Amazon AlexaとGoogle Home。非常に似ている両者ですが、どちらかを選べと言われれば…私は無理でした。今後のことも考えて、Amazon Alexa対応機器を買います予定です。ご参考になれば。
(2020/8/20 初版作成)
(2020/8/21 Youtube Musicの利用について検証したので大部分追記)
本日の駄文
この猛烈な暑さが毎日続いていると、いったいどれくらい過酷な環境下に自分が置かれているのか、わからなくなること、ありません?いくら体が暑さになれたとしても、実際に暑い部屋の中で過ごすのが厳しいことは変わらない。客観的な指標がほしいなぁ、と思って、先日作業部屋にも温度・湿度計を購入しました。安価で小さく、温度も正確なのでこういう機器はやっぱり日本製が大事。(中国製の温度・湿度計はまったく参考にならなかったので、電池を抜いて投げ捨てました)
Amazon AlexaとGoogle Homeどちらを選ぶ?→Alexa!
Google Homeの活用例
以前このBlogでもご紹介したことのある、Google Home機能を搭載したJBLの製品をご紹介したことがありました。その名は、JBL Link。Link 10とLink 20と両方とも持っていた時期があり、今Link 10は他人にお譲りしてLink 20がベッドサイドに鎮座しています。
このLink 20という製品、大きめのペットボトル(600mlくらい入るやつ)とほぼ同じ体積なのですが、Google Home機能が使えるという珍しい代物です。その遅すぎる起動時間や短すぎる電池持ちは、常に充電状態、かつ電源Onにするという運用でデメリットを排除。使い方としては、
- 調子の悪いときに横になった際のRadiko再生機
- 眠れないときのTuneInRadio音楽垂れ流し
- 眠る前のYoutube動画をいい音で聞きたいときにAndroid携帯からキャストさせて音を飛ばす(本来はできない機能のようで、なぜ自分ができていたかは謎)
- 絶対に起きなければならないときの目覚ましアラーム
といった具合です。
ところが。最近ちょっとこの子、調子が悪い。「OK,Google,TBSラジオをつけて」といつものように指示するのですが、「すみません、よくわかりません。」なんて返されることもしばしば。きちんとTBSラジオが流れることもあるんですが、きちんと応答してくれることが減ってきた気がするのです。ちょっとだけ、不服。
Amazon Alexaの活用例
他方、我が家のリビングにはAmazon Echoがいます。スマートスピーカーの黎明期に購入したEcho Dot(第一世代)。こいつはすでに引退し、現在はAmazonセールで安くなった際に購入したEcho(第二世代)が鎮座しています。Amazon Echo Dotは音が悪く全く使っていなかったのですが、現在のEchoはわりと音楽鑑賞に耐えうるいい子です。現在主に
- 適当な音楽を流す際のAmazon Music(自分でアップロードした音楽を利用したり、適当なジャンルを選んで流したり)
- 料理をするときなどのお供にRadiko Premium(全国のラジオ局をザッピング)
- カップ麺のお供のタイマー機能
として使っています。一番使うのはRadiko Premiumで、私の一日ラジオ漬けの生活になくてはならないものです。(Amazon Alexaはスキルを覚えさせることで全国のラジオ局を聞けるようになるのです。各地の方言なんかも楽しくて、たまらないんです)
今回の検討事項
寝室に置いてある壊れかけ(?)のLink 20の代わりに、Amazon Alexa搭載機を迎えてみるのはどうだろう。率直に言うと、いまMy目覚まし時計は壊れているし、Google HomeでできることがすべてAmazon Alexaでできるようになっていれば、それって素敵なことじゃない。もしくは、Amazon AlexaがGoogle HomeのできることをすべてやってくれてもOK。そこで、私の使い方をした場合の両者の比較をしてみることにしました。一応、今回Amazon Alexa搭載機は、現在オークションに割と流れているEcho Show 5を想定機としました。(2台で9,980円とはいっても、1台だけ欲しい人はみんなヤフオクとかに流すわよねぇ…)
では、さっそく比較。
1.Radiko(Premiumで全国のラジオを聞く前提)
- Amazon Alexa→○。問題なく使える。強いてあげれば、最近まで「Alexa,TBSラジオを流して」で問題なく使えたのだが、最近の改悪で「Alexa,RadikoでTBSラジオを流して」と指示しないと動かなくなったのが大変不満。このワンフレーズを省くことができるかどうかは地味にストレス。
- Google Home→✕。TBSラジオやTOKYO FMを聞くぶんには問題ないが、今後もラジコプレミアムとの連携は期待薄。Google Homeスピーカーを強引にBluetoothスピーカーとして認識させれば聞くことはできるが、声だけで操作ができないのはちょっとめんどくさい。
2.TuneInRadio(メインで利用しているInternetRadio)
- Amazon Alexa→✕。以前はうまく認識していたのだが、どうも私の使い方が悪いのか声の認識率が悪い。狙ったFM局(特に海外のFM局)を声で指定して再生させるのはほぼ無理。△。いろいろいじっていたら、スマホ上のAlexaアプリからキャストして流せることがわかりました。深い階層まで潜っていって自分の好きなステーションを選ぶのがちょっと面倒だけど、やってやれないことはない。
- Google Home→△。こちらも認識率は悪いが、「湘南ビーチFM」程度なら聞き取り率は高いので、声だけの操作でまだ使える。Androidスマホからであればキャストさせて音声だけを簡単にスピーカーに飛ばせるので使い勝手が良い。
3.Youtube(Bassを聞くために良い音で動画を見たいとき、接続が簡単かどうか)
- Amazon Alexa→✕。
- Google Home→✕。
どうやらこれって、Premium会員として月額いくらかのお布施を支払わないとダメな機能らしいですね。私の環境がいままで特殊だったからこんなことができたのかなぁ…たしかに普通の人と違って色々いじっているスマホ環境があるからできたのかもしれません。大変失礼しましたm(_ _)m
4.Youtube Music(メインで利用している自分で入手した曲を再生できるか。
※AmazonMusicは10月以降、Youtube Musicへ完全移行されるため。移行されていない方は早めの移行作業(ワンクリックだけだけど)をおすすめします)
- Amazon Alexa→✕。そりゃAmazonは自分のところのサービス(Amazon Music Unlimited)を使わせたいでしょうから、当然でしょうねぇ…。
- Google Home→○。これはほぼ間違いなく簡単に聞くことができるようになるでしょうねぇ…。✕。(追記)Youtube Music自体は使えたのですが、自分の曲をアップロードさせても、その曲を聞けるのは自分の端末だけ。スマートスピーカー側へキャストさせるのはNGでした。なんだよぅ、改悪じゃないか…Googleさんよぅ…。
注:ただ、これも意外と考えもので。自分の音源をどうしても聞かなければならない人(たとえば、吹奏楽部で自分の録音をとっておきたい人とか、クラシックの名盤、珍盤などの収集家、レコードを漁ることが趣味のDiggerとか)以外は、結構サブスクリプションで毎月いくらかのお布施を払うことで解決する問題なのかもしれません。
注2:私もサブスクリプション、一度考えた事があるんです。Spotify。無料版のSpotifyはAmazon AlexaでもGoogle Homeでも試せるんですが、本当に、広告が、うざすぎる。アレでSpotifyに対していい印象を持っていない私は、毎月のお布施がアホらしく、Spotify嫌いになりました…。
注3(追記):今回のYoutube Musicへの誘導は、結局Googleとしてもサブスクリプション型への誘導なのかなぁという気がしています。となると、いまはAmazonPrime会員である自分は、素直にAmazon Music Unlimited会員になるのが一番安い解決策なのかもしれない。でも毎月金を払うのは釈然としない…。不服だ…。
5.タイマー機能(目覚まし代わり、カップラーメンの3分タイマー代わり)
- Amazon Alexa→○
- Google Home→○
これは文句ないですね。ただ、Echo Show 5は常時表示されている時計の輝度をあまり調整できないという話も聞いたことがあります。部屋を真っ暗にして寝たい人にはあまりおすすめできないかもしれません。
総評
Amazon Alexa搭載機を導入すべき人
- Amazonのヘビーユーザーで、音楽をAmazon Music UnlimitedやSpotifyのサブスクリプションサービスで利用する人
- Amazon Echoのセールのタイミングで安価にスマートスピーカーを入手し、気軽に楽しんでみたい人
- Radiko Premiumをどうしてもエリアフリーで聞きたい人
Google Home搭載機を導入すべき人
- Androidスマホを利用している人で、自分の音楽をクラウドのアップロード先でGoogle Music(Youtube Music)を利用している人
- Radikoを自分の住んでいる地域だけ聞ければ良い人
- 今後Googleがスマートスピーカー事業を辞めても泣かない
- Googleの言語認識率が若干よく感じるため、Google Nest Hubのコンセプトが気に入った人
正直、私はどちらのスピーカーを使うにしても決定打がない状況です。もし、Google HomeのRadiko Premium化対応があったらGoogleと心中したい気分ではありますが…いま時点ではスマートスピーカー界の中でいちばん安心感があるのはAmazon Echoなんですよね。(Echoの音質が意外と良かったので、ちょっとAmazonを見直したところもあり…)さて、わたし、どうしよう。
(追記)今回のGoogle MusicからYoutube Musicへの誘導を考えると、自分の持っている音楽をスマートスピーカーで気軽に楽しもうとするには非常に難しいことがわかりました。(世の中では実現している人もいるみたいですが、かなりハードルが高く素人では無理に近い)とすれば、いまさら死にゆくGoogle Musicと心中するのは気が引ける。流れに乗って、Amazon Echo買い足すのが一番手っ取り早い気がしてきました。。。
私と同じ状況の方、もしいらっしゃったらEcho(第三世代)の音質、教えていただけると嬉しいです。どうぞよろしくですm(_ _)m