ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ネタバレ考。

ライブ終演後のネタバレ。個人的にはマナーだと思い、千秋楽がおわるまでは配慮したレポートを書くよう心がけていますが、リアルタイムで情報が伝播する現代、情報をシャットアウトする技術(忍耐力?)も大事な気がします。

本日の駄文

東京の天気は昨日荒れ模様、あられが降って豪雨も降って。その反動化今日は全国的にいいお天気のようです。なんていうか、朝から花粉飛び放題。今期最大の花粉被害を受けています。目は痒いわ鼻水が止まらないわ。こんな日は一日引きこもりが正しいんだと思うんですけど、なかなかそうも言っていられないよねぇ。

ネタバレ考。

いつも拝見させていただいているブログで、非常に興味深い話がありました。

moarh.hatenablog.jp

ネタバレのメリット/デメリットに関しては議論されて尽くされているので、私からはなんとなく演者側から見た景色と、自分の考えを簡単に。

演者からの視点。学生時代はそりゃー何回も吹奏楽のステージがありました。曲も構成も一緒だったりします。でも、1回1回が真剣勝負。その日の出来が良かったら素直に嬉しいし、まずかった部分は反省して次回につなげようと思うし。演出上「ウケる」であろう場所はお客さんがウケてくれると嬉しいし、いい演奏でお客さんが拍手してくれるとありがたいし。当時はこんなにITが進化していなかったので、雑誌やテレビ、Internet上のホームページレポート程度しか情報が伝播しなかったので「ネタバレ」概念がなかったからかもしれませんが、毎回のお客さんの反応が新鮮で、それはステージ毎の楽しみでもありました。この楽しみを知っているからこそ、演者リスペクトで私個人としてはネタバレしないように配慮しているつもりではあります。

ただ、ネタバレの良し悪し観点からすると「あってもいい」とも思います。今の時代、防ぎようがないから。いくら禁止してもネタバレを100%防ぐことは出来ません。(会場外で売っているアイドルの生写真がなくならないのと一緒で、規制の網をかいくぐる人間はいるもの)本当に大事なのは、その情報を「探す力」と「遠ざける力」だと思います。無い情報を探す力は重要ですが、氾濫する情報をシャットアウトして入れないようにする忍耐力も大事かと。twitter上でも「ハッシュタグ」を使うといったマナーは必要だと思いますが、個々人が判断してライブとのつきあい方を考えていく時代になるのかもしれません。

ただ、最後に一番大事なこと。それは「ナマにかなうものはない」こと。演者さんの実際のエネルギーを感じることができるのはナマ以外にありません。文字や写真、CDやDVDで雰囲気は伝わりますが、ナマのエネルギーは伝わりません。ポップス系なら観客の盛り上がりや音圧、演奏者の歌いまわしなど。クラシックなら弱音や空気感、緊張感など。少しでも興味があれば、多少の時間的金銭的制約はありますが、ぜひナマを味わって欲しい!と思います。自分がレポート書いているのは、自分の感じた感情を他の方と共有したい、少しでも足を運んで欲しい、そんな理由もありますよ。

ライブの時の必需品、そういえばまだご紹介していなかった気がします。現地で1,000円のオペラグラスを買おうと思っているのであれば、事前にきちんとした双眼鏡を準備したほうが何倍も幸せです。PENTAXは画面がクリアに明るく見え、視野が広い良機種。8倍はドーム外野席からはちょっとつらいけど、3階席後方からでもBassのアンプは観察できるくらいには良く見えます。目元を繰り出しメガネ利用でも快適。市価から比べるとちょっとだけ高いけど、ちょーオススメです。