ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

コントラバス弾きの「国産車」選び2020(3)MAZDA3

さっそくディーラーさんにお邪魔し、本格的にはじめました、クルマ選び。最初にお邪魔したマツダ、MAZDA3は想像以上のクオリティ、でも想像以上にお高い…悩みますわ~。

本日の駄文

新型コロナ、ついに東京都では新規感染者が2,000人を突破、1都3県に緊急事態宣言の発令となりました。意外とこの緊急事態宣言、拘束力が少ないような気もしますが、それでも出さないよりは出したほうがましかな、と。とにかくコロナにだけは負けないよう、日頃からのうがい手洗い、アルコール消毒等は欠かさずにやっていければと思います。

コントラバス弾きの「国産車」選び2020(3)MAZDA3

前回までのあらすじはこちらから。

友人からのアドバイスを得て、まず最初に向かったのはマツダディーラーでした。今回の本命、と勝手に思っているMAZDA3の実車の試乗および現物の確認を刷るためです。狙いのグレードは、15S ツーリングセレクション。本当は2リッターエンジン、もっと言えばSkyActiveXの搭載された車両を検討対象にしてみたいのですが…そこまでいくととってもお金が足りません。ローンを組むにしても、頭金を考えるにしても、とりあえずは車両本体価格が300万くらいでないと検討の土台にすら上がらない、という懐事情です。

この日はたまたま電車で外出していたので、15sの試乗車があり、かつ駅から徒歩圏内のお店を探し、事前に電話でアポを取ってから訪問させていただきました。対応してくれたのは、少々内向的な若者くん。でも車好きみたいで、こちらの質問にも的確に応対してくれたので結構好印象。

では、この日のMAZDA3のインプレッション。

コントラバスが積めるかどうか

たぶん、積めそうです。MAZDA3で一番気になったのは、その外見を優先させたがゆえの室内荷室の狭さ。それでは気になる荷室の写真です、ハイドン!

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まずまずの広さ。Cセグメントとしては標準的かな?

後ろのトノカバーは荷室の長さの参考として置いてみました。(後席を倒すときには邪魔になるので、なんのためにあるかわからない装備ですよね…)荷室に実際にわたしも寝てみて、広さを確認してみました。うん、なんとか入りそうです。特に重要なのは、後席を倒したとき、前席中央アームレストとの段差があると致命的欠点になる(ネック部分に空間ができてしまうと、楽器が壊れてしまう原因のひとつとなります)のですが、そこはまずクリア。普通ににコントラバスは1本入りそうです。

ただ、荷室については…正直あんまり広くはありません。デザイン優先、渾身の一作なのは理解できるのですが、荷物を入れる際にリアバンパーやリアスカッフプレートに楽器をぶつけそうな予感大。そして、思ったよりも荷室にいれるところが深く、段差になっているので、重いもの(ベースアンプとか…)を「よっこいしょ」と持ち上げるのは、意外と気を遣いそうな気がします。もしMAZDA3にするんだったら、ここを保護するようなパーツは購入したほうがいいかもしれませんね。

試乗してみて

外装。最初に感じたのは、やっぱり惚れ惚れするほどのかっこよさ。外見で選ぶのであれば、MAZDA3、一択です。特にマツダの赤で塗装されている車体は、陽の光を浴びてキラキラしている独特の美しさがあります。造形もかっこいい。実はちょこちょこMAZDA3、街中で見かけることがあったのですが、見とれていたことが過去あったんです。それくらい、メロメロになる、かっこよさ。

内装。最初に乗り込んだイメージを、誤解を恐れずに言ってしまうと「まるで昔のロードスターみたいな包まれ加減」だと思いました。シートの出来が良く、適切なドライビングポジションがとれそう、長時間運転でも疲れなさそうです。運転席から見る目線がそれほど高くないのも好印象です。コンソールの雰囲気もバッチリの高級感。ヘッドアップディスプレイの近未来的な感じも手伝って、なんだかワンクラス上のクルマに乗っているようです。

走り始めてみると…必要にして十分な感じでしょうか。アクセルをそれなりに回して必要なパワーを絞り出しているような感じがありました。ゴルフヴァリアント(1.2リッターターボ)と比べると、たしかに非力です。峠を積極的に攻めるとか、高速道路の追越車線で無理して抜いていくとかでなければ十分だと思いますが…正直、1.5リットルでは、少し物足りない気はします。

足回りは適度に固く、それほど違和感(妙なふわふわ感とか、ガチガチの感じとか)を感じず、ちょうどいい感じ。17インチを履いているからか、もっと硬めのイメージを持っていましたが、ちょい乗りした感じだとかなりいい感じ。

先代アクセラではさんざんこき下ろされていたマツダコネクト。今回からはパナソニック製になったということで、その反応は満足のいくものでした。本当はもう少し高精細で上下に広い画面だと見やすいのかもしれませんが…あまり運転する際の視線を邪魔しちゃいけないですから、これくらいがいい塩梅なのかも。ただ、画面がタッチパネルでないのは少し残念。直感的に触れたほうがいいんだけど。。。

そして、一番気になる後方視界の悪さ。確かにネガティブなポイントに間違いはありませんが、担当営業さんいわく「わたしは気にしたことないですよ~。バックする際には360度モニターつければ便利ですし」という言葉。たしかに、わたしは視界の悪さがそこまで致命的な欠点にはなりませんでした。その代わり、360度モニターは本当に便利。クルマを全方位で見ることができるのは新感覚で、もしMAZDA3にするのであれば間違いなくオプションとしてつけるべきでしょう。

はうまっち?

本体価格は200万円中盤といったところですが、いろいろオプションをコミコミしていくと…結果支払金額が300万の大台になってしまいました。電話でアポをとって、試乗してみて、新車で購入するとはいったものの、この段階で値引き額はゼロ。やっぱりマツダ車は値引き販売してくれないというのは本当だったのか、と実感。わたしも社交辞令的に「値引きは頑張らなくていいです」って言ったものの、本当に値引ゼロで出してくるとは…

まとめ

MAZDA3。そのクルマを一言で言えば「魔法のようなクルマ」だと思います。荷室はちょっと狭め、後席もちょっと狭め、ラゲッジにものを入れる際にちょっとした段差に気をつけなきゃならない。そして気になる後方視界。そんなネガティブはありますが、惚れ惚れするほどの外観のかっこよさ、内装の質感の高さはまったくもって予想以上のものでした。うーん、グイグイと惹かれるところです。

がしかし。予算的にはまったく折り合いません。1.5リットルでは多分わたし、満足しないはず。もう一個上のグレード、2.0リットルを300万と言われれば検討の余地もありそうなのですが…しかしながら、値引きも期待できないクルマです。欲しい。でも金額的にはどうやっても無理。中古車とか、新古車とか、そういったタマがあれば別なんです
がねぇ。。。すぐ諦めるには少し、いやかなり、悔しいクルマです。わたしの心のなかに、結構な良い印象を残しましたよ。(次回に続きますよ)

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正面から見てもかっこいい。ただただかっこいい。