ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ウォークマン A30シリーズ

ウォークマンのA30シリーズ。2017年2月のアップデートを加えることで、本当に最高のバランスが取れたDAPになりました。これなら、ハイレゾで音楽を気軽に楽しめます。ちょっとだけずんぐりむっくりしてますが…。

本日の駄文

今日の横浜はとてもとても強い風が吹いています。この後天気も崩れてくるような予報となっていますね。気圧の変化に弱い私、とてもこういうときは困ってます。アタマが重くなるというか、冴えない顔をしているというか…なんだかなぁ〜。

ウォークマン A30シリーズ

先日、いつものように愛用のDAP「ウォークマン NW-A16」を利用としたところ…なんと動かない。キー操作を受け付けず、固まった状態で再起動を繰り返すという状態になりました。そういえば、このウォークマン購入してからほぼ2年。なんの不自由も無く使ってきていましたがそろそろ代替わりの季節なのかしら?魅力的な新製品は出ていないかしら?そんな期待と失望感を胸に収めながら、某秋葉原の家電量販店に行ってみると…ありました、新製品。その名はNW-A35。新型ウォークマン、A30シリーズです。

旧製品と比較すると、ずんぐりむっくりになった印象。ちょっとだけイマイチな見た目と共に、各所のレビューでは「音がとっても良くなった」という感想を目にしました。いうてもねぇ、音を確かめるには同じ音源で比較しなければ意味が無いよねぇ、と残念がっていたところに現れたSonyの販売員さん。「SDカードの規格は共通なので、もしよろしければ差し替えて試していただいていいですよ」うぉ〜、ラッキー。小一時間取っ替え引っ替え曲を視聴し、ついでに購入してみた(えっ!?)感想です。

  • 操作系は、前評判通りもっさり感が拭えません。スマホの操作に慣れてしまっている自分もあるかもしれませんが、こればかりはちょっと残念。曲を選択してからつねにワンテンポ遅れて追従する動作があるのは残念です。
  • ということを書いておりましたが、2017年2月の本体バージョンアップ(v1.10)で劇的に変わりました!通常のスマホ操作と遜色ない、ストレスを感じないレベルまで操作系が改善。もはや別物のDAPになりました。これは騒がれている通りの神アプデといえるでしょう。やればできる子、ソニーさん。
  • 肝心の音。A10シリーズは、結構Sonyの味付けが濃い音だったと思います。宣伝文句として「濃密な音」という言葉がありましたが、まさにその通り。ipodの薄味と比べると濃い音で、若干聞き疲れする曲面があったのは事実です。A30シリーズになったところ、これが見事に変わりました。ヘッドホンジャックのパワーが増えたことも理由かもしれませんが、より繊細なクリアな音になりました。今までのSonyの方向性からは若干違う感じもしますが、私はこの傾向大歓迎です。ハイレゾがようやく実力を発揮できるプラットフォームを得たという感じでしょう。
  • 曲の選択やアルバム選択は、やっぱりタッチパネルが便利です。側面にあるボタンの押し心地もGood。音量も120段階で調整でき、微妙な調整幅が選べるのがいい。かゆいところに手が届く仕様だと思います。

音楽プレーヤー(DAP)として持つには申し分ない、正常進化を見せつけられた気がします。音楽は気軽に楽しめるように進化してきました。MP3などの圧縮技術も進化し、スマホで好きな音楽を聞くことだって簡単になりました。反面、CDに代表されるような「音楽」を聞くためのプレーヤーは壁の高い世界になってしまったような気がします。お金も時間もめんどくささも必要な、趣味的な世界。

このA30シリーズは、そんな「音楽」初心者にも気軽に扉を広げてくれるDAPとして最高の相棒だと思います。たしかにちょっと重いしずんぐりむっくりしているけれど、実力は上級機からのフィードバックを受けた折り紙付きのもの。外出先で、それなりの音楽をそれなりの音質で気軽に楽しみたい。そんな欲求に応えることができる、2017年初めでは唯一無二のDAPだと思います。万人に強くオススメします。

5色展開から選べるのも魅力的。一番人気は青らしいのですが、赤も渋い朱色と言った感じでいい色だし、ポップなイエローも捨てがたい。落ち着いた黒もいいですよね。

一緒に購入したのが、純正のソフトケース。このケースの高級感すばらしい。フィット感もぴったりだし、ボタンのところが操作しやすいように大きく開口しているのもいい。磁石がついているのでカパカパしやすいのもいい。べた褒めですが、それくらいいい。ちょっと高いけど、せっかく購入したウォークマン、これくらいかわいがってあげると愛着わきまくりです。