ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

吹奏楽のチームワーク。

吹奏楽におけるチームワーク。楽器の上手下手よりも、最終的には価値観の共有が大事だと思います。演奏の結果、あなたの団体は何を目指しているか、きちんとゴールが共有できていますか?

本日の駄文

週末はセンター試験でしたね。最近はセンター試験の問題にもいろいろと特色があるようで、今回は英語のヒアリングに出てきたキャラクターが夢に出てくるレベルだったようで…。いやはや、出題者側のご苦労も痛み要りますわ…。

吹奏楽のチームワーク。

今回のお題が「チームワーク」ということで。私が長年その身を置く「吹奏楽」の世界は、それこそチームワークが試される環境だよなぁ、と思います。吹奏楽の楽器分担、そこは究極の役割分担があると考えるからです。

たとえば、会社の仕事。お客様に対応する営業だったら、チームを組んでもおよそ数人レベル。大規模でも十数人のチームを組むのが関の山でしょう。でも、普通の吹奏楽を奏でようとすると、最低でも30人程度、充実した大編成レベルであれば50人以上の力が合わさって音楽を奏でます。なかなか日常生活でこれだけの人の力を合わせて行うこと、ないのではないでしょうか。

しかも。それぞれの担当楽器は、それぞれ代わりがきかないことが多いです。例えば、クラリネットが多いからこの曲はトランペットを吹いてもらおう。そんな離れ業ができるような団体、あまりありません。(絶対ないとは言えないのがこの世界の怖いところではありますが(苦笑))だからこそ、各人がそれぞれの責任でそれぞれの楽譜を同じ意識で吹くこと。それが大事なんです。ただ吹くだけではなく、音程(ピッチ)や音色、フレーズ感などの音楽を合わせることで曲が出来上がります。これは合奏の醍醐味で、ひとりひとりがソロで演奏することでは味わうことのできない快感なんですよね。

吹奏楽におけるチームワークという点では、そのひとの楽器の上手下手というよりも、「どこを向いて音楽を行っているか」という点で、価値観の共有が大事だと思います。このあたり「響け!ユーフォニアム」にも詳しいですが、主人公たちが入部した吹奏楽部の目標を立てる場面があります。ただ楽しく音楽を奏でたいのか、コンクールでゴールド金賞をとることを目標にスパルタでやるのか。このアニメでは後者を選択するわけですが、その考えについていけない仲間が部活を去る描写も描かれています。これも日本の吹奏楽部にはありがちだなぁと思って見ていたのですが…閑話休題、共通の目標をもつことが大事で、多様な考え方を認めながらも、考え方の根本はなにか、これを共有できるかどうかは、組織運営をする上でも非常に大事なことだと思うのです。

いい演奏をすることが第一優先。そうはいっても、個人練習の量や音楽センスの有無などで、それぞれの楽器ごとの良し悪しがでてくることは仕方のないことです。そんなとき、横や縦の仲間意識を持てるかどうか。一緒になって目指せる何かがあるのか。どこまで気を使って音楽に夢中になれるか。そういったことが、最終的には大事なような気がします。

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 こういった葛藤まで含めて、吹奏楽部のあるあるを描いたアニメ「響け!ユーフォニアム」。私もこのアニメ見ましたが、青春時代がフラッシュバックしてなかなか甘酸っぱい追体験をさせていただきました。最新作も劇場公開されるようですよ。

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