ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

前を向いて。

黒沢ともよさんが言っていたことは、前を向いていくこと。辛い境遇であろう彼女たちの偽らざる決意を聞ける舞台、それがラジオ。やっぱり、テレビと違ってラジオのもつ魔力ってあると思うんです。

本日の駄文

どうも週末から調子がおかしいなぁと感じていたのですが、昨日はだんだん声がカスカスになっていきました。普通に話そうとしても声が出ない。いつもよりも3割増しで声を出さないと相手に意思が伝わらない。大層職場で心配されましたが、なんとか今日は会社に出勤中。熱とか出なきゃいいけれど。

前を向いて。

私は生粋のラジオっ子です。一般のラジオからアニメのラジオまで幅広くいろいろな番組のリスナーです。もう数年聞いているのが、毎週月曜~金曜まで、20:00~21:00に文化放送のインターネットラジオ「超a&g」で放送されている「FIVE STARS」という番組です。女性声優5人がパーソナリティとなって自由気ままにおしゃべりする1時間なのですが、月曜日の担当は黒沢ともよさん。昨日どんな放送になるのか、おっかなびっくり聞いていたのですが…。彼女はやっぱり強かった、と思います。

アニメ好きにとっても、アニメに関心がない人にとっても、「京アニ」の名前は有名になりました。あの凶行以来、私も調子がいまいち沈みがちな日が続いています。ニュースの一報を受けたときは「ボヤ騒ぎ?」とか思っていましたが、徐々に明らかになるその被害の大きさに胸を痛めています。私がアニメの世界に呼び入れてくれたのは、「けいおん!」でした。あのマニアックとも言えるような楽器の細かいディテールまで描ききる「最近のアニメ」に、度肝を抜かされたんです。社会に復帰するためのきっかけともなった大事なアニメ、「けいおん!」を作った京アニ。こころがしくしく痛みます。

いち聴衆である私がこんなにがっくりきているというのですから、その制作側の人間はいかばかりでしょう。もっと心労しているに違いない。もっと辛いに違いない。黒沢さんは、吹奏楽をモチーフにした作品、「響け!ユーフォニアム」で主演を担当されていました。そのラジオで語る事件のことは我々リスナーにとっても辛く苦しいものでしたが、その後の番組はいつもの明るい黒沢さんに戻っていました。若いけど、しっかりしてる。やっぱりプロだなぁ、と。リアルタイムでは聞くことができませんでしたが、「けいおん!」で主役を務めた豊崎愛生さんも、ラジオを通じてしっかりコメントされているのをニュースで知りました。彼女もすごいなぁと思います。

テレビと違って、ラジオはそのパーソナリティの素の人間が見えやすいメディアだと思います。生放送がほとんどであることから、リアルタイム性がある醍醐味。そして、メールを通じて人と人とがつがれる、打てば響く醍醐味。こんなところが、私がやっぱりラジオが好きな理由のひとつです。今回、黒沢さんが話してくれた、決意にも似た「みんなを笑顔にしていきたい」という話。勇気をもらいました。前を向いて、進んでいかなきゃいけないですね。

劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~ [Blu-ray]

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 民放のラジオばかり聞くことが多い私ですが、たまに聞くNHKラジオも意外と良い番組たくさんあります。この時期の看板番組はやはり、「夏休み子供電話相談室」でしょう。子どもたちの純粋な質問に対して、本当の大人がどのようにわかりやすく回答しているか。いかに人に物事をわかってもらえるかを毎回学ばせていただいています。小学生のお子様を持つ親御さんにも、ぜひ。

https://www4.nhk.or.jp/kodomoq/

同じように、いまNHKラジオでやっている「ラジオ保健室」もかなり攻めた内容です。思春期特有の性に関する悩みに深く切り込み、ふだんは恥ずかしくて大人に聞くことが出来ない正しい知識を教えてくれる番組。昨日は女子のからだについて、今日は男子の身体について。今週はそんなテーマが続きます。こういった番組きっかけにして、お子様にラジオの存在を教えてあげるチャンスかもしれません。

https://www4.nhk.or.jp/P5890/