コントラバスのエンドピンのゴム。意外と盲点なこの部品、でもきちんとメンテナンスされてないとひきにくくてこの上ないです。ゴム、買ってあげてください。すごい安いですから。
本日の駄文
今朝方の京浜東北線の遅延は大変でしたね。唯一の救いは横須賀線が動いていたことでしたが、案の定遅延具合のひどいこと!朝からぐったり電車に揉まれて移動するハメになりまして、これはこれでたいへんだったなぁと。
エンドピンのゴム
昨日から、私の周りで「崎陽軒」が話題になっています。その理由が…
…聞こえますか…BachやHoltonのトロンボーンをお持ちだけど石突きゴムにすぐ穴が開くとお嘆きの皆さん…崎陽軒のシウマイを買うのです…590円で頑丈な石突きゴムが手に入る上に美味しいシウマイが15個もついてくるのです… pic.twitter.com/HiJG6i1vj8
— TOMY (@TOMY7066) 2016年5月24日
石突きゴムとして、崎陽軒のキューちゃんの醤油入れ(にくっついているゴム)が再利用できるとのこと。トロンボーンの極めて狭い世界の話ではありますが、今朝の時点で1万リツイート以上を集める大注目ツイートとなっています。確かに、このゴムなくしてしまうと大変で、購入しようとしても近隣に売っているところも無かったり、ふとした瞬間にいつの間にか外れてしまうことがあるようで。この発想には大拍手ですね。シウマイ食べたい。
閑話休題。私の楽器「コントラバス」にも、同じような話題がついてまわります。「エンドピン」と呼ばれる部品。楽器の下で楽器を支えている金属製の棒なのですが、この棒の先には床を保護するためにゴムがくっついてます。ネジ式だったりはめ込み式だったり形式は様々ですが、きちんとしたステージではゴムを外し、舞台上(木でできた床)にエンドピンを突き刺して演奏します。自分の音が地面から響くことは結構な快感で、普通のホールであれば部隊上手側(お客さんからみて右側)は突き刺した穴の跡が沢山見ることが出来ます。新しいホールで耕されていない舞台を耕すのも密かな楽しみだったりもします。
世の中(おもに中学校や高校で吹奏楽部に入っている学生さん)、このエンドピンのゴムに関しても関心が無いことが結構多かったりするのです。昨年、全国大会出場経験もある学校のコントラバスを見る機会がありましたが、かなり可哀想な感じにゴムがボロボロになっていました。生徒さんに話を聞くと、換えのゴムが無いためにしっかりと楽器を固定できず、食堂や廊下の床(ツルツルしてますよね)では弾きにくいとのこと。あまりにも可哀想だったのでアドバイスしたことを思い出しました。ゴムの状態や住んでいる場所で対応方法について考えてみてくださいね。
1.コントラバス専門店をご存知のかた
この世界にはコントラバス専門店という奇特なお店があったりします。そこまでいける労力と勇気があればそちらにお願いするのが一番早いし確実です。有名メーカー(オリエンテ等)だと「ゴムだけ」の純正部品があったりします。聞くだけ聞いてみるのもいいかもですね。(価格は500円~1,000円しませんし)また、ここまでこだわれるようであれば、逆にエンドピンの交換なんかもいいかも。金属の材質により(以前はチタン、最近はタングステンなんかが流行ってましたね)響き方が変わるんですって。でもそれは今回はテーマが変わってくるの割愛。
2.介護専門店が近くにあるかた
ある有名ベーシストの方に伺ったことがあるのですが、一番いい素材は「杖の先のゴム」なんだそうです。通常のゴム+鉄板が入っているためとにかく上部。10年単位で持つそうです。ネックは、サイズ。実際に測ってみないとハマるかどうかわからないのが難点ですので、エンドピンだけ外して持って行って、売り場で試せれば試してみましょう。滑り止めがセットしてあったりするものもありますが、演奏会とかで使うときは必ず外しましょうね。響きが無くなってしまいますから。
3.ホームセンターが近くにあるかた
これはほぼ全ての方が当てはまるのではないでしょうか?ホームセンターには、家具の滑り止めのために同様の形状のゴムがたくさん売ってます。手当たり次第に試し、ハマったゴムがあれば即購入。耐久性は弱いものが多いため、まとめて2~3個購入するとのちのち便利です。プラスチック製でも事足りますが、できればゴム製が望ましいかな。
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これで合うサイズが無ければどうするか。ゴムの板を購入し、その上に楽器を乗せてしまうという最終手段があります。この方法でダメだったことを聞いたことがありませんので、サイズがわからない…とオロオロするくらいなら最初からこの方法でもいいかも。可搬性はあまり良くないのが欠点ですが、、、ただ価格は安い。単なるゴムですからペットボトル1本分くらいで購入できます。100円ショップでも類似品売っているかも。(楽器やさんに教えていただきました)
とにかく、楽器は弾きやすくしてこそ楽しく弾けるものです。1,000円以内でがらっと弾きやすくなるゴムですから、もしヘタってたりしたらぜひ換えてあげてくださいね~。