ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

競馬のレア物ファンファーレ

週末は競馬のファンファーレを聴いていました。レア物のファンファーレが聴けるとそれだけで少しテンションが上ります。レースが始まる前の数十秒、すこしだけ耳を傾けていただけると、演奏している団体の個性が判ってちょっと楽しくなります。

本日の駄文

週末に久しぶりにドビュッシーを聴きました。学生時代に一夏ドビュッシーに取り組んだ事がありましたが、そのころはあまり彼の音楽の良さをわからないまま夏が終わってしまいました。今聞くと、フランスの印象主義音楽の醍醐味を感じることが出来、自分が年取ったことも感じるハメになり…。なんともいえない感傷的な気分になりましたとさ。

競馬のレア物ファンファーレ

週末、競馬のG1をたまたまTVで見てました。という話題をすると「皐月賞!」というツッコミが入るのが当然ですが、私がたまたま見ていたのは土曜日。そう、土曜は障害のJ・G1「中山グランドジャンプ」があったのです。大半の方はポカーンかと思いますが、競馬の世界でも平地を走る通常レースの他に、障害物を飛び越える重賞「障害競走」があります。そのG1レースは年2回、いずれも中山競馬場で土曜日に開催されます。G1レースとなると距離も4,000mを超え、障害物も大きなものが使われる過酷なレースになります(今回も1頭落馬がありました)。

で。この障害レース、専用のG1ファンファーレがあります。土曜開催のG1レース、しかも障害。年2回しか聴くことのできない貴重なファンファーレがこちらです。(youtube先生より引用しました)


2016/04/16 第18回 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)【オジュウチョウサン】

こちらのファンファーレ、個人的に大好きです。珍しい6/8のリズム、最初のありえないHrのトリプルタンギングから始まる難易度、畳み掛けるようなTp。なかなか聞く機会のないファンファーレのレア感も相まって、私が一番ぐっとくるファンファーレです。(一番好きなのは東京・中山のG1ファンファーレ。すぎやまさんらしい哀愁を感じるハーモニーがかっこいいなぁ~と思います。NHKマイルカップはN響メンバーのドッシリとした生演奏が聴けますのでこれも毎年楽しみ)

だいぶ前の話、すぎやまこういちさんが振った「競馬ファンファーレコンサート」的なものを聴きにに行ったことがありました。その時プロの皆さんが吹かれていたファンファーレを聞いてとっても感動し、血迷って楽譜まで購入した記憶があるのですが(その譜面どこ行ったかな…)その時も障害ファンファーレはナマで聴くことができませんでした。機会があれば聞いてみたいなぁ。

他にも、競馬のレアものファンファーレとしては、公募で選ばれた「宝塚記念」や、名鉄名物そこどけホーンをモチーフにした「名鉄杯」なんかがあります。東京シティ競馬(大井競馬場)のファンファーレ隊は女子だけ、しかもサックス入りという珍しい編成だったりしますし、なかなかこの世界も奥が深い。レースの前に、少しだけ耳を傾けていただけると嬉しいです。

KING OF TURF 中央競馬のファンファーレ2001完全盤

KING OF TURF 中央競馬のファンファーレ2001完全盤

  • アーティスト: 津堅直弘ブラス・アンサンブル,川口真,服部克久,鷺巣詩郎,三枝成彰,すぎやまこういち,宮川泰,早川太海,梅垣達志
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: CD
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なんと、いまのCDだと障害ファンファーレもはいっているのですね…!これ欲しい。純粋に欲しい。津堅さん(もとNHK交響楽団の主席Tp奏者)の音も聞きたい。う~ん…。 

ちなみに、昔購入した楽譜はたぶんファンファーレ集 中央競馬重賞編なのですが、いま見るとレア物みたい。家のどこかにしまってあるはずなんだけどなぁ、やっぱりちょっと探してみようかな、惜しいな…。でも探しだしたところで誰にどこで演奏してもらうんだという話はありますけどね…。