ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

昔の春分の日の思い出

春分の日。昔営業していたん十年前は、まだまだ休日出勤当たり前の時代でしたね。そんなハチャメチャな時代の営業は、それはそれで懐かしく感じたりもするものです。

本日の駄文

いつも行きつけのスタバがあるのですが、懇意にさせていただいていたお姉さん、また一人ご卒業されるとのことで。行っているお店は変わらないのだけれど、こうやって知った顔がひとり、またひとりといなくなっていくのは少し寂しいわけで…。いちばん私がスタバに通っていた頃からの馴染みのお姉さん、新天地でも頑張っておくれよ~。

昔の春分の日の思い出

今週のお題「祝日なのに……」

明日は春分の日。祝日。お休みは一日減ってしまいます。ちょっと残念ですよね。でも私の周りを見渡してみると、実は土曜休みの振替休日として今日が休みの人もそれなりの数いらっしゃるみたいです。なんということだ…!いい会社にお勤めですねぇ。ま、うちの会社もそこまでブラックではない(はず)なので、祝日が一日少ないからと言って文句は言いませんが。

でも。昔話で大変恐縮ではありますが、私が営業をしていたころの春分の日って、実はボーナスデーだったんです。(お金として支給されていたわけではないです、時間を有効に使える、休日出勤できる日、という意味で)

社会人なりたてだった頃の私は、バリバリと営業をやっていました。3月は年度末。1円でも多く売上を上げるために、取引先を回ったり会社での事務作業をやったりと本当に忙しくさせていただいておりました。この頃になると突発的な依頼も多く、「予算が使い切れないから、なんか3月中に納品できるもの提案して」とか、その反対で「予算ないから、申し訳ないけど4月検収に変更して」なんて依頼もバシバシあった頃です。今となってはコンプライアンス上絶対にダメな話ではありますが、そこは昔話ということで多めに見ていただいて。。。急いで売れる商材を探して提案したり、SEさんと話をつけて調整したり…それはそれは目の回るような忙しさでした。

そんな私達の会社の場合、その月の落着の数値が見えてくるのが20日近辺。3月だと年度末ということも重なり、数字にはより確度が求められます。若かりし頃の私は、数字を達成できなくなってしまう恐怖が本当に強く、いつも隠し玉の案件をいくつか持っていました。それを容赦なく月末に売り上げたりするものだから、上司からは「お前はいつも数字が上振れするから信用ならん」なぞと怒られたりもしたものです。

そんな、3月の20日。春分の日は、お客様は基本的にお休みの日。だからこそ、私達の会社は事務作業に専念できる日。当然休日出勤です。昼くらいに出社し、のんびりとした社内でタバコを吹かしながら(フロア内でタバコなんていう姿も、今では絶対に考えられない)事務作業や数字計算に明け暮れる上司や先輩たち。そんな姿を見ながら、営業のイロハとはなんぞやということも教えていただいた古き良き思い出です。この頃はサービス残業しててもなんにも言われなかったしねぇ。

何年後からかは、上司から「休日出勤や深夜残業などやったら、やった分だけきちんと記録に残せ、でも三六協定にはひっかかるな」とか、先輩からは「馴染みの個人タクシーの運転手さんがいるから、一緒に乗っけてってやるよ、どうせタクシーチケットあるから」とか、そんなバブリーな時代の終焉をちらっと感じさせるときもあったりしていたり。今じゃ絶対無理ですよね。パワハラ、コンプラ違反、労使協定違反のトリプルコンボ。そんな会話を終電がなくなってから会社近くの飲み屋のチェーン店に入って朝まで飲んで、翌日は10時ころ出社したりとかした日もあったなあ。。。隣の部はまさに「不夜城」で、自宅に何日も帰っていない人とか何人もいたらしいしなぁ。。。

すっかり思い出話にふけってしまいました。一番いいのは、そんな祝日(春分の日)を、人間らしく英気を養うことができる日として過ごすことですよね。桜もすっかり咲き誇り、この週末はお花見にちょうどよい気候ではないでしょうか。たまには昔を思い出しながら、今の状況に思いを馳せる。まだまだ閉塞感のある日々は続きますが、なんとか元気だして毎日行きたいところですよね。はい。