そういえば、iPadを購入してから、どのように私がiPadを活用しているか全く生地にしていませんでした。とにかく、画面のおおきいiPadで大きく画面を映すことができるのが一番の負荷軽減です。
本日の駄文
今日から世間では夏休み、という方も多いのでしょうか。事務所に出社しなければならないこんな日ですが、朝の電車が少しだけ空いていたのはラッキーです。今週は、公私共にめっぽう忙しい一週間になりそうです。気力体力万全にして、なんとか元気に乗り切っていきたいですね。
iPadを利用した楽譜管理
以前、iPadを購入した話を書きました。
こんなコロナ禍とはいえ、吹奏楽団は活動を再開しているところが多いです。奇しくも昨日は、神奈川県の吹奏楽コンクール県大会(一般の部)。次の大会に進まれた金賞を取った皆様、おめでとうございます。それ以外の皆様も大変お疲れさまでした。
コンクールにiPadを持っている方はあまり見かけませんでしたが、それでも周りの音楽仲間たちはiPadを持っている人、じわじわと増殖中の感じです。私が購入したiPad Pro(12.9インチ)の使い勝手もすこぶる快調です。なにより、譜面を確認しなくても一瞬でほしい譜面にアクセスできるのは画期的。私の場合は、教本とか基礎練習とかぜーんぶiPadに突っ込んでいるので、練習時に「今日はシマンドルの教本とソロ曲集と持っていこうかなぁ…」とか悩むことがなくなりました。いつでもどこでもほしい楽譜にアクセスできるって、本当に素晴らしいです。
で。このiPadを利用した楽譜の管理ですが、私がどのようにやっているかをここで共有させていただければと思います。ITの知識がなくてもOK、アプリとクラウドストレージを使えば、あっという間に簡単に共有できますよ。
必要なもの
- お使いのiPhone
- 譜面を見る用のiPad
- 通信環境(WiFiでもテザリングでも可)
- クラウドストレージのアカウント(私の場合はBox使ってます)
- iPad用アプリとして「Piascore」。
- iPhone用アプリとして「Scannable」。
楽譜の採譜方法
私が採譜してる譜面って、結構たくさんあるんです。PDFでほぼすべてを採譜してますが、iPad上にはなるべくスッキリとした形で管理したい。そして使い終わった譜面も、できれば残しておきたいけれどiPad上には置いておきたくない。そんな思いから、
iPhoneからScannableで採譜 → Boxに保存 → Piascoreでダウンロード
という方法をとっています。Boxの自分のアカウントの容量も数GBありますし、すぐに容量溢れにならないはずなので、この方法をみなさんにご紹介したいですね。(Boxにご自身のアカウントでサインイン済みの前提です)
前編:iPhoneからScannableを利用して画面を取り込む
大多数の方はPiascoreで直接画面をキャプチャして取り込んでいるかと思います。それはそれで全く問題ないのですが、iPad Pro(12.9インチ)って、デカい・重い・持ちにくい じゃないですか。だので、私の場合は譜面が配られたら、まずiPhoneでScannableを利用して譜面を取り込んでいます。
- iPhoneでScannableを起動
- 楽譜を床や机の上に置き、取り込み(複数ページの楽譜は、これを繰り返す。)
- 楽譜が1枚だけの場合は、保存形式をPDFに変更する
- アプリのチェックボタン(レ点)をタップ
- 「Scannableの文章」と書いてある部分をタップし、適宜楽譜の名前に変更
- 「送信」→「共有」と進み、Boxをタップ(Boxが出てこない場合は、一番右の「その他」メニューの中に入っているBoxをタップ
- 保存するフォルダを選択して、「保存」をタップ
ここまでで、まずはScannableを利用してBoxへPDFファイル化した楽譜を保存できました。ね、意外と簡単でしょ?Scannableはとてもとても優秀で、楽譜の白い部分をきちんと読み取って、歪みを修正した上できちんとした楽譜に取り込んでくれます。たまにもとの譜面がよれてると、歪んだ形で取り込まれるので(五線譜がグニャリと曲がった気持ち悪い譜面になったりしますので)、できればA4サイズやそれに近しい形にしたものを読み込ませるのがGoodです。
また、譜面を読み込ませるとき、どうしても自分のiPhoneの影が出来てしまうケースがあります。こういった気を遣うことが多いため、私はiPadではなくiPhoneを利用して譜面を撮影している理由があったりします。できるだけ、譜面の取り込みは明るい場所で行うようにすると、きれいに仕上がります。
後編:BoxのPDF楽譜をPiascoreに取り込む
きれいに仕上がり、Boxに保存してあるPDF譜面をご自身のiPadに取り込みます。1にも2にもやっぱり譜面ソフト単体としてはPiascoreが優秀で使いやすいかな、というのがiPadを数回使った自分の感想です。このソフトがAndroid版で提供されない限りは、iPad Pro(12.9)の譜面閲覧が一番はかどると思います。これは間違いない。
で、iPadをBoxに接続しなければならないので、ここではiPadがインターネットにつながっている必要があります。セルラーモデルだったら問題ないですし、仮にWiFiモデルだとしてもiPhoneからのテザリング(設定→Wi-Fi→インターネット共有 で、ご自身のお名前が着いてあるiPhoneが出てくると思います)を利用して上げる必要がありますのでご留意の程を。
- Piascoreを起動し、「楽譜の入手」をタップ
- 「クラウド」をタップ
- 「ストレージの選択」でBoxをタップ
もしBoxが出てこなければ、「ストレージの追加」をタップし、「Box」をタップし、ご自身のメールアドレスとパスワードを入力する - さきほどご自身で譜面を保存したBoxフォルダにアクセスし、先程のPDF譜面を選択
- 「すべての譜面」の中に、さきほどご自身で取り込んだ譜面が出てきたら完成です!
こうやって、だいたい演奏会(2つか3つ)の譜面をすべて取り込んだら、あとは「セットリスト」をタップし、「2022年度定期演奏会」とか「2022年度納涼花火大会」とか、ご自身のセットリストで曲順を順番に並べてあげれば完了です。ここまでしてあげると、「えーっと次の曲はなんだっけなぁ…」とか、「次の演奏会で利用しなければならない曲の譜面忘れてきちゃった!」という心配はなくなります。はっきり言って、チョー便利です。
譜面を読むのは、どのサイズがいいか問題。
iPadで譜面を読むときに悩むのは、やはり「どのサイズが一番良いか」問題だと思います。わたしも労力とお金を使っていろいろと試してみましたが、これはもう単純に「iPad Pro(12.9)>>>iPad Pro(11.0)>iPad Air≒iPad無印」ですね。ここは譲れません。
単純に、通常のiPadを利用して譜面が見えないこともないのです。が、私のように老眼が進んできた自覚のある方は、やっぱり細かすぎると譜面が読めない。これ、思った以上に致命傷なんですよねぇ。iPadの譜面送りを足で行うようなギアもありますが、とりあえず今のところはPiascore上でスワイプor画面右側をタップすることで譜面送り出来ますし、それで困ったことはあまりありませんので、まずはご自身で試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、iPadを利用した譜面活用術についてお送りしました。iPad自体も値上がり傾向が続いているので、万人向けか、といわれるとなかなか微妙なところでありますが、利便性は確実に向上しますし、日々の悩み事も減ります。iPad Proをそんなにポーンと購入できない私のような方は、やっぱりAmazonやAppleのアウトレットがオススメです。正直セルラーモデルでなくても十分テザリングで使えますし、指紋or顔なんてどちらでも大丈夫です。ブルジョアな方は迷うこと無く容量ミニマムのiPad Proを購入いただければ、とてもとても幸せな音楽Lifeを送ることが出来ますよ。貴方も、ぜひ。
とはいっても、12.9インチの新品だと軽く15万超えますね…私が購入した中古価格は、約半額でした(アウトレット品)だったので、やっぱりラッキーだったんだろうなぁ、と思います。こういう品は、ほしいときが買い時なんだなぁ、と常々思います。