ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ソニー ウォークマン NW-A50シリーズ

なんだかんだで、やっぱり音が良いDAP。DAP入門機としても、ipodからの買い替えとしても、A50シリーズは本当におすすめできるDAPだと思います。

本日の駄文

最近時間を持て余すことがよくあります。時間って、足りないときはとことん足りないのに不要なときは余ってしまいますよね。時間銀行とか、本気であればよいのにって思います。不要な時間を預けて、必要なときに取り出すことができる、なーんてね。

ソニー ウォークマン NW-A50シリーズ

私のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)遍歴は、皆様とほぼ同一の系譜をたどっています。もともとはカセットテープのウォークマンから始まり、CDウォークマン、MDウォークマンと続き、その後ipodに浮気しながらも、いまふたたびウォークマンに戻ってきています。4年前のA10、2年前のA30、と来て、今年も購入してしまいました。A50シリーズ。正直今回は買い換える必要がなかったような気もしたのですが…なかなかどうして。今回も着実にDAPの進化を感じさせるような出来に仕上がっています。というわけで、簡単にレビュー。

  • まず、機能的に変わったところは…あまりありません。音楽を聞く、という点では変更ありません。側面のボタンが多少押しやすくなったくらい。PCにつなげるとDACとして機能したり、レコード風の音楽を聞けるようになったりしましたが…私には宝の持ち腐れでして。
  • で。今回一番期待したのは音質的なアップデート。これははっきりと分かりました。A30はソニーらしいドンシャリサウンドだったのですが、A50は少し奥行きを見通せるような音になりました。A30からA40への進化はわりと感じたのですが…A40からA50はそこまで大幅に変化しなかったような。
  • ケースに関して少しだけ。A50シリーズでは純正ケースが「シリコンケース」しかありません。ただ、私はフラップ式ケースがお気に入りですので、A40シリーズのケースをそのまま流用できるか試してみました。結果は写真の通り、ピッタリハマります。(今回は不人気色として有名?な緑色を選択してみました。写真は側面のボタン部分を写したものです。このボタンも手探りでボリューム調整できてGood。)今回も純正ケースのしっかり感は健在。2,000円分の価値は十分にあります。強くおすすめです。

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ここ最近、DAPを持ち歩く機会がとても減っていました。Bluetoothイヤホンを利用して、手持ちのスマホと接続してクラウドに保存している音楽を聞く。これはこれでとても利便性の高い手法ではあります。が、このDAPを持ってみて確信しました。まだまだDAPの優位性は揺るがない、と。

いい音を追求していくと、やはり無線よりは有線、しっかりしたDAPが必要です。この性能を2万円で実現したソニー、やはり素晴らしいと思います。今回のDAPはドンシャリ感もだいぶ薄くなり奥行きのある音になってきました。高級オーディオのソニーの音に大分近くなったような。操作もよりクイックになり、万人受けするような機種になってきています。それだけに、なぜ今回充電端子を従来からのWMポート(専用ケーブルが必要)にしてしまったのかだけが悔やまれるところです。変なところで意地張るのがソニーらしいといえばらしいですが…。

ともあれ。ipodが新製品を作らなくなってだいぶ経ちます。ipodが壊れてしまったDAP難民の方に向けて、このウォークマン、やはりファーストチョイスになるかと思います。できれば純正のケースと合わせたご利用を強く推奨。一気に高級感も増しますからね。純粋にいい音を楽しみたい方、ちょっとの投資でちょっといい音。音楽のこんな愉しみ方もありますよ。

ちなみに。2018年10月現在の今なら、2017年モデルのNW-A40シリーズも併売されています。市場価格でいえばそちらのほうが若干安価になっています。お金を節約したい方はそちらでも良いかも…。