ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

今年は手帳を買いませんでした

私は今年、手帳を買いませんでした。ぜーんぶスマホにクラウドで保存しているから。紙が懐かしく感じてしまいます。劇的に移ろうここ3年の私の手帳事情です。

本日の駄文

ここのところ寒い日が続いています。なかなか安定しなかったわたしのこころの調子も安定気味から若干の下降線を描いているような。コロナのマンボウもまた発令されそうだし、あんまりいいニュースないですねぇ。。。

今年は手帳を買いませんでした

今週のお題「手帳」

過去2,3年の手帳事情を振り返ってみると、だいぶ激動だったと思うのです。私をとりまく環境や仕事内容の変化に伴い、手帳についての考え方がだいぶ変わったといいますか…。年を経るにつれてのわたしの手帳事情を振り返りたいと思います。

2年前(2019年~2020年)

この頃働いていた場所は、あまりIT化が進んでいませんでした。昔ながらの行き先掲示板が存在していたり、内線電話がかならず一人一台割り振られていたり。いちおうIT企業の端くれであるはずの企業でしたので「グループの予定割り振りソフト」つまりサイボウズのようなものは存在していましたが、そこに予定を入れてくれるのはITリテラシーの高い人だけでした。

わたしもどちらというとITを信仰していませんでした(?)ので、かならず会社のPC上の予定表に予定を入れて、自分の持っている紙の手帳に転記していました。昔ながらの癖というか、いったん手を動かさないと予定が自分のものにならないような雰囲気あったんですよね。昔から書いて覚えるタイプの人間でしたからねぇ。

1年前(2020年~2021年)

そんな私ですが、こころを病んでしまって会社を休職します。ほぼ1年間の休職期間ですが、なにをやるでもなく、ただ毎日を漫然と過ごす生活。だから、予定の管理が必要だったのは週一で通っていた心療内科の時間を記憶するだけでした。仕事の予定も当然ゼロでしたから、紙の手帳も購入していたけれど、記載した形跡はなし。見事に2020年は真っ白な手帳となりました。あーあ。

現在(2021年~2022年)

いま働かせていただいているところは、ある程度IT環境が整っているところです。メールや情報共有はすべてクラウド。マイクロソフトさんとずぶずぶの関係になっているところなので、メールはOutlook、Officeは365、グループミーティングツールはTeamsと一通りのITリテラシーを持たないと仕事ができなくなりました。

そして世の中はコロナが猛威を奮っています。これが功を奏したかどうかは知りませんが、勤務先でもテレワークが常識となり、内線電話はなくなり、全員へ社用携帯の配布という(あまりありがたくない)状況がやってきました。そんなわけで、社内で打ち合わせの予定を入れようとするとOutlookの予定表を抑えることがルールになり、紙に打ち合わせ時間を転記する意味も、手帳を持ち歩く意味もなくなってしまいました。なんせ仕事の予定は手元の社用携帯ですべて見れてしまうんですから。

そんなわけで、今年。2022年を迎えるに当たり、いつもは手帳を買い求めていた年末恒例の儀式を今年は行いませんでした。自分の備忘録用のノートはいまでも肌見離さず持っていますが、そこに仕事の予定は書いてありません。その日何をやるか軽くメモをするだけでしょうか。。。いや、この3年位で隔世の感があります。

昔、このように手帳の内容をすべて「ザウルス」というPDAにメモしている上司がいました。手帳の代わりに広げたザウルスには、ザウルス用にカスタマイズされた日程調整ソフトが入っていたことを思い出します。あのときはさんざんザウルスを小馬鹿にしていた自分がいましたが…。あれから15年位。いまではクラウドにすべて予定を保存し、スマホで確認するという時代がやってきました。そのうち、紙の手帳も絶滅危惧種となってしまうんでしょうか。ちょっとさみしい気もしますが、でも、個人的には紙文化は無くなってほしくないなぁ、とは思っています。

ほぼ日手帳も数年使っていました。この手帳もやっぱり使いやすかったな。手帳然りといったサイズも好きでしたが、このA6サイズという大きさも秀逸だったと思います。