ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

舌突きと舌離し

タンギングを和訳すると、「舌突き」と良く言いますよね。でも、舌を離すだけのほうが早いタンギングができたりするそうです。管楽器奏者の方、一度お試しあれ。

本日の駄文

前回のブログにて、Amazonの詐欺アカウントに関する記事をあげさせていただきました。その翌日、Amazonから「アカウントの調整」という名目ですぐに返金処理が実施されました。返金処理のめんどくささはなかったもの、流出してしまった私の個人情報、プライスレス。あぁ、マズったなぁ。。。

舌突きと舌離し

あるプロ奏者の方から最近聞いた話です。楽器をやっていない方にはちんぷんかんぷんかもしれませんが、暫くの間お付き合いくださいませ。(リコーダーと原理は一緒ですから、そちらをイメージしていただくと話が解りやすいかもです)

吹奏楽をやっていて、音の出だしを揃えることは永遠の課題のひとつです。Tutti(みんなであわせて)で曲の出だしを合わせる練習はどこの団体でもやっています。が、なかなか合わないんですね、そこで出てくるワードがタンギング。楽器ごとの特性はありますが、管楽器奏者は基本的にはすべての音の出だしにタンギングして音を出しています。

タンギングは、言葉で言うと「トゥー」と発音します。しっかりできないと音の輪郭がはっきりしない。基本中の基本でもあり、音の出だしを揃えるためはにタンギングを合わせること。こう指導されます。昔から、このタンギングを和訳すると「舌突き」と表現します。舌を歯茎に当てることから「突く」という表現になるわけです。

ところが、今ではこの「舌突き」という表現ではなく「舌離し」と表現するほうが的確なんじゃないかという話があるそうです。舌を「突く」ということは、舌が歯にくっついて、離れる。2ストロークの動きがありますよね。この僅かな時間で音の出だしがズレることがあるんだそうで。よって、舌を離すだけの1ストロークの動きのほうが音の出だしは合わせやすいんですって。ほぉうぅぅ。確かにその通りだわ。

タンギングを行う際に、しっかりと準備をしておくことが求められます。素早いタンギングが要求される時や、Tuttiで絶対にあわせなければならない音がある時、舌をあらかじめ歯茎にくっつけて準備しておけば、その分コンマ数秒の素早いタンギングができるかもです。感覚論もありますが、たしかに理に適った方法かもしれませんね。管楽器奏者の方、ぜひ一度お試しあれ。

世の中にはいろいろなものがあるのですね、一緒に教えてもらった「タンギング練習機」。その方もまだ使ったことは無いそうですが…いったいどうやって使うんだろう、コレ?(私もワカラナイ。でもそもそも私弦楽器奏者だし…などと言い訳)