ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

プロとアマ。

プロとアマの違いってなんでしょうか。プロはお金をもらえる人?その道の上手い人?いろいろと定義はあるでしょうが、アマチュアのひたむきさに心打たれる場面も多いなぁ、と感じますね。

プロとアマ。

いま、甲子園では春のセンバツ開催中です。日常生活でバタバタしていた時期は、この時期の野球に目をくれる暇すらなかったのですが…幸か不幸かいまテレビやラジオで野球を観戦/聴取する日々を過ごしています。高校生たちの溌剌としたプレーは見ていて気持ちが良いですね。つい熱を持って見てしまいます。

私が過去習っていたプロの楽器奏者の方がいらっしゃいました。たまに出てくるその方は私の人生にも大きな影響を与えていただけているのですが…その方がおっしゃっていた忘れられない一言を思い出しました。

「私はアマチュアが好きだ。それはプロにはないひたむきさがあるからだ。そのひたむきさが音に出て、プロには出せない音がでる。」

プロは確かに演奏がうまいです。逆立ちしても敵いっこない。けれど、吹奏楽の場合は曲にかける時間はプロの比ではないくらい練習できる。(コンクールなんかはそれこそ12分のために1年同じ曲を練習することもありますし)その地道さが素晴らしい演奏、「名演」を生むのだと先生はおっしゃっておりました。

なかなかうまくいかないことが多い世の中です。ただ、ひたむきに自分が頑張っていれば、どこかでだれかが見てくれる人がいるはず。それがたとえアマチュアであろうがプロであろうが変わらない。アマチュアだってアマチュアなりに、がんばろうと思える一言でした。

コンクール金賞団体を集めたBlu-layも発売されるようになり、名演にふれる機会が増えました。ほんと、いい時代になったものですねぇ。