ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

2020/6/20 Dialogue+ @オンライン

Dialogue+の1stライブ、とともに、私のリモートLive初体験。彼女たちは、一生懸命のパフォーマンス、一流のスタッフに支えられ、文字通り「はじめてのかくめい!」を果たしました。文字通り彼女たちを好きになりました。好き。


本日の駄文

コロナ禍で往来が規制されていた都道府県をまたぐ移動が解除になりましたね。この週末はかなりの人で観光地も賑わっていたようです。(ラジオの交通情報を聞いていてもなかなかの混雑っぷりでしたし)アクアライン渋滞もいつもの週末の光景を取り戻していたようですが…行きたいなぁ、アウトレット。何が買いたい、とかそういうのはないんですが、買い物の雰囲気を味わいたいだけなんですけど。

2020/6/20 Dialogue+ 1st Live「ぼくたちのかくめい!」@オンライン

Dialogue+。その名前は半年前から知っていました。知ったきっかけは、文化放送のラジオ番組。そもそもはオンラインゲーム「Cue!」のメンバーの半分が「Dialogue+」という名前で活動している、という中途半端な知識だったものです。なので、メンバーで知っているのは、ラジオのパーソナリティをしている内山さんと宮原さん、そして別ラジオで知っている緒方さんの3人だけ。そんな有様でした。

で。彼女たちのライブがオンラインで行われるのを知ったのも実は2週間前。その経緯については、以前書いた記事、「ダイアローグ+インビテーション! - ヘ音記号のひとりごと」に詳しいのですが、好きなベーシスト、黒須さんのTwitterでバンドリハの模様を公開していたのがきっかけです。演奏がロックで、かっこいい。曲もアップテンポだし、曲自体がすごく難しい。このご時世、生で見るのは怖いし、体力も落ちているのでスタンディングライブでは無理だけど、オンラインだったらLiveも見てみたい。3,500円という絶妙な価格設定のチケット代。まぁ期待はずれだったとしてもこの金額ならいいか。そんな軽い気持ちで、Liveを観戦することを決めたのでした。今回はそのLiveの率直な感想です。

  • 今回は無観客のLiveだったのですが、場所は山野ホール。見覚えのあるホールに、ステージとバンドが対面して設置されている面白い配置。でもこれって演者さんにはとってもメリットあるよなぁなんて思いました。
  • いよいよ開演。オープニングの曲を終わって、最初の曲。なんだかとても緊張感、初々しさ、感じまくりです。歌っていること、ダンスすることにいっぱいいっぱい。正直、この時点ではちょっと「期待しすぎたのかなぁ…」なんていうネガティブさもありました。
  • でも、バンドのレベルはみんな高い。特にお目当て黒須さんはちょっと歪ませ系の音でゴリゴリの音。ロック調の曲が多いし、今回バンマスだったからかもしれませんが、クリーン系の音が好きな私からするとちょっと「やってるぜ感」もあったりしたかな。でも悪くないし、安定感もあるし、生であのトリッキーなベースラインを行ったり来たりするんだから文句なし。
  • 曲間のトークは最小限で、最初から5曲まで、ほぼノンストップで疾走。ここで映像の演出が入り、今回の曲の中でひと味違う風味の曲、「Domestic Force!!」ここは1曲ぜんぶ定点カメラ。白と黒、舞台上でもフラッシュを使いながらダンスフォーメーションと彼女たちの真摯な姿勢が見えました。このあたりから、リモートLiveの演出の巧さと彼女たちの魅力にどんどんハマっていく私。
  • 1曲終わり、その後はなんと客席から歌い出す仕掛け。これも良い。曲が終わり、ステージに座り(MVを彷彿とさせる演出)「好きだよ、好き。」冒頭はなんと2人✕4のアカペラ。なんと!!怖かっただろう、相当練習したんだろう、そんな思いを感じながら曲を聞くと、なお感情移入して聞いてしまいます。
  • ここでバンド一人ひとりにフィーチャーしたバンドメンバー紹介。かっこよかったなぁ…。黒須さんのSoloはシンプルで、次の曲のキーや展開を先取りしているものでした。もっとテクニカルなものでも全然良いんですよ(個人的願望)
  • で次が、待ってましたの「ダイアローグインビテーション」。ワタシ的最高潮。でも本当の最高潮は、この曲からつないでの「大冒険をよろしく」。BPM高めのナンバーをなんとメドレーでつなぐなんて、本当に頭おかしい(最上級の褒め言葉)。それをやりきるだけの体力や歌唱力、ダンス…いろいろまた感動してしまって、頭の中がぐるぐる。本プロ締めは「僕らは素敵だ」。ここまできっちり1時間ジャスト。
  • その後、クレジットとメンバーからの直筆のメッセージがありLive終了の演出。さすがにリモートLiveではアンコールなしか…と思っていたら、Encoreの「あたりまえだから」。コロナ禍の中でリモートで作られたこの曲を、MV風の演出をして歌う姿にまたまた感動。
  • そして、最後は客席に飛び出し、もういっかい「はじめてのかくめい!」ここでは最初の緊張はどこへやら、リラックスした8名の素を見れた気がしました。Liveの最後にふさわしい、はじまりの曲、デビュー曲。演出、素晴らしい。

最初にも少し触れましたが、まだ結成されて1年程度の若いグループです。最初のLiveもコロナの影響で延期となってしまい、いろいろな苦労があるかと思います。そして個人的に思うところとしては、極度にトリッキーかつBPM超早い曲を、あの難しいフォーメーションをするダンスを踊りながら、なんとかお客様に見せる、魅せるレベルまで持ってきた彼女たちの努力、周りの人のサポート、これは本当に称賛に値します。それを、本業である声優という枠でやっていのは…彼女たちはいったい何者…?

声優さんも、昨今はマルチタレントとして認知され始めて来ていると思います。だからこそ、どんどんと歌もダンスもレベルがあがっているのは周知の事実です。普通のアイドルだって売れないこのご時世、さらにコロナという局面において、1stLiveをリモートで、かつ完成させたこと。これは手放しにすごいことだと思います。リモートでなければ出来ない演出(客席を生かしたもの、カメラワークを生かしたもの、そしてLive直後の反省会、演出側の反省会まで開催したこと)は、今後のリモートLiveを構成するどんなアーティストへもメッセージ性を持つ、大きな試金石となる出来事と言って間違いないです。

とはいえ。まだまだ成長途上の彼女たちです。まだまだ伸びしろが十分にある。だからこそ、期待したい。彼女たちを扱った、「リスアニ!」の記事では、向こう1年くらいは予定があるそうです。これは、期待せずにはいられない。もっともっとうまくなったら、間違いなく声優界の大きなムーブメントになる。それをこの段階で知ることができて、私は間違いなく幸せものだと思います。9月に行われる予定のReal Live。ただただ、すごく楽しみです。

かいかいせんげん!(新曲)
はじめてのかくめい!
トーク!トーク!トーク!
上々だ(新曲)
パジャマdeパーティー
Domestic Force!!
また立ち上がる(新曲)
好きだよ、好き。
ダイアローグ+インビテーション
大冒険をよろしく
僕らは素敵だ
(En.)あたりまえだから
(En.)はじめてのかくめい!

彼女たちのLiveは、火曜日までならアーカイブが見られます。本編でだいたい1h15mくらいですが、その完成度を是非…!

dialogue-music.zaiko.io
彼女たちの公式ページはこちらから。

dialogue-music.jp

 先週発売されたシングル。この曲の詞も、しみじみと沁みます。

あたりまえだから

あたりまえだから

  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: MP3 ダウンロード