ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

2021横浜市長選挙

昨日投票が行われた横浜市長選挙。今回選挙で選ばれた山中氏は本当にしっかりと市政を実施してほしいのですが、今回の選挙で自分なりに感じたことをつらつらと。

本日の駄文

この週末も、はっきりしないぐずついた天気でしたね。おかげさまで私の体調も絶不調、なんともすっきりしないまま倦怠感だけが重なる土日でした。熱はないけど、まるで熱がでているんじゃないかというような倦怠感。なんだろう、嫌だなぁ。

2021横浜市長選挙

そんななか、横浜市民である私も、だるい身体をおして投票所へ赴きました。それは横浜市長選挙に投票するためです。2021年8月に行われた横浜市長選挙ですが、菅首相が推していた小此木氏があっけなく破れ、立憲民主党推薦の山中氏がゼロ打ちで勝利したという、少し意外なものでした。少しこの選挙を私なりに振り返ってみます。

まず、小此木氏のボロ負けっぷりです。最初は小此木氏、山中市に加え、現職の林氏の三者が有力候補と報じられていましたが、早々に林氏の失速が報じられ、また小此木氏は菅総理の全面支援を取り付けるものの神奈川県の自民県連は自主投票となったあたりに自民党も一枚岩ではないことを露呈したなぁと感じました。菅政権ももはや政権末期症状ですから、この結果は納得を通り越して激しく腹落ちなのですが、それにしてもこの負けっぷりは、個人的には少し爽快感もありました。

対する山中氏。横浜市大の教授という肩書、選挙戦前半戦での不可解なパワハラ文書の説明も特に無く、むしろパワハラを事実として開きなおった上での選挙の快勝は、それはそれでうーん…と悩むところはあります。とはいえ、今回は反自民、反小此木に流れた票を取り込めたラッキーもあったのかな、と。立憲民主党というところが気に入りませんが、とりあえず今後の政権運営に関しては期待を込めて応援したいところです。

また、今回の選挙で気になった点が2つ。1つ目は、「ハマのドン」藤木幸夫氏が表舞台に堂々と出て山中氏を強烈にプッシュ、さらに菅氏に対する口撃までかますというなんとも豪快な感じを醸し出していたこと。いままでこの人そんなに表舞台で私みたことなかっただけに、その「俺ってエライ」感満載、ふてぶてした満載の万歳三唱はなんともいえない嫌な気持ちになりました。もうあんな人に周りは何言っても聞く耳持たないんだろうけど、フィクサーなりに表に出ないでおいたほうがかっこよかったのに…とかなり残念な感じでした。

もうひとつは明るい話題。今回の投票率は、横浜の首長選挙としては異例の高水準であろう49.05%。政治離れが叫ばれる今の世の中で、コロナ対策の無能さに市民が本気で行動した結果がここまで投票率を押し上げたのだと思います。仮に、あと10%投票率が低かったら小此木帝国、菅王国は盤石だったのかもしれませんが、まぁこれが阻止できただけでも嬉しい。事実として、菅氏の本当の地盤である横浜市港南区、西区、南区のあたりでも小此木氏よりも山中氏のほうが得票率が高かったことも、きちんと社会はまだ自浄作用があるんだ、ということもわかり、と少し気分が明るくなりました。

これから山中市政がどのように運営されていくのか、非常に気がかりではあります。ただ、個人的にもっと気になるのは国政。自民党の総裁選、その後に控える衆議院選。自民党にはびこる老害を排除し、きちんとした政治を取り戻すことができるのか。私が横浜市民だからかもしれませんが、この政局の潮目を早めにキャッチできたことは幸運かもしれません。さて、この国、これからどうなるんでしょう。。。