ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

2017年末の、中華スマホあれこれ。

最近の中華スマホ。深夜テンションで購入してしまった機種は、多少のマイナスはあれどコスパではとんでもなく素晴らしい機種でした。たぶん、そのうち、別の機種を購入していると思います。沼に入ってしまいました、私。

本日の駄文

クリスマスも終わり、いよいよ年末も押し迫ってまいりました。おそらく弊ブログもこのエントリーが本年のブログ納め。今年1年ご愛読ありがとうございました。更新頻度は少し下がりましたが、来年も自分のペースで更新できればいいな、と考えております。みなさま、穏やかな年末年始をお過ごしくださいませ。

2017年末の、中華スマホあれこれ。

先日より、スマホ環境についていろいろと新しいものを取っ替え引っ替え楽しんでいる私です。もうすでに相当な金額を投資しており、なんだかすでにいろいろと間違っているような気がしています。(核爆)あくまでも中華スマホは「オモチャ」の領域を出ないようにしないと…自分がハマりやすい性格だということも認識しているため、容易に沼にハマることは目に見えています。

中華スマホを取り上げるブログ、結構よく見かけます。企業から中華スマホのサンプルを提供してもらって記事を起こしているようですね。文字数も多く、非常に細かい使い勝手をレポートしています。が。私はそんな時間も取れないし、ブログに全精力を傾けてアフィリエイトで生活するつもりもない。自分が感じた中華スマホの正直な感想を誰かに伝えたい。そんな考えで今回はこのエントリを書いてみます。

中華スマホ、実は2~3年前に私の中で一度マイブームがありました。もともとのキッカケは、WindowsとAndroidの2in1タブレットを何枚も購入していた時期、遊びで中華スマホもいくつか購入していたのです。しかし、その頃のスマホはイマイチだった。まだデザイン的にイマイチ&価格が安いだけで、常用したり人前で使うには恥ずかしい部分があったのです。が、ここ最近のスマホは一種のブレイクスルーがいくつかあります。iphoneXに代表される顔認証や狭額ディスプレイ。スマホゲームを十分に動かすことができるCPUのコモディティ化。NECや富士通など老舗のスマホベンダがシュリンクしていくのと反比例して、中華スマホのスタートアップ企業が続々と出てきています。これは何か試してみたい。そう考え、1つ購入してみました。一度も名前を聞いたこと無いメーカー、「UHANS」社の「i8」というスマホです。

まずは、カンタンなスペック。

  • CPU:MediaTek MT6750T
  • RAM:4GB
  • ROM:64GB
  • Display:5.7inch(1440*720)
  • USB port:Type-C
  • 指紋認証あり、顔認証あり
  • 重量:205g

今回数年ぶりに中華スマホを購入し確認したかった点は以下のとおりです。(正直なところ、深夜テンションで注文ボタンをポチッとしてしまった自分への言い訳を必死に考えたのですが。)

  • ひとつめは、iphoneXの顔認証方式とは違うのは百も承知ですが、実際に中華スマホの最廉価スマホでの顔認証は利用に耐えうるレベルなのかを確かめたかったこと。
  • ふたつめは、今流行りの狭額縁&18:9のディスプレイが利用しやすいかどうかを確かめたかったこと。
  • みっつめは、中華スマホ=重いという固定概念が自分の中でどう変化したかを確かめたかったこと。
  • よっつめは、中華スマホ=雑という過去の考えはどのように変わったのかを体感したかったこと。
  • 最後いつつめ。ブラウザゲーム、Android版「艦これ」が満足に動くかどうかを確かめたかったこと。

というわけで、長くなりましたが以下カンタンなレビューとなります。本来は、simカードを入れて電波のつかみ具合やカメラの映り具合なんかもチェックするべきなのでしょうけれど、私はそんな使い方しませんのでバサッと割愛。

顔認証の精度

顔認証は、指紋認証/パスワード/パターン入力の代わりとして、スマホをロック解除するときに利用できます。このスマホも日本語化しても顔認証まわりはすべて英語で説明となっていましたが…まぁこのあたりはご愛嬌でしょうか。(疲れたオジサンである)自分の顔を撮影し、側面の電源ボタンを押すと「顔認証中…」という画面が表示され…あっというまにロック解除ができました!素直に驚きです。中華スマホ、侮りがたし。

しかし。この方式が実用的かと考えると大幅に疑問。iphoneXの顔認証は、3Dで顔の凹凸をみて認証しているはずで、暗闇でも認識してくれるそうです。おそらく中華形式はインカメラの画像認識機能を利用しているだけですので、極論自分の顔の写真でもアンロックできてしまうはずです(試してないけど)。また、顔を認識するためにはスマホの電源ボタンを押下する必要があり、「スマホを向けると顔認証」といった使い方をするにはもう一手間必要になります。(スマホの傾きを検知するフリーソフトをインストールすれば近しいことはできるかもしれないけど)

「顔認証可能」という触れ込み自体は事実であり、実際にロック解除できましたので素晴らしいと思います。が、本当に必要なデータを守るための砦、「鍵」としての顔認証かといわれればちょっと違うかな。このあたりは、apple(iphone)や、パナソニック、NEC(両社とも成田空港での入出国審査で利用されているそうです)に一日の長があると感じました。

18:9のディスプレイ

ディスプレイは5.7インチの18:9。従来のスマホ画面は16:9ですから、従来のスマホよりも幅がスマートに、縦がちょっと長くなりました。これは歓迎すべき。Webサイトを見る際に画面に表示される文字数が増え、今のスマホよりも捗ることがおおくなりました。また、片手で握りやすい幅になったことも好印象。見た目もスマートなので、今後スマホメーカーはこぞってこのサイズになりそうな予感。

それだけに少し残念に感じたのは、ディスプレイの解像度。最近のスマホのスタンダード解像度よりも一段落ちる1440*720という解像度は、美麗かというとそうではありません。若干、ほんの若干ですが写真が滲むような印象があります。Instagram等で、リア充の女性をキレイに見たい!という用途には向かない気が。もちろん、使えない訳ではなく発色は普通にきれいだと思います。

それなりに重いけど、仕上がりよし。

2、3年前の中華スマホは、とにかく重く仕上がりもプラスチッキーなものが多かったのが事実です。安かろう悪かろうの典型といった感じ。今回購入したUHANS i8は、それほどカッコ悪さを感じることはありません。確かに200gを超える重さは多少ずっしりきますが、それでもスマホの幅が短くなったことで持ちやすく、そんなに重さを感じることはありません。見た目も最近のスマホ形状(+18:9のディスプレイ)で、良い意味で注目を集めるかもしれません。

艦これ、普通に動きます。

軍艦の擬人化シミュレーションといえば、最近ではテレビCMまでやりだして乗りに乗ってるアズールレーンかもしれません。しかし、私は一途に艦隊これくしょん(艦これ)をやり続けています。Androidアプリで艦これが動くようになってからというもの、暇さえあれば1日艦これやっている日もしばしば。今回購入した中華スマホで、果たしてどの程度艦これがヌルヌル動くのかを確かめたかったのです。ちなみに2~3年前は…できなくは無いけどストレスが貯まる感じでした。

今は…なんと、かなりヌルサクで動きます。これはディスプレイの解像度がそれほど高くないことも寄与しているのかもしれませんが、このCPU(MediaTek MT6750T)でも十二分に艦これスマホになりうることを証明してくれました。さすがにハイエンド機と比べるとほんのちょっとだけ遅い気もしますが、ストレスはまったく感じません。(普段使いするスマホとしては全く問題ない部分ですね…)

総評。

いやいやどうして、中華スマホを馬鹿にしていた私、180度その認識を改めるに至りました。流石に荒削りな部分(顔認証とか)が無いわけではありません。しかし、このコスパで普通に使えるスマホを作ってくるだけの技術力を持っているのは素直に感服です。もう少し違う機種、具体的には中華スマホの高級機を購入すれば、sonyのxperiaだって打ち倒してしまうかもしれない。そんな印象を受けるに十分な機体でした。中華スマホ、いいかもしれません。また沼にハマってしまったようです、私。

例えば、Ulefoneというメーカーのこんな機種。純粋なスペック(Helio P25、6GB+64GB)だけで比較すると、他の3万円のスマホが霞んでしまうほどのモンスターです。あとはなが~く使えるような信頼性を得ることができれば、将来的には日本市場を席巻してしまうのかもしれませんね。近い将来、私購入してるかも…。