ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

リハビリのコラール

週末、ほぼ1年ぶりに楽器を演奏してみました。いちばん勉強になったのは、少人数編成でのコラール。普通の基礎練習にも使える、とても優秀な楽譜です。

本日の駄文

昨日は雨が降りましたね。その影響かどうかは全くわかりませんが、祝日なのに一日動けずにおりました。朝も三度寝し、昼寝もし、夕方も寝て。主治医の先生から「早々に復職できますよ」なんて言われた次の日にこの状態。社会復帰、本当にできるのかしら…。

リハビリのコラール

先週の土曜日、おなじ吹奏楽団の仲間が数人集まることができました。とあるホールの練習室がなんとか取れたということで、まずは有志一同で練習をしてみよう、という実験アンサンブル。低音メンバーが誰も参加できないということでしたので、自分が手を上げた、という経緯です。本来ならばコントラバスで参加したいところですが、都合により今回はエレキベースでの参加となりました。ま、低音参加者がひとりもいないよりは良いアンサンブルになるだろう、ということで。

集合は土曜日の13時。車を走らせ到着した練習室はまずまずの広さ。このご時世、吹奏楽器を受け入れてくれる練習室のニーズは高いようで、予約担当者からすると、どの練習場所も予約取るのが大変みたいです。そんなご時世、楽器を弾けるのはありがたい。まずは久しぶりに本気で鳴らす愛機の具合を見ます。金曜に(数年ぶりに)弦を張り替えた愛機、久しぶりのアンプに喜んでおります。ベースのボディが共鳴しているのがわかります。あぁ、いい。この感じ、久しぶりすぎる。指回しの基礎練習を終える頃、さっそくアンサンブルをやってみることになりました。

まずは、音の感じを確かめるためにコラールから。今回集合したのはたった5人だったこともあり、少人数編成で楽しめる楽譜を持ち寄ったのでした。

このコラール集、さまざまな楽器を4グループに分け、誰でも知っている曲を題材に音程感や合奏感を学べるものです。初めてこの譜面演奏してみましたが、思った以上に良くできている、という印象です。楽器も選ばないし、出てくる和音はなかなかおしゃれな和音も含まれていて、やっていて飽きない。昔の教則本は基礎和音しかなくって、I→IV→V→Iなんて進行しかなかったんですが、最初の曲(さくらさくら)の終始和音がSus4で終わってたりするの、なかなか通な編曲です。

我々有志一同も、なかなか楽器に触れる機会がなかったので最初こそ自分勝手に吹いていましたが、2回、3回と他の楽器に合わせるにつれ、自分の和音の中の立ち位置や主旋律を担当する際のでしゃばり感などを思い出し、とても良いトレーニングになりました。譜面も簡単なので、楽器を始めたばかりの学生さんや、久しぶりに楽器を吹く大人たちにもフィットする、いいコラール集だなあと思いました。値段も高くないしね。(4,400円)

このコラールですっかり気を良くしたわれわれ大人一同は、退出時間の17時までの間、好き勝手曲を吹いてあそんでいたのでした。適度な休憩をいれながらではありますが、久しぶりに音楽に触れた楽しみ、喜びを共有しあえるのって、嬉しかったです。

ついでに。参考まで、どんな曲をアンサンブルしてみたかもご紹介。

以前、課題曲だった「雲のコラージュ」。わたしはこの年の課題曲は違う曲でしたが、その後機会があって「雲のコラージュ(原典版)」を演奏したことがありました。このアレンジは小編成むけに編成されていますが…少なくても初見合奏でやれるレベルの曲ではないですな。かなり難しいし、変拍子やテンポの揺れ幅も大きく、できれば指揮者をたててじっくり取り組む曲です。まー、なんとか曲は通りましたけれど、初見ではツライ。(大事なことなので2回言いました)

www.tv-asahi.co.jp

ついでに。先日「題名のない音楽会」で披露された、エリック・ミヤシロさん率いる「ブリーズバンド」の譜面も演奏してみました。曲は、今の流行りに乗って、紅蓮華。楽譜をダウンロードして初見演奏してみましたが…。普通に玉砕。コード進行なんかも元曲よりもっとおしゃれにアレンジされていて、元曲の感じでベースライン弾こうとしたら違った音が書いてあったりして。(Tuba譜面だったから音が低すぎて初見じゃ弾けない、という言い訳もさせてほしいのですが)まー難しいです。カッコいいんだけどね。これも練習して仕上げるタイプの曲ですね。