん(でもこだわるところはとことんこだわって空回りする系)を本当に見事に熱演されていました。勝村さんしかできないようなダジャレシーンもあって、一番ベテランの味を出していたのではないかと。
  • 真飛さんは初めて拝見しましたが、肉食系の奥さんの顔がはまり役という感じでしょうか。とりあえず、宝塚時代には絶対にしないような変な顔のオンパレードでちょっとかわいそう。本当はキレイな人なんですけどね。

今回は演出&脚本がテレビの有名なドラマの方ということで、そういった意味では安定の内容でした。突飛なことも起こらないけれど、安心して最初から最後まで見れる。いわゆるテレビドラマ的な舞台といった感じでしょうか。ただ、CMも途中休憩も無く見れ、かつ役者さんの生の演技のぶつかりあいがあるところが舞台の良い所です。今回もアドリブやハプニングも演出に変えて、素の実力の高さを見せていただきました。結婚とはなにか、付き合うとは何か、そんなことを考えさせられる舞台、と言いたいところですが、とりあえずなにも考えずに見ても面白いです。条件としては「結婚している夫婦で見に行くと非常に共感が持てる」というところくらいかしら。

今後、東京のあとは大阪や全国で公演をするみたいです。お近くで興味を持たれた方は、ぜひ。