ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

うつ病の報じられ方

大坂なおみ選手の報道のされ方に、違和感を感じました。スポーツ選手だってこころの調子を崩すことがあるはずなのに、一般の人とはちょっと違った報じられ方をされる。なんだかなぁ。。。

本日の駄文

あっという間に6月になりました。季節の経つのは早いですが、今年に関してはもっと早く季節が過ぎ去ってほしい。そう思います。例のスポーツ大会や、暗い病気のニュースから目をそむけたい私としては、つらい状態をはやく切り抜けたいと思っているところです。

うつ病の報じられ方

今朝テレビを見ていたら、大坂なおみ選手が全仏オープンを棄権するというニュースが目に留まりました。精神的に安定せず、少しコートからも離れたいとのことで、自身にうつ症状があることも併せて語られていました。

この話、少し前から私の中でも違和感を感じていて。全仏オープン1回戦後のプレスインタビューをキャンセルした彼女を、メディアは全方位から叩きました。(少なくとも、日本のメディアで彼女を擁護したニュースにはあまり触れることが出来ませんでした)精神的に弱い部分もあるんだから、インタビューに一度くらいでなくてもいいじゃないか。そう私は思っていただけに、世の中との考え方の違いがすっごく気になって。

ことスポーツの話では、このような話ってあんまり聞かないですよね。スポーツ=スポ根的な文化がまだ根強いからかもしれませんが、夏の炎天下での高校野球が風物詩になってたり、今度行われる予定の東京オリンピック(本当に、誰か開催中止にしてほしい)に絡む話でうつ病の話題とかって封印されてますよねぇ。スポーツ選手のみなさんって、われわれ一般人よりも何倍ものプレッシャーと戦い、それに打ち勝つことが必要なのにも関わらず、いわゆるメンタルに関してはあまり今まで論調がないことにも気づき、改めてはっとした次第です。

最近、世の中の皆さんはずいぶんう「うつ」に関して寛容になってきたと思っています。くしくも一日前、Little Glee Monsterの芹那さんが「双極性障害」「ADHD」で休養していることが発表され、こちらの論調は「心配」「早く良くなって」といった同調の声が多かったのに、今回の大坂なおみさんに関しては、「まだ甘い」「インタビューを受けるところまで含めてスポーツマン」等の精神論が多かった。一体何なんだろう、この違い…。

もちろん、今の時代での偏向報道の多さには辟易しているところはありますが…それでも。スポーツマンの皆さんへもメンタルに配慮した取材や記事を上げてほしいと切に願うところであります。こういったニュースを見聞きすると、本当に嫌な気分になって、自分も落ち込むことが多いのです。なんだかなぁ。。