androidやiphoneなどで手軽に家計簿をつけられ、レシートを読み込ませることで手軽に入力ができる家計簿アプリ。銀行口座とも連携ができる利便性は高いですが、でもちょっと待って。自分の情報は自分で守らないと、後々痛い目にあうかもしれませんよ。個人情報の入力は、利便性とリスクを天秤で量って、納得してからにしましょうね。
本日の駄文
ウインブルドン、テニスの錦織選手が2回線で棄権したことがニュースになっていましたね。体調管理もプロの仕事、よく言われる言葉ですが、4大大会のうちの1つを途中で断念してしまった彼の気持ちを思うといかばかりか。でもこれからの可能性を大いに秘めた選手ですから、今後に期待したいところですよね。
家計簿アプリ・銀行連携の危険さ
家計簿アプリは以前から存在する分野ではあります。最近ではスマホの高性能化とともにレシートをカメラで読み込ませて入力の補助をできる機能を持ったアプリも増えてきました。無料で入手でき、クラウドでパソコンとの連携ができることからより利便性が上がっています。実際、私も「zaim」を使っていて快適に自分のお金を管理できています。(浪費癖をつぶさに観察できるので心理的なダメージも少々あります(苦笑)
ですが、twitterの波の中で気になるつぶやきがありました。
Zaimの「金融機関の連携」機能、新生銀行にいたっては暗証番号までナチュラルに入れさせようとしてくるので、控えめに言ってこのアプリは頭がおかしいと思う https://t.co/50guysHXIV pic.twitter.com/BQnIaUnfGo
— Yusuke OSUMI (@ozuma5119) 2015, 6月 30
「MoneyFowardはもっとヒドいですよ」って聞いて見てみたら、あまりのヒドさに本気で腰が抜けた。「セキュリティカードの裏面の乱数表を全部入れろ」とか、どこのフィッシングサイトですか…… pic.twitter.com/SsZWwhS3B4
— Yusuke OSUMI (@ozuma5119) 2015, 6月 30
銀行口座と連携できるアプリの中には、セキュリティ上必要な暗証番号の入力を求めるものもあります。インターネットバンキングが大いに市民権を得ている今、暗証番号や口座番号をアプリが保持して銀行のサーバに渡すことはなんてことないんでしょうね。技術的には。
このtwitterが警鐘を鳴らしているのは、銀行側が手塩にかけて育ててきたセキュリティ対策を、このアプリがやすやすと突破しかねないことなんです。少なくとも3大メガバンクは資金移動の際は第二暗証番号が必要になっているようですが…MoneyFowardのように乱数表を全て入れてしまうことに対するリスクを、アプリの利用者は十分にわかっているのでしょうか?もし仮に、セキュリティカードの乱数表が入っているサーバが乗っ取られ、自分の銀行口座からなけなしの生活資金が引き落とされたとしたら…なんの文句も言えないですよね。
世の中、便利になっています。ただ、便利になるということは反面リスクも考えなければならないということ。少し身につまされた思いがしましたので、ショートショートでお送りしました。
最近はchromeでもパスワードの同期ができるようになって利便性が上がっています。反面、リスクも高い。意外と一番身近な自衛方法は、必要な情報を手元に書き留めておくことなのかもしれませんね。