ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

うたごころのある曲

うたごころのある曲が、私は好きです。最近の現代曲ではお目にかかる機会が少なくなってきた気がしますが…。

本日の駄文

インフルエンザ、ようやく良くなってきました。リレンザの効き目もさることながら、病気で食欲と体力が落ちたことが個人的にはショックでした。ちょっとずつ体力戻していかないと。またインフルになったら目も当てられません…。

うたごころのある曲

ちょっと昔になりますが、音楽の先生との話。最近の音大の授業でも、音楽の歌い方について教えることがあるそうです。学生さんは素直で真面目な子が多いようで、教えれば教えられたとおりに歌うことができるそうです。そこから一歩先へ行き、自分はどのように歌いたいのか、までいくことがまずは第一ハードルだとの話でしたが。

こと現代曲に関して言うと、トリッキーなリズムの曲が多かったりします。最近の曲に良くあるパターンとしては、よくあるA-B-A方式の曲にしても中間部は変拍子の嵐、譜面を読み取るだけでも相当な苦労を必要とする形。散々練習しても指揮の先生が変拍子振り間違えたりして大変残念な仕上がりになったと落ち込んでいても、観客のみなさんはまったく気が付かなかったなんていう笑い話があったりなかったり。ともあれ、こういった曲の場合は、如何にして譜面通り演奏するかに集中するわけで、肝心の「歌い方」なんて話は出てきません。これって好きじゃない、とおっしゃっていました。

学生は流行りの曲を上手く演奏できるよう打ち込むわけで、まずは「譜面に正確に」演奏することが求められると思います。ただ、私も(先生も)演奏するからには、その先に見える何かを伝えたいと思っています。そういう曲を選びたい。となると、選曲する基準は昔の名曲になってきたりするわけです。同じA-B-Aの曲をやるにしてもエル・カミーノ・レアルとか春の猟犬とかやりたいわけです。なんとなく。現代曲を変にDisるわけではありませんが、とはいえ、それが中高生の流行になってしまうのはいかがなものかと。まずは音楽がもつ、解りやすい「フレーズ感」から学んでいってほしいなぁと思ってしまうのでした。

シオンのエル・カミーノ・レアル。エルカミだっていいんですが、このアルバムの選曲といったら。アルヴァマー序曲に始まり、チャンス、スウェアリンジェン、マクベス、運力、風紋…。懐かしすぎて涙がちょちょぎれます。