ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ニュー・サウンズ・イン・ブラス2020

今年度も、無事にニュー・サウンズ・イン・ブラス2020が発売されました。マクロス好きな私が、菅野さんのメドレーを局所的に聞いてみました。

本日の駄文

今週は天気がいまいち。私の体調は天気に左右されやすいため、今週は控えめな一週間になりそうです。まぁ仕方ない。ぼちぼちと生活できればいいかなぁ~。

ニュー・サウンズ・イン・ブラス2020

先日、今年のニュー・サウンズ・イン・ブラスが発売されました。吹奏楽界を代表する奏者のみなさんが、東京佼成ウインドオーケストラと一緒に演奏する、毎年恒例のアルバムです。昔、岩井先生がまだ活躍されていた時代はよく購入していましたが、最近ではほとんど縁がなく。CDを買う習慣がなくなってからは、ほとんど購入していませんでした。

そんな中。今年のニュー・サウンズ・イン・ブラスもスルーするつもりでいたのですが…。コロナ禍で外出自粛が続く中、久しぶりに吹奏楽に触れてみるのもいいかなぁ、と考えてAmazonの発売コーナーに行ったところ、とっても気になる記載が。

8.菅野よう子アニメ作品メドレー(Tank!、ライオン、創聖のアクエリオン、星間飛行)

えっ、いま菅野よう子さんの曲がニュー・サウンズ・イン・ブラスで出るの?しかも、私がいまでもよく聞いているマクロスFの歌が2曲も入っている!(ライオンは正しくは坂本真綾さんですが、シェリルとランカが2人で歌っているバージョンが好き) こ、これは…コロナでやられている私の心は強く突き動かされ、次の瞬間には「購入する」ボタンを押していました。最近は販売形態も多様となり、e-onkyoなどのハイレゾ音源はアルバムで3,500円程度、Amazon MusicのMP3音源はアルバムで2,000円前後で購入できるんですね。私はお金の節約も兼ねてAmazonMusic経由でMP3を購入しましたよ。

聞くときまでは、半信半疑だったんです。以前「ライオン」は某社のホームページで吹奏楽譜を見つけ、試聴音源聞いたんですが、予想以上のクオリティの低さにがっかりしたのでした…。今回もそんなことが起きなければいいなぁ…と思いながら、どきどきしながら、再生ボタンを押して見る私。

ほうほう、1曲目の「Tank!」はなかなか出来がよろしい。雰囲気もいい感じ。割と難しめだけど、これくらい難易度ないとなぁ。で、2曲目「ライオン」は…あんまり酷な言い方はしたくないけど、まずまずかな。原曲より少しテンポ早めで、勢いで演奏するような曲になってました。譜面はわりと忠実に作っているだけに。すこーし残念。3曲目「創聖のアクエリオン」は、耳慣れたテンポではなくゆっくりとした曲調のほう。組曲全体をみるとこの構成はいいかもしれない。そして。ようやく大好きな4曲目「ライオン」。こちらもまずまずな仕上がりでしょうか。勝手にこの曲はタンバリンの曲だと思っているので、できればモンキータンバリンを最初から最後までいれてほしかったなあぁと。あと、原曲より調性が2度くらい上がっているのが個人的は不自然に感じました。少しかんたんすぎる譜面になっているのは仕方ないかなぁ。

吹奏楽版を聞いたあとに、擦り切れるほどに聞いている2曲(星間飛行、ライオン)オリジナル版と聴き比べて比較してみます。あー、やっぱりまめぐの声を聞くと安心してしまう自分の耳があります。星間飛行は、割と忠実目に作ってあるのは好感が持てました。(割と、ね)ライオンは…テンポが早くても、音数多めの菅野さんの編曲がやっぱり好き。こと、マクロスの楽曲はベースラインが強めに入っていて、譜面上も非常にテクニカル。(興味のある方、バカボンさんが普通に弾いているブドーカンのDVDとか見てみてほしいです)だから物足りなく感じるんだろうなぁ、自分には。

この菅野さんのメドレー、すごくやりたいです。でも今はこんなご時世だからなかなか難しいだろうなぁ。そして、もし自分の楽団でやった場合は、死ぬ気で原曲のBassをカバーするべく練習するんだろうなぁ。鬼のように難しいけれど、たぶん編曲されたBassではつまらないと思うわけです。。。

久しぶりに聞いたニュー・サウンズ・イン・ブラス。局所的な感想はこんな感じですが、全体についても少し触れておきますね。昔のニュー・サウンズ・イン・ブラスはこんなに難易度高くなかったはずです。誰でもそれなりの音をそれなりに演奏できる、というのがコンセプトだったと思うのですが、どの曲聞いてもわりかし難しめに作ってあるなぁ、と。過去、私も岩井先生の指揮で演奏させていただく貴重な機会がありましたが、譜面どうこうよりも「フィーリングを大事に」ということをおっしゃっていただいた記憶が強く残っています。譜面を追いかけることに夢中になりすぎて、音楽の楽しさを忘れないように、楽しく演奏できるように練習できるといいですね。

今回の曲の中でいいなぁ、と思ったのは、今をときめくOfficial髭男dismのメドレーですかねぇ。彼らの曲はもともと吹奏楽との親和性が高いとは思っていましたが、旋律も良いし吹奏楽らしい響きも期待できて、そこまで難易度も高くないかな?と思いました。次回の演奏会の候補曲のひとつに選んでもいいかもですね。