ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

教える側と教えられる側、その資質。

Tp奏者、エリック宮城さんが大変に思慮に富んだことをおっしゃっておりました。確かにその通りで、身につまされます。自分ももっと精進しないとなぁ。

本日の駄文

週末はマドンナのコンサート@SSA。(行ったわけではないので念のため)彼女のパフォーマンスは圧巻だったそうですが、19時開始のコンサート、彼女が出てきたのは21時。終演は23時を回っていたことのほうがニュースになっていましたね。観客のみなさんをトリコにする能力を持っているにも関わらず、時間が押したことの説明はなかったのはちょっと残念だったなぁ。。。日本人が時間に正確すぎるのかしら…?

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教える側と教えられる側、その資質。

Facebook上の話になりますが。以前も取り上げさせていただいた、Tp奏者エリック宮城さんの想いです。ぜひ沢山の方に味わっていただきたいと思い、こちらでシェアさせていただきます。音楽を教える側、教えられる側、両方の心に刺さる話です。

Eric Miyashiro - 最近思うことがあります。 (長いです〜!)... | Facebook

私は片田舎で育ったため、子供の頃は音楽に触れる機会がそれほど無かった気がします。学校の吹奏楽部の定期演奏会やコンクール程度しか本番が無かったし、プロの演奏に触れる機会も極端に少なかったし。また当時はInternetもいまほど発達していませんでした。youtubeはおろか、ホームページも静的なものが多く、専門的なページは本当に少なかったのです。ことコントラバスに関して言えば壊滅的で、シマンドルの教本くらいしか入手できるものはなく、あとは部活の先輩しか知識が無い。だからこそ情報不足の厳しい生活を過ごしたことがありました。

翻り、現代。情報を入手しやすい時代だからこそ、その峻別は自分でつけなければならない。Internet上の様々なニュースにかぎらず、楽器や音楽にとってもそのとおりです。全てが正しいわけではなく、自分に役立つ部分をうまく取り入れながら、自分なりの技術を磨かなければならない。そしてリアルに勝る教育はない。そんな気がします。

ごくまれに(吹奏楽の中でも)スタジオ・ミュージシャンの方とお会いすることがあります。客演でお呼びしているにも関わらず、彼らが素晴らしいと思う点、それは常に演奏者として対等な立場で楽団と接してくれること。音楽をより良い方向に持っていくために様々なアイデア出しや協力をしてくれること。(そして飲み会でご一緒すると楽しいこと!)つねに謙虚な姿勢は、音楽の世界に留まらない人間として出来た人だなぁ、と実感させられます。常に相手のことを考え、どのようにすれば一番ハッピーになれるかを考える。なかなか難しいけど、ちょっとづつでも前進していきたい永遠のテーマですね。