海上自衛隊の横須賀音楽隊定期演奏会におじゃますることが出来ました。音楽はもう圧巻、神懸っていて手に汗どころかいろいろなところから汗がでまくる熱気に満ちたものでした。
本日の駄文
早いものでもう3月を迎えましたね。今朝の電車は心なしか空いていたような。学生さんとか学校が終わったのかな?ともかく、この時間帯の満員電車が空いているのは嬉しい事ですね。また4月になると混むんでしょうが…
海上自衛隊 横須賀音楽隊 第49回定期演奏会 @ みなとみらい大ホール
今回は運良くチケットを手に入れることが出来ましたので、横須賀音楽隊の定期演奏会におじゃますることが出来ました。なんとまぁ、今回はプログラムが非常に濃い!聴くまでは、胃もたれしそうな雰囲気満載で臨んだ演奏会は本当に素晴らしいのヒトコト。通常は委嘱初演とかの多いバンドですが、こういった正統派のプログラムで来ると、もう普通のバンドでは太刀打ち出来ないマリーンバンドの魅力を十二分に感じることが出来ました。
- しょっぱなのアルヴァマーから度肝を抜かれる演奏です。こんなに遅いアルヴァマー聞いたこと無い、といった表現が正しいと思います。落ち着いた、素晴らしい演奏です。いつも流れて細かい音符や表現がなおざりになることが多いし、そういった曲だと思っていたのですが…しかしこれはゆっくり丁寧に作りこむと曲の良さが改めてわかりました。これはイイモノだ…!
- 交響的序曲の冒頭のTp.に自衛官の「総員起こし」のラッパの最終進化形を見た気がします。この曲も非常に難易度が高いのですが、まぁ舌を巻く上手さ。表現も丁寧で木管楽器の32分音符とかも完璧。
- 後半が始まる前に、ジョージ・ハワード大佐顕彰の表彰式がありました。優れた軍楽隊に送られる顕彰で、空自、陸自はすでに受賞していましたが海自は初。しかも横須賀が受賞したということで喜ばしいですね。
- イタリア奇想曲はいつもの感じ。吹奏楽となるとなかなか表現的に難しいのですが、これはこれでアリ。
- やはり祭りは期待通り。バンダのTpやオルガン、ハープにマンドリンとフル編成。うねるような序盤から抑揚をしっかりつけた中盤、そして雪崩れ込む終盤。もういうことありません。
- 太鼓隊は、マーチのSnareはスネア&深胴スネア&フィールドドラムの3人編成。マーチ用のクラシックスタイルの叩き方でやっていたのが印象的。Timpの並びが通常と反対だったのですが、サウスポーのお姉さんが叩いていたので手順に違和感を感じませんでした。見た目の違和感に気づいたのは軍艦マーチの時…
- 低音が非常に充実してました。あったかいTubaって本当に素晴らしいですよね。。。
自衛隊の演奏は、とにかくきっちりしています。ただならぬ練習量に裏打ちされて、きっちりと計算された抑揚。でもそれが機械的ではなく、音楽しているところにひたすら感動を覚えました。冷静と情熱のあいだではないですが、コレ以上吹くと崩壊する、そのギリギリのギリギリを狙った演奏は、一度聞いてみないとわからないです。そしてもう十八番の軍艦マーチ。これはぜひ一度聞いてください。これだけでご飯何杯でもイケます。
アルヴァマー序曲/J.バーンズ
(すみません、曲目ど忘れ…)/J.バーンズ
交響的序曲/J.バーンズ
星条旗よ永遠なれ/J.P.スーザ(ジョージ・ハワード大佐顕彰受賞を受けて)
イタリア奇想曲/P.I.チャイコフスキー
アヴェ・マリア/G.カッチーニ(Vo.&Organ)
交響詩「ローマの祭り」/O.レスピーギ
ふるさと(Vo./En.)
軍艦行進曲/瀬戸口藤吉(En.)