私のスマホ、メイン回線をahamoからpovo2.0に乗り換えました。結構癖のある乗り換え作業でしたが、月額料金はぐーんと抑えることができそうで満足です。
本日の駄文
今朝は早くから南武線が人身事故で大変だったようで、立川や登戸といった乗換駅は、某テーマパーク以上の大混雑だったようです。ズバリ密でしょう!緊急事態宣言開けて、出社を強いられている方も多いでしょう、こういうときは、本当にお気の毒さまです。。。決して無理をなさらぬよう…。
povo 2.0、使ってみた
私が利用していたモバイル回線は、docomoのオンライン専用ブランド、ahamoでした。切り替えたタイミングは、ahamoが申込可能になったその日、速攻で申し込みました。結果、私のスマホ料金は毎月3,000円~3,500円となっています。5分通話は無料とはいえ、私の場合は月数回5分以上通話する機会が多かったようです。(もっとも、このあたりはrakutenモバイルのrakuten link使えばよかったとも言えますが。
ただ。ここ最近のわたしの行動範囲を冷静に分析したところ、どうも月20GBも使わないことが多いことに気が付きました。ありがたいことにテレワークができている日が多く外出する機会が少ないし、外出したとて電車の中でyoutubeなんか聞く機会も少ないし。自分の場合は3GB/月だと足が出るかどうか、5GB/月あたりのプランがあればそれに飛びつくのですが…なかなかこのあたりが微妙なところで、携帯各社の思惑(すこしでも高いプランに誘導させたい)にまんまとはまっている自分です。
そこで。数週間、MNO、MVNO各社の料金プランについて結構勉強しました。以前契約したことのあるIIJやBiglbeはもちろんのこと、代表的なMVNOは一通り。ついでにahamoやLinemo、povoに関しても目を皿のようにして調べまくりました。で、今回私がパートナーに選んだ回線がpovo2.0です。
povo2.0を選んだ理由
私がpovo2.0を選んだ理由は、以下のとおりです。
- MNOの信頼できる回線を利用できること。
- まずは3GB/30日でトッピングすることを基本線とし、月末にギガが足りなくなったら追加で3GB/30日をトッピングすることで、結果的には一月あたりの料金が1,000円~2,000円で落ち着くであろうこと(を期待している)
- 万が一128kでの通信となったとて、私の生命線であるradikoが聞ける(であろうことを期待していたが、結果聞けませんでした。詳細後述。)
反対に、povo2.0を選ぶことをためらっていた理由と、それに対する自分の中での解決策です。
- 30日ごとに自分で「トッピング」をしなければ、まともに使えない。つまり面倒。でも別に四六時中スマホを握りしめている自分からすれば、なんの問題もなくトッピングできるだろうから、別にいいことにした。
- 通話料金が割高。(30秒/22円)通話をする機会はあるけれど、さすがにそれほど神経質になるくらい通話はしないはず。まぁLINEとか使えばよいか。5分通話したら220円ってのはさすがに高いけど、長電話するならサブ回線のrakuten link使えばいいし。
- au回線であること。自分のように中華端末をとっかえひっかえする機会が多い人間にとって、ガラパゴスの権化みたいなau回線はうまくつながるかどうかわからない。(中華端末はSoftbankと親和性が高く、docomoもわりとつながることが多い)でも、最近の中華端末は割とauのバンド対応していることも多くなってきたし、VoLTE対応させればそれなりに使えるだろうし、自分の今のメインスマホはSIMフリーのiPhoneだから、まぁいっか。
今回MNPするにあたって一番悩んだのが、Linemoでした。LINEに利用するデータ通信量はノーカウントっていうのはオトクだし、月額1,000円で回線を維持できるっていうのも問題ない。でも、最終的に気になったのは「3GBまで」というところ。流石に3GB/月を超えてしまう可能性がある私には、柔軟に利用する容量を調整できる回線のほうが良かったのでした。よって、(きちんとau回線が使えるかどうかという懸念はあるにせよ)povo2.0を契約してみることにしたのでした。いざゆけ、ヒトバシラー!!
切り替え作業
切り替え作業は、結構癖がありました。感覚的にですが、povo2.0のサイトは突貫工事で作られた印象が強く、かゆいところに手が届かない、よくいえば超シンプルなサイトだったので、必要な情報をたどっていくためには自分で検索していろいろと試してみる必要がありました。
以下、ahamoからpovo2.0へMNPした自分の備忘録です。ご参考になれば。
- ahamoでMNPの番号を取得。(問題なし)
- iPhoneにpovo2.0のアプリをインストール(問題なし)
- メールアドレスを入力し、ワンタイムパスワード認証。ここでつまづきました。自分が利用しているメールアドレスはgmail、メールソフトはsparkなのですが、送られてくるメールが、なぜか見れない。spark側の問題なのかもしれませんが、「本文なし」と表記されるpovoからのメールが届きます。ここで「ワンタイムパスワードを再送」して送られてくるメールは、きちんと見えました。一時が万事こんな状態なので、ちょっとイライラ。なんでなんだろう。
- 自分の運転免許証の写真を3枚。(表面、斜め上から、裏面)と、自分の顔(正面、左右に首を振って2枚)をデータ送信。
- 本人確認が終わり次第、simの発送手続き。
- simが宅急便コンパクトで到着。
- povo2.0アプリで「開通手続き」→この段階ではWi-Fi環境が必要
- iPhoneにSIMを挿入。…うんともすんとも言わない。説明書には、「iOSの14.x以上ではそのまま繋がります」って書いてあるのに!ここでの正解は、以前のdocomoで利用していた通信プロファイルを削除してあげることでした。(設定→一般→プロファイルとデバイス管理)これでようやっと繋がりました。ちなみにアンテナピクトは「povo」とでています。
ちょっとなー、ユーザーフレンドリーか、と言われるとそうでもないなぁ、いろいろ自分で調べることができる人向け、どちらかというと玄人向けといった感じを受けました。Androidだったらさらにapn設定も自分でやらなければつながらないし、果たしてその設定が正解かどうかを判断するのもすべて自己責任だしねぇ。
使い勝手
ahamoとpovo2.0。さっそくいつものお散歩コースを歩いてみました。わたしの持っているiPhoneは…やっぱり、さすがdocomoというべきか、電波の強さ自体はahamoのほうが概ね強かったです。povo2.0もつながることはつながるのですが、バリバリ5本!というシチュエーションはあんまりなかったような。
一番気になる、128k状態でradikoが使えるかどうかを確認してみました。結果…「使えません!」radikoの標準アプリを利用すると最初に認証が走るのですが、128kだと最初の画像読み込みに時間がかかってかかって、ろくにつながりません。radikoのアプリが画像満載だから動作が重いのも要因の一つですが…まったくもって残念です。ついでにradikkerも試してみましたが、こちらも「タイムアウト」で繋がりませんでした。本当に残念。
この状態から果たしてトッピング(データチャージ)ができるのか?半信半疑で試してみたところ、povo2.0アプリを立ち上げてからチャージするところまではすんなりうまくいきました。そして、3GBの高速データ通信も即時反映、radikoも先程までの激重状態から開放され、普通に使えるようになりました。(まぁ、これができてくれないと本当に困るんですけどね)
まとめ
月々の電話料金を、自分らしく支払いたい方には、povo2.0、おすすめです。まったく利用しなければ0円で回線を維持できるというのも強いし、povoのページを見ると、一部ガラホにもpovoは対応しているみたいですし。(そうなると、電話かけ放題のガラホが月々1,500円くらいで完成する、これも強い!)
ただ、こういった知識を持っている方が、自分でどうにか自己解決できるようでないと正直、povo2.0は辛いかもしれません。なんせ頼みの綱であるauショップを利用できないし、まだ利用しているユーザー数も少ないから情報も無いし。そういった意味では、玄人向けのMNO、というところが言えるかな、と。今なら初期手数料もゼロ円みたいなので、私のように気軽にMNPできる方は試してみるのもいいかもですよー。