ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

Plexチューナーは買った。で、何をどうする?

Plex製のTVチューナー。初心者泣かせなこの機種も、その筋の人には唯一無二の存在の国内メーカー製製品だったりします。いったいどんな順番でインストールを勧めていけばよいのか?ざらっと整理してみました。

本日の駄文

本格的な梅雨シーズンとなりましたね。でもちょっと雨、降りすぎじゃーないですか?熱海の土石流では大変な被害が出てしまっておりますし、平塚のあたりも水に浸かって大変だったと聞きます。これ以上大きな被害が出ませんように…。

Plexチューナーは買った。で、何をどうする?

わたしが先日購入したPlex製TVチューナー、PX-W3PE5。およびPX-W3U3 Ver2.0。(または後継品であるPX-W3U4。)これ、購入したらテレビがすぐに見れるか、というと初心者には大変に敷居が高い製品であることに変わりはありません。わたしも自称PC中上級者のくくりになるとは思いますが、あまりのインストール作業の大変さに何度挫折して挫けそうになったか。それくらい、大変な作業であることは間違い無いと思うのです。

で。脱初心者をめざす皆様も、いったい何をどこからどうやって手を付ければよいかわからないかと思います。そして、そのきっかけとなるべきページもなかなか見つからないのが現状かと思います。そんな貴方にむけた記事。ざっくり、何をインストールして何を使えば、どんなことができるのか。Google先生に聞くにしてもKEYWORDすらわからないような方のための一助となれば幸いです。

0.機器の接続(難易度:★☆)

まず、いまお持ちのPCとPlex製機器を接続するための方法です。PX-W3U4であれば、基本的にUSB接続できればそれでOKなので難しくは有りません。PX-W3PE5であれば、PCの内部、PCI-Expressスロットにボードを差し込む必要があります。この時点でPCを分解したことのない方にとってはハテナがいっぱいかもしれませんが…場所をとらないという点では内蔵ボードのほうがベター。でも小型PCやノートPCを利用する方にとっては、必然的にUSB接続タイプしか選択肢がないですね。

1.機器のドライバインストール(難易度:★★)

いずれの機器も、PCからハードウェアを認識させる必要があります。ドライバのインストールをする必要があります。(今はもうプラグアンドプレイの機器が多くなりましたが、そんな簡単なものはありません)とはいっても、ドライバはPlex社のサイトから簡単にダウンロードできますし、Windows10でも特段難しい作業は必要ないと思います。(わたしのように、過去の機器(PX-W3U3 Ver2.0)を利用してWindows10で運用仕様となると、ドライバインストールする際から結構厄介な作業が発生しますので、難易度:★★★☆くらいでしょうか…。もちろん、やってやれないことはないです。)

2.TVtestのインストール(難易度:★★★★★★★)

ここまではいわば序の口。ここからがようやく本番です。TVtestと言われる「テレビをリアルタイムに閲覧するためのソフト」をインストールします。が、このソフト自体もどこかに行けばまとまってダウンロードができるわけでもなく、かつ、このソフトを利用するためのドライバ(BonDriverといいます)も購入した機器によって変わってくるので、ご自分の環境に見合った、詳細に紐解かれた手順が書いてあるサイトは極端に少ないと思ってください。頼りになるのは、自分の経験、勘、そしていままで培ってきたPCに対する知識です。

TVtest自体もx86版とx64版があったり、それに対応するBonDriverもTVチューナーによって変わってきたり、設定ファイルであるiniファイルを個人の環境に合わせるために書き直したり、dllファイルをいろいろなところからかき集めたり…この作業、慣れない方にとっては本当に苦行で、かつ設定し終えたところで上手く動く保証はありません。(しかも、そんなときに誰かに何かを聞けるような窓口もない)このようなおっかない作業、貴方はそれでも先へ進みますか?はい、流石ですね、その意気です。なんとか1日~2日は諦めないこころを持って耐え、考え、設定しましょう。自ずと道は開ける、かも。

ちなみに。わたしは過去3回くらい環境づくりに精を出しましたが、過去2回はこのtvtestで見れる時点で満足してその先の設定をすることはありませんでした。それくらい、この設定は大変で、なにがエラーになるかわからなくて、めんどくさくて…。一度成功したら必ずこの時点でバックアップを取っておくことを推奨します。

3.EDCBのバックアップ(難易度:★★★★★★★★)

リアルタイムにPCでテレビが見れるようになったとて、この段階で満足しない人は多いハズ。何が何でも、自分が好きな番組をts抜きしたいはず。そうなるときに、予約を行うためのソフトがEDCBです。このソフトは、優れたインターフェースを持っていて番組表を簡単に参照することが可能、かつあいまい検索で自分の好きな番組を簡単にログが予約できるのが一番の特徴です。

このEDCBが利用できるようになるためには、TVtestでTVが視聴可能であることが一種の踏み絵みたいな条件になっているので、ここまでたどり着くのにも相当時間がかかっているはずです。さらにそこからなお設定を続け、自動的にEPG(電子番組表)が見えたときの自分の喜びと言ったら!さらに予約録画で録画できたときの喜びと言ったら!素直に嬉しいものです。いままでの苦労の甲斐があったというものです。(ひとつだけ注意する点があるとするならば、ts抜きすると、画像サイズがとんでもなくバカでかくなります。容量に余裕をもったHDDなどを事前に用意することを忘れずに)

4.その他(難易度:★★★★★★★★★~)

此処から先、たとえば別の部屋で別PCからテレビを見たければ「Spinel」や、Http経由でブラウザ越しにテレビを見たければ「EDCB Material WebUI」、ソフト経由で見たければ「TVRemotePlus」など、本当に派生した様々なソフトたちを活用することで、楽しみ方は無限大です。ts形式で録画した番組が容量が大きすぎるようでしたら「amatsukaze」というソフトを利用し、全自動でリサイズすることだって可能です。(それなりにマシンパワーを必要としますが)

ただ…これもその人その人ゴールが違うので、どこまでやったら終了なのか、どの程度のPCのスペックが必要なのか、(CPU性能やストレージ容量)本当に千差万別。加えて設定項目がバッチリあっていた(と思い込んでいる)としても、どこにミスが潜んでいるかわからない。それだけ難しく大変な設定のオンパレードなのですが、これを楽しみとしている人が一定数いらっしゃるのもまた事実です。

この深遠の世界に足を踏み入れてみる方、相当な覚悟を持って。でも設定項目自体を楽しめるような方であればたぶん至上の娯楽になるかと思います。私もまだ設定道半ばではございますが、一緒に設定される方、頑張りましょう。。。