ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ブラジル(ブラジルの水彩画)

リオ五輪の開会式、ブラジル選手団の入場曲は「ブラジル」でした。吹奏楽での超有名曲となったこの曲も、南米の本場を聞くとかなりイメージ変わりました。もっと軽く、ノリノリで演奏すべきなんだな、と。

本日の駄文

週末は吹奏楽コンクールだった部門が多かったようですね。Facebook上には悲喜こもごものコンクール結果を知らせる投稿が。でもみんな前向き。次の大会への切符を手にした皆さんは頑張っていただき、残念だった皆さんは今まで練習した自分たちの成果をほめてあげて欲しいですね。

ブラジル(ブラジルの水彩画)

この週末は、甲子園の開会式もあったり、広島が巨人にサヨナラ勝ちしたりしてましたね。私はのんべんだらりとクーラーの効いた涼しい部屋でテレビ鑑賞していたのですが。甲子園の第一試合、鳴門高校のグロッケンやカウベルの音がバシバシ飛んできていたので、よっぽど上手い人が演奏しているんじゃないかと思ったり。甲子園の演奏に、自然と耳がいく季節になりました。

閑話休題、そんななかでもこの週末の一番のスポーツイベントといえばなんといっても「リオ五輪開幕!」でしょう。土曜日の朝も開会式を見ていました。聖火点灯なんかもよかったですが、私が一番気になったのは入場行進。とりわけ、一番最後に入場してきたブラジル選手団。その入場曲が、吹奏楽の世界では超有名曲である「ブラジル」だったのです。

お恥ずかしい話ながら、私このブラジル、原曲を聞いたことがありませんでした。岩井先生の名アレンジこそが一番流通しているんだと思っていたのですが、いわゆる普通のブラジル(=本当の邦題は「ブラジルの水彩画」というみたい。ちなみに原題は「Aquarela do Brasil」だそうです)を聞いて、イメージがかなり変わりました。なにこの軽い感じ。いつも熱心に演奏していた自分のBsの弾き方とか、知らず知らずのうちにアレンジを加えていた方向性の違うフュージョン系のアドリブとか、かなり違ったことをやっていたんだ!とちょっとカルチャーショックを受けました。

オリンピックの入場曲として使われたブラジルは、軽い。とにかく陽気。明るい。サンバの代表曲で、当然明るいのは当たり前なんですけど…それにしても力を抜いたタイコの叩き方とか、けだるい夏に聞く心地よいサウンド感とかが存分に参考になったわけで。やっぱり原曲を知った上で演奏するっていうのは大事なんだなぁ、とつぶさに感じた開会式でございました。

とかなんとかいいながらも、やっぱり心のふるさとはこの岩井さん版ブラジルだったりするのです。なが〜いタイコソロとか、Saxソロをどれくらいアレンジできるかとか、どれだけハイテンションで「Brazil!」と叫ぶことができるかとか。枚挙に暇がありませんよね。