ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

また働き始めることができました。

こころの病で休職していた期間からの卒業。ようやく復飾し1ヶ月が経とうとしています。おそらくずっとこの病とは付き合っていきますが、うまく折り合いをつけて過ごしていきたいところですね。

本日の駄文

桜の開花も発表されて、すっかり世の中も春めいてきていますね。先日テレワーク中にお昼ごはんの買い出しにコンビニまで出かけたところ、一張羅の洋服を着た学生さんと親御さんが一緒にお昼ごはんを買っていました。卒業式かなぁ、と思い、また少し季節感を感じましたねぇ。

また働き始めることができました。

今週のお題「〇〇からの卒業」

今週のお題を見て、自分の卒業式の思い出なのかと思って過去を反芻していたら…実は自分の「卒業体験」を書くという記事とのこと。あらら…と思いながらも、自分がつい最近卒業したもの。それは「休職期間からの卒業」でしょう。まぎれもなく。

私は一昨年の11月からずーっと心の病で休職していました。まともに身体もうごかず、趣味をやろうにもその気も起きず。さらにそれにコロナという追い打ちが加わって、昨年1年間は本当に空白の一年間でした。まだまだずっと休職つもりだったのですが、昨年の12月に自分の休職期間満了解雇が「3月上旬」という事実を知り、そこから生活を少しずつ改善し、一日業務をする体力と精神力を身に着けていき、なんとかいま、またもとの会社に勤務することができています。

休職期間中は、本当に復職のことなんか全く考えることができませんでした。特に、去年の12月。コロナがじわじわと再拡大していたとき(まだ緊急事態宣言が出る前に)、親からの反対を押し切って実家に帰省して今後の自分の身の振り方を真面目に考えていたのでした。おそらく会社にはもう戻れないから、まだ横浜で再起を図りながら暮らすか、親のスネをかじるのも気がひけるけど、一旦いまの家を引き払って病気を回復することを最優先とするか。そこまで追い詰められていたし、実際そうするつもりでした。その証拠に、維持費のかかるGolfを手放して国産車へ買い替えしたりもしましたしね。

その後、劇的に、とはいかないまでも、少しずつ自分がPCに向かう時間を増やしていき、シェアオフィスで一日働いてみたりもし、2週間の出社試験をなんとかPASSすることができ、もうすぐ復職してから1ヶ月です。先月は半分は出社しているので、なんとかお給料も半分いただけるような気がしていますが(でも保険料やら住民税やらいろいろ引かれて結局手元に残るお金はすごく少ないような気もする)、3ヶ月前を考えると、まさに奇跡。今でも半分夢かと思っています。いつのまにか、自分が退職するはずだった3月上旬も過ぎ去っていて。単純に嬉しいです。

この休職期間で得たことは、、、特に自分の考え方がまた少し変わったな、と思います。会社に行ってバリバリ仕事して、出世して給料をたくさんもらって、リッチな生活を送ることだけが人生ではない。そもそもそんな出世街道を歩きたいとは思っていなかったけれど、元同僚や後輩たちが部長や課長に上がり、いまの会社を動かしていると考えると、なんともいえないやるせなさでモヤモヤしている過去の自分もいたのでした。今は、この病気を通して考えるに、他人には絶対にわからないであろう苦しみや辛さがわかるだけのメリットがある、それを今後の人生に生かしていきたい。お金はもらえなくて苦しくても、相応の幸せはあるはずだ、と考えられるようになったのが収穫ですね。

こころの病気からの卒業は、私の場合はできない気がします。一生この病気と付き合っていかなければならないと覚悟を決めています。だったら、少しでもうまく付き合うために、自分のことをもっと見つめて、うまいこと対処療法ができるようにならなきゃ。まだまだ課題は多いですが、自分、まだまだ、なんとか、頑張りたいと思います。