ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

無線LAN更改、2018(WG1200HP2)

自宅の無線LANの環境を更改しました。機器は「WG1200HP2」。でもいろいろと苦労しました。お引っ越し、DHCPアドレス変更、パケ詰まり…。結果的にはすべて問題を解決できたからよかったかな。マニュアルもあります(探しにくいけど)ので、お困りの方は是非チャレンジしてみてくださいね。

本日の駄文

新年早々、相も変わらずココロの不調でイマイチ倒れておりまして。寒くなってくると、ココロの調子を崩すひとがとても多いのだそうです。気持ち的にもふさぎ込んでしまいがち、今週は横浜もお天気よさそうですから、なんとか持ち直していきたいですね。

無線LAN更改2018。(WG1200HP2)

ココロの不調でぶっ倒れていたとはいえ、自分の興味のある点では結構な割合で集中力がでたりするものです。この週末もいろいろと電子機器を更改しておりまして。今回更改したのは無線LAN機器です。で。その更改したときに数回ハマりましたので、今回記事にさせていただこうと思います。

機器選定。

ネットワーク機器に関しては、ルータ/ハブともに信頼性のあるメーカーのものを選ぶようにしています。最近はルータはNEC、ハブはNetgearでほぼ統一しているでしょうか。多少高くても、ネットワーク機器でいちばん大事なのは信頼性。この機器が不安定であった場合、トラブルが起きたときの原因究明がとんでもなく大変になります。無線LANの黎明期、値段の安さだけで選んだネットワーク機器(仮にX社とします)がひどかった。瞬断、パケ詰まり、気まぐれに電源が落ちる等々、不具合のオンパレード。悩みに悩んでいろいろとパソコン周りから原因究明していたのですが、結局ルータを交換したら不具合がウソのように快調になった、と。痛い経験をすると、その反動でお金をかけるべきところには掛けたくなるものなのかもしれません。

で。いま利用している無線ルータはNEC製のAtermです。まだ2.4GHz帯と5GHz帯が出始めのころの機器です。我が家にもようやくIEEE 802.11ac規格の機器が増えてきたところから、今回更改しようかなという気になったというところです。ちなみに我が家はマンションなのでそこまで電波ビンビンになっている必要はありませんし、映像を無線で飛ばす必要もないため高価な機種を選ぶ必要もありません。

で。aterm製品とにらめっこし、今回製品を選定したのは「WG1200HS2」というものです。もう一つお高い「WG1200HP2」という製品もあったのですが、正直「バンドステアリング」という機能はあまり要らないかな、それで数千円安くなるんだったらその方が良いし。昔の機器からWifi環境のお引っ越しもできるようですし、将来的にコンバーターモード(無線中継器)としても利用できるようですし。と、狙い通り本製品を5,000円で購入し、さっそく自宅で設定を始めることとしました。

さて。設定ですがまず、この機器の説明書は本当に単純にカンタンなことしか書いておりません。「詳しくは、Webで!」のノリですので説明書のURL貼っておきますね。(以降、画像はこちらを引用させていただいております)

http://www.aterm.jp/function/wg1200hs2/index.html

困ったことその① 無線LAN環境のお引っ越し

無線LANの機器が変わると、当然ながらSSIDやパスワードが変更になります。その都度設定をしてあげればいいのかもしれませんが、最近とみに増えてきた無線LAN子機の設定を1からやり直すのは流石に面倒くさい。というわけで、このルータのウリの1つである「無線LANのお引っ越し」機能を利用してみました。

ただ、設定方法が、見つからない…。紙で付属している「簡単ガイド」は本当に簡単なことしか書かれていないので、前述Webマニュアルを見て設定することとなります。というわけで、詳しくは下記記事を参照のほど。

http://www.aterm.jp/function/wg1200hs2/guide/wifi_migration.html

私の場合は、この機能が一部しか働いてくれませんでした。具体的には、2.4GHzランプのみが引っ越しできたのですが、5GHzは引っ越しできませんでした。まぁ、それでもかなり簡単にできたので良かったんですけどね。お引っ越し機能を使わずにSSIDの変更方法は下記のとおりです。やっぱりきちんとマニュアルあるじゃないですか。(探しにくいけど)

http://www.aterm.jp/function/wg1200hs2/guide/ssid.html

困ったことその② デフォルトのネットワークアドレス

そんなわけで昔のSSIDをそのまま流用できた私のAtermですが、大変困ったことが1つありました。新しいAtermのLAN側のアドレスは、

  • 192.168.10.1/24

で設定されています。ところがいままでのAtermの設定は

  • 192.168.0.1/24

で設定されていました。普通の方はあまり問題ないのかもしれませんが、私のようにネットワークをこねくり回して設定している人間にとって、自宅内LANのIPアドレス体系が変更になるととんでもなく困ります。というわけで、設定を変更しようとしたところ…ない?ない?ウッソー、そんなことないでしょ?と思って探したところ…「詳細な項目を表示」ボタンをクリックしないと出てこない設定でした。確かにこんな設定するのは物好きかもしれませんけどさぁ…。

http://www.aterm.jp/function/wg1200hs2/guide/dhcpserver.html

しかも、初期設定でのDHCP配布アドレスは「192.168.10.101~192.168.10.200」になっています。こちらも要変更。

困ったことその③ パケ詰まり

ようやく繋がった私のAterm。しかしながら、このAtermがどうもパケ詰まりしているような気がするのです。IEEE 802.11acで接続しても、どうしてもWebページがスンスンつながらないのです。IEEE802.11gで接続すると通常通り繋がるのですが…腑に落ちない。どうしてだろう。設定なにか間違っているんだろうか。それともネットワーク上帯域が混み合っているだけなのかしら。いろいろ考えましたが、先人たちの知恵がやはり重要。どうもこの機器、ファームウェアをバージョンアップしないと真価を発揮しないようでした。購入した状態でのファームウェアは2.0でしたから、そこから以下の方法でファームをバージョンアップしたところスムーズに繋がるようになりました。

http://www.aterm.jp/function/wg1200hs2/guide/verup.html

(※2018/1/15現在、ファームウェアバージョンはVer2.2.1になっています)

そんなわけで、意外といろいろ大変だったWifiルータ更改。でもこのお陰で、無線規格IEEE 801.11acの恩恵を存分に受けることができるようになりました。本当に早い。ネットワーク機器って壊れませんから更改しにくいものかもしれませんが、数年に1度更改してあげるとよりストレスを感じない作りになっているもんですね。こういった感じで少しずつ、環境を整備してみるのはいかがでしょうか?