ヘ音記号のひとりごと

モノ多め、音多め。日々徒然なるままに生きていきたい。

ASUS AI Suite3の呪い

ASUSの謹製ソフト、AI Suite3。このおかげで、Core i7の性能が満足に引き出されないどころか、スペックダウンしてしまいました。控えめに言って、インストールしないことを強く推奨したいです。はぁ。(2022/9追記あり)

本日の駄文

サブPCを久しぶりに立ち上げました。艦これを回すため、いつものように七四式電子観測儀を更新しようと作者さんのサイトに行ってみると…なんと更新終了のお知らせが…!!!!!いままで何年もお世話になってきただけにショックも大きいですが、とりあえず作者様にはありがとうございましたとお伝えしたいです。なにで艦これ回そうか…。

ASUS AI Suite3の呪い

つい先日の私。仕事で嫌な出来事があり、散財しまして。つい先日Core i5-12400を購入したにもかかわらず、もう少し高みを目指したい、というわけのわからない論理から、なぜかCore i7-12700kを購入しました。なんとまぁ、自分でも無駄遣いやっているよなぁと思っています。購入してから気がついたのですが、Core I5よりもCore i7のほうがベンチマークスコアが2倍近く良いんですよね。だったら、今度こそ買い換える必要がない程度のCPUを準備しちゃえ!ということで、今回のCore i7を購入するに至ったわけです。

ちなみに。Cinebench R23のCore i5-12400のスコアはだいたい11500くらいでした。これ、大事です。テストに出ます。

Core i7-12700kではじめて回してみるものの

週末。早速Core i7のCPUがきました。私自身、はじめてのCore i7です。いままではCore i5だって高くって敬遠してきた人間が、こんな思い切ったことができてしまうということは、ストレスが相当に高かったんだなぁなんてひとりごちながら…

で。さっそくCPUを交換してからCinebench R23を回してみました。結果は…スコア、だいたい11600くらい。あれっ?話に聞いていたCore i7と違う。そもそもCPU温度だって60℃位をいったりきたりしているし、明らかに何かがおかしい。なにかが違う。よって、悩みました。最近流行りのAlderlake-SのCPU曲がり問題?とも思いましたが、そうでもなさそう。だいいち、そこまで発熱していない時点でCPUの性能を活かしきれていない気がします。。。

なぜ?いったいなぜ?そこからGoogle先生とにらめっこしました。悩んだところ、少しだけ尻尾を掴むことができました。それが、こちらのkakaku.comの書き込みです。

価格.com - 『i7 12700kとH670マザーとのトラブル』 マザーボードのクチコミ掲示板

私と同じように、Core i7 12700kとH670というまったく一緒の組み合わせでこの方もハマってしまっていたようです。ということは、わたしも同じではないか?そう思い、さっそくASUSの純正管理ソフト、AI Suiteの設定をのぞいてみたところ、あったー!インストールしただけでは省電力とパフォーマンスのバランス型になっていたようでした。これをパフォーマンス全振りしてみると…いままではまったく音を立てていなかったケースファン、簡易水冷のファンがものすごい勢いで回り始めました。あー、こんなことだったんだ。はぁ。

私の環境では、残念ながらCore i7-12700kを十分に冷やしきることができませんでした。あっというまにサーマルスロットリング(100℃)に到達したCPU、この状態でずっと回し続けるのは得策ではないと思って、少しずつチューニングをした結果、Cinebench R23で21000くらいまで出るようになりました。これでこそCore i7です。満足。

でもなあぁぁぁ。もう少し限界に挑戦したいなぁ。そう思って。AI Suite3を触っていたらなんだかおかしなことに。CPUのクロック(速度)が2.1MHzで固定されてしまう状態になってしまったのです。よって、フルパワーでCinebench回しても全く数値が出なくなってしまい、明らかにCore i5を利用していた頃からスペックダウン。ここからがAI Suite3の呪いの始まりでした。

ゾンビと化したAI Suite3。

とりあえず、明らかにおかしいAI Suite3をアンインストールしてみました。これでもとにるはず…あれ?まったく変わらない。アンインストールツールというのがASUSで配布されていたこともあるようですが、すでにASUSのそのスレッドは閉鎖されているようです。仕方なく、ゾンビとなっているサービスを一個づつ潰し、ASUSU関連のソフトをすべてアンインストールして復活するか?と思いましたが…これもダメ。

ここでもう半日以上ASUSのAI Suite3のお世話している私、ほとほと困り果ててしまいましました。もういいや、一回PCまっさらにするか。こんなときに限ってPCのバックアップも取っておらず、思い切ってPCの回復メニューからアプリを全部消してみました。ところが。恐ろしいことにASUSアプリはまだ存在し続け、狡猾にインストールを要求してきます。CPUの設定は残り続け、明らかにまだCore i7の速さはありません。ぐったり諦めた私は、本当にまっさらな状態からPCを最初からインストール作業を始めることにしたのでした。。。

まとめ

本当に、このソフトなんなんでしょう。AIがいろいろと気を遣ってOSの設定やBIOSの設定までしてくれるのは嬉しいことなのですが…。まったく自分の手の届かない部分まで勝手に設定してくれるおかげで、CPUの性能を引き出してくれなくなるなんて。さらに、アンインストールしても生き続けるなんて。

私にとっては本当に久しぶりのASUSマザーボードでしたが、この管理ソフトがある限り、ASUS製マザーボードは率直に言っておすすめできません。うーん、だからといってもう一回組むのも面倒くさいし…でもでも、将来的に考えるとやり直したほうが安定性も高まるだろうし…とんでもなく悩ましい。手元に残っている、ASUSのマザーとCore i7。どうしたものかしら…。

マザーボード単体としては、結構バランス取れてて組みやすいんです。ただ、ただ…。

その後(2022/9追記)

その後、ふたたびASUSのマザーボードを利用することになりまして。ビクビクしながらArmoury Crateをインストールしたところ…なんと、「AI Suite 3 Cleaner」という文字が!ようやく自浄作用が発揮された?ASUS?(ツール-個々のキットと進みます)

でも、よーくよくtimestampみると、2022/02/15Updatedと記載が。この記事を書いたときは、たまたまアンインストールが出来なかった時期だったのかしら?とりあえず、情報共有として上げときますねー。